概要

「青はそうなれないから」と、彼は優しさを諦めた。
たまらず声をかけると、彼はくはっと渇いた笑いをこぼした。
「おれ、そんな優しいヤツじゃないよ?」
その言葉が、彼の優等生たらしめるパッケージをビリビリと引き裂いていく。


僕らの青春時代は底抜けに明るく楽しいものではなくて、ただ虚しさと痛みと歪みがはびこっている。そんな冷たい毒にはまらないよう「青春病」の手を振り払って戦うしかないんだ。
  • 完結済2
  • 11,223文字
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