死に変わる者というキーワードに惹かれ、最新話まで一気読みしてしまいました。
死ぬ寸前で謎の男と出会ったことから主人公の運命が動き始めるのですが、多面的な要素がつまっている作品だと思います。過去と現在をつなぐ謎、アクションというジャンルであることから窺える今後のバトル展開(あくまでも私的予想ですが)、ニート青年の成長物語の片鱗も感じさせられ、また、ホラーとして楽しめそうな一面も……これからどうなっていくのか気になって「早く続きを!」という気持ちにさせられます。
まだ序盤ですが物語が進むテンポが速く、読む人を飽きさせない作品だと思います。それでいて、主人公の心境の変化に全く唐突感がないのは、簡潔かつ丁寧な描写によるものでしょう。
またひとつ、更新を追っていきたい作品に出会えて嬉しいです。
なんとなくタイトルに惹かれ、読みました。
プロローグの「可哀想な君達を、僕が救ってあげよう」という言葉はストレス社会に負けそうなっている、一度は負けてしまった私には凄く魅力的で、早速1話から読んだのですが・・・
あらすじ通り、いきなり主人公の勇希が自殺しようとする話になっており、驚きました。
自殺しようとしたところ、助けてくれた?謎の男ソバ。おお、助かったのかと安心したのは束の間。ソバも自殺志願者で、勇希を助けてわけじゃなく自分のためという発言にはさらに驚き、予想外すぎて笑ってしまいました。
人を喰らう化け物「死に変わる者」が出てきたシーンはその化け物のおぞましさがしっかり描かれており、想像しやすく、鳥肌が立ちました(現実にいなくてよかった・・・!)。
勇希が自殺しようとしたのは仕組まれていたことという話があり、一気に怪しいものが漂い、先の展開が気になります。一体、どうなっていくんだ・・・。なんだか、予想しても予想外の展開が待ち受けていそうで続きが楽しみです。
それぞれの話の文字数は読みやすい数になっており、文章自体もすらすらと読める内容です。小説が苦手、という人にも読みやすいんじゃないでしょうか。