概要
僕はその青いサファイアの指輪をいつか君に買うのだと強く心に決めていた。
主人公の和樹は大学生時代に香奈子に一目惚れして、付き合い始めた。
仲の良い二人だったが、就職活動や卒業研究の忙しさの中ですれ違い、別れてしまう。
「婚約指輪は青いサファイアを買ってあげたい」いつの日か二人で出会った、綺麗な指輪。そのイメージは、和樹の心の中にずっとあった。
別れても香奈子のことを思い続ける和樹。
恋人同士の運命のつながりと、切ない現実を味わってもらえたら嬉しいです。
☆エブリスタ 三行から参加できる超・妄想コンテスト第104回「赤」参加作品
仲の良い二人だったが、就職活動や卒業研究の忙しさの中ですれ違い、別れてしまう。
「婚約指輪は青いサファイアを買ってあげたい」いつの日か二人で出会った、綺麗な指輪。そのイメージは、和樹の心の中にずっとあった。
別れても香奈子のことを思い続ける和樹。
恋人同士の運命のつながりと、切ない現実を味わってもらえたら嬉しいです。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!コランダムのような彼女
タイトルを見た瞬間『コランダム』を想像した。
コランダムというのは酸化アルミニウム (Al₂O₃) の結晶からなる鉱物のことだ。
混入する金属イオンによって色が変わる。クロムなら赤いルビーに、鉄やチタンなら青色のサファイアとなる。
澄んだブルーの凛とした静けさを持つ香奈子は、サファイアの似合う女性だった。そんな彼女のことが和樹は好きだった。
彼を残して彼女は東京へ。都会は彼女を変えた。青から赤へ。
ルビーは「赤を含まない単色光下でさえ赤く光る」という性質を持つ。赤以外の色を吸収して、そのエネルギーを赤色の光で再放出するのだ。
ルビー色に染まった彼女と和樹は、これからどんな風…続きを読む