田所米子

ここは静岡県沼津市。お茶農家の香爽園《こうそうえん》の跡取り夫婦はご近所で評判の仲良しカップル。二人は今日も周りに見守られてのんびりまったり暮らしています。 【登場人物】 ★向…

五胡十六国時代、燕国でひとりの将軍が武名を馳せていた。彼の名は、馮安。時の燕帝に重く任ぜられるも、ゆえにこそ国難に大いに翻弄された。その苦悩と、懊悩の果てにかれが見たものは。

美優《みゆ》は中学三年生。クラスの優等生で、両親は期待してくれている。素直な美優はそれに応えようと一生懸命真面目に過ごしているけれど、ただひとつだけ、クラスメートの陸《りく》に片…

小学生男子２人が、殺人事件の容疑者として指名手配された叔父の残された暗号を解いて、助ける手立てを探すのが─── 小学生最後の夏休みに起きた、奇妙で不気味な事件。 黄鱗さん主催の…

美しい髪しか好きになれないという、特殊な嗜好を持つ僕。 誰にも秘密で密かに探し求めていたら、ついに現れたんだ――理想の髪の持ち主が。 けれどその彼女、高尾舞から意外な提案をされ…

アリツェは子爵令嬢。田舎の平和な領地で父と弟と平和に暮らしている。王都では国王とその弟が王位を巡って対立していると聞いたが、アリツェの生活にはさして関係がなかった。 ある日のこと…

東瑞希はイケメンな女子。 でもそれがコンプレックスで、とあるアイドルのファンだということすら親友にも言えない。 だけど秘密の想いを抱える中、最推しメンバーにそっくりな男子に出会…

正史「三國志」には裴松之先生が多種多様な書物からの記述を引き、異説を紹介しています。あわせてご自身のコメントも併記なさるのですが、これがまた雑音悪句、罵詈雑言。さぁ、裴松之先生の…

《毒》×《グルメ》×《薬》×《後宮》×《がんばるヒロイン》！ ２０万ＰＶ突破！ いつもお読みいただき、ありがとうございます！ ドラドラふらっと♭にてコミカライズ 連載始動！ ニコ…

ここは静岡県沼津市。向日葵（地元民の妻）と椿（京都出身の夫）は仲良し夫婦。椿は今日も向日葵とその家族に見守られのんびり暮らしております。 ↑という設定だけおぼえておいてくだされば…

波間丿乀斎が五胡十六国周り以外でお話を書いた時用の格納庫です。

殺人が趣味と化した親友と五人目の被害者となった、近所の女の子の死体を埋めにいく男の話。 黄鱗きいろさん主催の死体埋めアンソロジー『密葬』に寄稿した作品です。

【2023年3月魔法のiらんど大賞2022年特別賞受賞/数万字レベルの大幅改稿の上2023年10月25日メディアワークス文庫様より発売】 ネヴィレッタは魔法騎士の家系に生まれたが…

夫も死に、孫は独立してしまい、さみしくなった私。新しい生きがいを求めてシルバー体操教室のボランティア活動を始めようとするけど、ひょっとして私も老人？

人は笑うことで健康になる。それに気付いた大統領は、ある計画を思い付く。

店番を任されている僕は近所の小学生たちの襲来によって平和な生活を脅かされていた。どうしてこんなことに笑いを求められてしまうんや。関西人がみんなおもろいと思ったら間違いやで。 ※語…

引っ越してきたばかりの僕にとって散歩はちょっとした冒険だ。近所を歩くだけだといって侮るなかれ。運命の出会い、それは第六感で嗅ぎつけたおいしい香り。

多くの竜と暮らしていた国・ヤズダ神聖王国はヴィオリア帝国に滅ぼされ、生き残ったヤズダの民は竜たちと引き離されて帝国に強制移住させられた。 それから13年、14歳になったヤズダの民…

KACの第一回のお題『二刀流』について話す、先輩と私の話。

こちら静岡県沼津市。西高東低の乾燥した快晴が続く中、冷たい雨は時々降るかも？な今日この頃。茶畑を休んでみかん収穫を手伝う季節の到来です！　お茶農家の娘で農閑期は何でも屋をしている…

荘子を雑に、テキトーに、まったり読んでくやつです。「読んで、感想を言うだけ」です。本気で感想ノートですが、割と訳も交えないときつそうなので微妙に訳もしてます。原文約250文字区切…

中世欧風異世界ファンタジー。『塔の上のレイヴン』シリーズ本編。 第一部『魔犬と少年』：アイホルム大公家の公子クルトは、〈影の王〉の生贄に選ばれた。女大公ティアナはクルトをグレイヴ…

韓非子のうち岩波文庫四分冊のうち第一分冊ぶんを雑に通読しました。原文約250文字区切りでお送りします。

甘いものが大嫌いな佐東は、バレンタインなんてイベントには全く興味がない。 しかし店長に頼まれて買ってきたスタッフ用のチョコの中に、何やらおかしなものが紛れ込んでいて……？ …

「描いてください、せんせい、わたしのことを」 はつ雪の便りをつれて古民家の宿に訪れたのは《裸婦画》だけを描く画家だった。 一重の瞳に潤んだ紅の唇、白練の和服を纏った綺麗な女流画家…

隔日１２：００更新。 十八史略に基づき、南宋の滅亡まで追っていこうというやつです。

つばきくんとひまわりちゃんシリーズの番外編SSのようなものですが、前後のつながりはまったくないので、これだけ読んでも「ああ、静岡県民は雪が降って嬉しかったんだなあ」というのが伝わ…

時を渡り、永遠の命を生きる、少女と死神。 大反響の幻想譚がカクヨムにて大幅試し読み連載開始！ ＜ＳＴＯＲＹ＞ 死は平等である。富める者にも貧しき者にも。だが時に異形となる哀れ…

カクヨムWeb小説短編賞2021【短編小説部門】 　　　☆短編賞☆を受賞致しました　読み切りでコミカライズします！ （満月の晩に泉にいるのは鶴ばかり） それは誰もが幼い頃から繰…

関西出身の夫と静岡出身の妻がこたつで赤いきつねを食べながら二人が出会った関西での学生時代の回想をする話です。 ※例の夫婦をイメージしたSSで、「赤いきつね」「緑のたぬき」幸せし…

ここは静岡県沼津市、高台に茶畑が広がる地域。製茶工場のひとつ「香爽園」の跡取り夫婦、椿と向日葵はご近所で評判の仲良しカップル。二人の日常は笑顔と自然に囲まれていて毎日とても平和で…

波間丿乀斉が思ったことなんかを取り留めもなくまとめておきます。

向日葵は茶畑広がるのどかな静岡県に住んでいる。半年前京都の私大を卒業して家業を継ぐために戻ってきたのだ。大好きな地元、信頼できる家族、大事な製茶工場。向日葵は基本的に満足して暮ら…

弥（いや）はるかなる　古代（いにしえ）は いまだ天地の　境なき 羊水（マウィド）の野原　鹿脂（カルシ）の天 架空の東欧、あるいはユーラシア風民族叙事詩です。 いずれこのアッティ…

地球全体が汚染された近未来。人類は、地球再生に尽力する上層階級と、スラムで貧困に喘ぐ下層階級に分かれていた。下層出身のマリアは、上層階級の夫婦の代理母に立候補することで未来を切り…

「今晩あたり、狐が降るかとおもって」 工場に勤めて漫然と日常を過ごす《僕》は、寂れた峠にひとりたたずむ女を見掛けて、おもわず声を掛ける。 彼女はひとつに結わえた髪を揺らし、振りか…

魏呉蜀三国を滅ぼし、ひとときは天下を統べさえした晋の国。しかし晋は胡族の侵略を受け南に逃亡。そして遂に、その地においても滅びんとしていた。南北朝時代の幕開けを、ライトに追います。…

27世紀の月ドーム都市。銀河連合軍基地に勤務するミッキーは、古いロボットを拾った。かつて地球人が『分身』として月へ送ったもののようだが――。ペンション・ホテル『月うさぎ』に戻ると…

27世紀の月都市。『月うさぎ』は、安藤夫人と12人の子ども達が経営するペンション・ホテル。五番目に養女として迎えられた、智恵（ともえ）の事情。全三話。 『REINCARNATI…

いちどは中原を支配し、天下に王手をかけたかに思えた王、苻堅。しかしかれの王国は淝水の一敗により、瓦解した。淝水以後、北魏太武帝拓跋燾の即位までを追います。 ※ゆるふわ中原戦記１…

27世紀の月都市。『月うさぎ』は、安藤夫人と12人の子ども達が経営するペンション・ホテル。小さなホテルで起こる騒動記。全四話。 『REINCARNATION』シリーズのスピン・…

決して有名ではない各地の歴史・民話を題材にした、短編集です。南半球・海洋編。全1０話（解説付き）。 アフリカ、東南アジア、オセアニア、南米より （個人サイト『The Spir…

食べることが大好きなぽっちゃりマシュマロ男子、南アサヒ。 一ヶ月ほど前、彼のクラスには絶世の美青年、北大路トワが転入してきた。 皆となかなか打ち解けられない様子の北大路だが、南…

エレミヤは力を欲していた。母を守る力を。民族の誇りを、信仰を守る力を。 でもエレミヤは無力な少数民族の少年だ。救いを求めて手を伸ばすことすらためらわれた。 しかしある時そんなエレ…

トントンカラリ、トンカラリ―― その音が出会わせたのは、至上の美を紡ぐ傷だらけの指先。 傷付けることを恐れて、それでも翼を広げて翔けた……ここにいる、と伝えるために。

彼女と喧嘩した夜、俺の部屋に不思議なモノが現れた。 それは、一頭のアザラシ。 え？ 何でアザラシ？ アザラシがどうして自分の家にいるんだ？ 全く心当たりはないけれども、この…

《月葬》それはなにも遺さない葬式だ。だから廃れた。 けれどもわたしは今宵、双子の姉を月に葬る。姉を愛するがゆえに。 「ね、ふたりだけのお葬式をはじめようか、姉さん」 わたしに…

偏屈で面倒臭い兄のせいでなかなか結婚が決まらないレギーナ。つい先日も同盟国の侯爵との婚約が破談になってとても落ち込んでいた。 そんなある日のこと、兄妹のもとに敵国の王子ロビンが訪…

儒教思想の根本とも言える孔子、及び高弟たちの言行集「論語」。当作ではそいつを雑に、ページ辺り1000文字くらいで掲載しています。

好色な主君に弄ばれ、捨てられたひとりの若侍。失意に打ちひしがれた彼は、江戸の裏路地で奇妙な南蛮器に出会う……。