夜門シヨ

月と太陽の神話の地、オクシタニアへようこそ！ ここでは手付かずの雄大な自然と、豊富な森の幸、ここでしか見ることのできない植物、北国の可愛らしいモフモフの狼たちがあなたをお待ちして…

音と、俺と、サルのおもちゃと。

高校のクラスメイトがランドセルを背負っていた。 ツインテールの彼女によく似合う、真っ赤なランドセルだ。

今日こそはと覚悟を決めた日だったのに、自殺未遂に居合わせた。 可愛くなりたい可愛い篠田と、タイミングを失った僕の放課後の話。 来世は絶対。

声の出ない少年、マルクスは逃げ場として使っていた廃墟で声帯と出会う。 歌うために体を貸して欲しいという声帯の要求を飲んだマルクスは、人々の賞賛を受けて次第に歌う喜びに目覚めていく。

創作お題スロット（https://slot-maker.com/slot/5294/）様より。 「桜の下で冷えたコーヒーをすすりながらあなたを赦した」で書きました。

大正二年。潮風が捲き上る黒海の地、福岡・生の松原で、奇術師の一色天介はある日、後藤祥馬という少年に出会う。どうやら彼は「人の未来が視える」らしい。 この出会いが引き起こすのは、究…

獣人は満月の夜に獣化する。 狼の獣人に生まれた少女セリアルカは、満月の夜になるとモッフモフつやっつやの銀色の狼になってしまう。 とある事情から獣人であることを隠して生きてきたけれ…

ひょんなことから人助けをしてしまった渡理裕也は、その日から裏社会から命を狙われるハメになってしまった。そんな彼を助けるのは彼の暗殺を依頼されてはずのアサシン兼喫茶のマスターだった…

ある日、九重摂は百貨店の屋上で美少女と遭遇する。それは同じクラスの八木洋花であり、九重の憧れ的存在だった。そんな彼女が九重に「今夜十二時に楠ヶ丘神社に来て欲しい」と言う。 そこで…

人でなし：人情の欠落した人、酷薄な人、冷酷非道な人、という意味で用いられる表現。人ならば誰しもが持ち合わせていると言い得るような優しさや思いやりの心を持ち合わせていないかのように…

　彼らは『猫』と称される。 　闇の世界で使いっ走りとして生きるエンは、先輩猫のクウに噛みつきながら、退屈な日々を送っていた。 　そんなある日、彼らのきな臭い日常に異変が起きる。 …

　仙人を養成する朱学院に通う紅蘭は、雨乞いのために龍を呼ぶことを命じられる。龍の鱗を使い龍を呼ぼうとする紅蘭だが、龍たちは応えてくれない。そんな紅蘭に朱学院を経営する伽藍仙人は西…

何時の世も、人が在る限り不思議というのは廃れることがない。 時は昭和34年１月。 呪術師、神林稲子は旧友の下田芙美子に相談を持ちかけられた。日女（ひめ）村へ嫁ぐのだが、その地に…

南風蒼は気まぐれに、クラスメイトの穂坂小路をいじめてみようと思った。 小路はパシリで、鈍くて、阿呆だからちょうど良い。 しかし、二人の関係は別の方向へ着地する。 かわいげのない…

【thx! 1,000pv】 立派な魔女となるべく、女しかいない全寮制の魔法学校・魔女の園で魔法を勉強しているアナスタシア。しかし、必修でもある「箒で空を飛ぶ」ことができずにいた…

ニアーダ王家に代々仕える武家の名門・キューアン家に生まれたシシーバ。 国王陛下に命を救われ、キューアン家の使用人となった「青い目」の孤児バライシュ。 ふたりはかつて親友であり、兄…

――男は本物の物書きになりたかった。 そんな男の前に現れる双子の青年。 『お前には最後の役割をあげよう』 青年達から渡されたのは真っ白い原稿用紙の束 《――さぁ、お前の最後…

あらゆる時や世界は今や破滅の危機を辿っている。 混乱に惑う時と世界のため、一人の少女が異世界を行き来する。 秩序と均衡のため、彼女――ノエル・バルドーは逆向きの懐中時計を用いて異…

霧と常夜の区域、『暗都』。 鬼が住まう特区であるその街に、布施下外彦（ふせした・とつひこ）と降姫（ふるひめ）は足を踏み入れる。 『鬼の欠片』を取り込み、ほとんど鬼と化してしまった…

青年、笹塚星彦は死にたがりである。 少女、吉良織姫は殺したがりである。 二人が出会ったとき、世界が見るのは夢か、現か。

たまらず声をかけると、彼はくはっと渇いた笑いをこぼした。 「おれ、そんな優しいヤツじゃないよ？」 その言葉が、彼の優等生たらしめるパッケージをビリビリと引き裂いていく。 僕ら…

姿形は人間と大差ない、神様はどこにでもいる。ただ、あなたが気づいてないだけ―― 神様大国である日本。八百万の神々が人間社会に溶け込んで暮らしている。 それを知る人は神を信仰する…

千年王国が滅ぶ時、そこには死の女神ウィヌシュカの姿があった。 断罪の天秤が導くままに、彼女は殺戮を繰り返す。 「お前たちは滅ぶのだ。神の慈悲なく、何の理由もなく──」 しかし…

『深い森の奥の奥、白兎を追いかけて辿り着いたその国は不思議な、不思議な、不思議の国。迷い込んだ客人は「アリス」と呼ばれ、老若男女問わず、誰でもそうお呼びいたします。』 そんなチラ…

時は江戸。貧しい農家の娘、タカは数えで十となる頃に奉公に出され、見知らぬ町の小さな旅籠で飯盛女として働くことになる。 数年後、幼馴染の栄助が彼女を探しにやって来た。ようやく見つけ…

幽霊も不思議も、僕にとっては些細な日常。 地味で目立たない、勉強も運動も普通。特技といえば「幽霊を視ること」。 そんな僕、山田太一の家族もまた霊感が強い。中でも姉の真麻江は人と霊…

無宗教の青年が突然ファンタジー世界にトリップさせられます。 ケモミミ少年少女はロマンだと信じています！ 最近はやりの異世界トリップ物ですが俺つえーをやるつもりも女子ハーレムを作…

魔族が支配する国、リアヴァレト。その第一皇女であるデファンスにはある悩み事があった。 それは、魔王の娘であるのに自分に力がないこと。そして、周りには従順で優秀な自分の執事、ロドル…

村から追い出され、森で一人暮らしているルチア。 ある日、彼女が暮らしている森の小屋の戸を叩く少年が現れた。 彼の名前はロシェ。 これは、人に見捨てられた者の物語である。

2021年3月10日にカドカワBOOKSより書籍版発売。 https://kadokawabooks.jp/product/hainomachi/322011000277.htm…

時は二十一世紀。時代の代表は二つ。 まずひとつ。一周回って到来した犯罪抑止の懸賞制度。“賞金稼ぎ”と“賞金首”。 もうひとつ。幼き日に誰もが夢を見た“空を自由に飛べる翼”。 世…

とあるI県のとある田舎町、そこにひっそりと古びたコンビニがあった。飲料や食料、雑貨に雑誌。普通と変わらないコンビニ店"カクリヨ"そこには、ただ一つ普通じゃないものが売られていて……

女の子は砂糖やはちみつ、あまいお菓子でできている。恋して溶けてひとつになって、そんな恋物語を夢見てる。 コーヒー×角砂糖の恋のお話。

16世紀半ばのヨーロッパ。 ひょんなことから名前を失くした魔法使いは、自分には視えない妖精を引き連れ旅をする。殺された最愛の師匠の仇を討つため、告発した十三番目の弟子を捕らえるた…

僕は旅に出た。 荷物はなるべく少なめに、なるべく遠く遠くに行こうと。 名前を失くした魔法使いはある目的をもってある場所を目指す。 十六世紀イギリス これは彼と彼女の出会いまでの物…

黒い髪に青い瞳の有明菫は、その容姿のせいか異質なものをみるような視線にさらされていた。そのせいか、菫は人の視線が透明な刃となってみえるようになり……。

　幼馴染の柊と春陽。 　保育園の年長にあがったばかりの彼らには、熱中していることがあって…… 　正反対だけどずっと一緒にいたふたりの、甘酸っぱくてちょっと切ない、日常の一ページ。…

大正浪漫風の愛憎劇。耽美的な恋の物語。 秀才で美男と名高かった月岡貿易の跡取り・咲良。 肺病に侵されたことですべてを失った彼のもとへ、婚約を解消したばかりの華族令嬢・真唯子が会…

上箕島市のアーケード街にある、仕出し屋『リコルドパスト』。そこは依頼人の記憶を店主の水淵正史（みずふちただし）が能力で読み取り、思い出の品を再現するという不思議な店だった。 今回…

幼い頃から大切に守ってきたはずの世界は、一瞬にして消え去ってしまった。 ある日、絶望する青年の前に現れた不思議な少女はこう言った。 「その命、わたしに預けてみませんか？」 ひ…

とある時代。 世界はあるウイルスに支配されていた。 そのウイルスによって引き起こされる病気により両親を失った少年、ヴェルトは、母の死を前に自分の手で世界中からウイルスを消し去り、…

過去が見える少年と未来が見える少女の物語。双子の二人は力を合わせて様々な人の悩みを解決していきます。

異能を持ち合わせたために、親近者を死に至らしめてしまっていた二人が出会い、寄り添っていた。 そんな闇を抱えた二人が行き着いた場所は、物語のキャラクターになりきり、生死を掛けた冒…

1990年、スイレーンタウン、消滅。 それは14年が経過した現在も、解明されていない怪事件。 高校1年生の拓真は、幼なじみの伊織と平和な日常を送っていた。だが、ある日2人は、"…

【あらすじ】 　２０××年、日本。 　巷では全国で発生する連続不審死事件が話題になっていた。 　しかし、そんなことは盛岡勇希(ﾓﾘｵｶ ﾕｳｷ)にはどうでも良い。何故なら、彼は今…

泣いて笑って、死にかけて。 ちょっとした秘密を抱えた僕は、毎日をそれなりに過ごしていた。 大学生になって、一人暮らしをして、きっとあっという間に、社会に出ていく。 それで良か…

夢に敗れた僕、泉 仁志は胡散臭いおっさんの昌平にスカウトされて「自殺監視人」という職につく。それは字からわかるように自殺する可能性のあるものの一時監視という内容の仕事だった。いろ…

　両親が離婚した。これを機に、由美子は妹の真子と団地で新生活を始める。 　が、 　部屋の中を転がるボール。 　部屋を徘徊する黒い影。 　部屋に散らばる謎の原稿。 …

運命は決められている。 主人公、思井草太は気がついたとき見知らぬ部屋にいた。古い床、古書の香り。どこまで突き抜けているのか、わからないほど遠く、暗い天井。 その部屋に、埋もれるよ…