概要
そんなある日のこと、兄妹のもとに敵国の王子ロビンが訪れる。彼はなんとレギーナと結婚したいというのだ。きっと何か政治的な重い事情があるんだわ……と思いつつも、政略結婚でもいいから顔と性格のいいイケメンと結婚したいレギーナは快諾するつもりだったが――
「貴様のような軟弱な男に大事な妹をやれるか!! 俺に勝ってからでないとこの結婚は認めん!!」
ええ~~~~!?!?? 勘弁してよお兄様~~~~!!!!!
婚約者である王子VS兄である騎士(実質結婚したい妹VS結婚を阻止したい兄)が、今、幕を開ける――?
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!レギーナ、あなたの力が必要よ!!
これから読む方には、ぜひ最後まで通して読むことをおすすめします。
序盤、というか前半は、兄のせいでなかなか嫁にいけないレギーナとその周辺のドタバタ、ロビンを迎えて七転八倒、を通じてナスフ家の面々の人となりが描かれます。
いやー、ロビンったらどうしてそんなにレギーナにこだわるの?と正直疑問だったんですが、後半でロビンを取り巻く事情がみえてきます。
危機に晒されることで明らかになるそれぞれの本音、大事なもののためにまとまっていくさまが見事でした。
読み終えるころにはみんな好きになりました。かなうなら続きが読みたいです。レギーナの成長と、ロビンが幸せなところが見られたらうれしい。 - ★★★ Excellent!!!求む! 帝国最強の騎士(兄)に打ち勝ち、私と結婚してくれる殿方!!
レギーナは、ヘイヴァーン侯ナフス家の長女。
立派な殿方との婚姻を待ち望む十七歳。
もちろん、名家ですからお見合い話もたくさん来るわけです。
本人も、お見合いをするわけです。
ですが。
ことごとく、破談。
原因は明確。
……お兄ちゃんです。
お兄ちゃんの目にかなう男がいないからです。
「お前なんぞに、うちの妹をやれるかっ!! 帰れ、帰れぃ!」と、追い出すからです。
このままでは、結婚できない。一生独身かも。周囲はどんどん婚約していくのに、私は一生「おめでとう」と言ってもらえないのだわ。「おめでとう」という立場なんだわ、と悩むレギーナの前に登場したのは……。
正真正銘の王子様。ロビンです。…続きを読む - ★★★ Excellent!!!愛は困難を超えられるか
ヘイヴァーン侯ナフス家の長女、レギーナは何度も縁談を断られている。
原因は兄、アーノルドが妹を溺愛するあまり、相手の男に「いちゃもん」をつけるからだ。つまり兄の極度のシスコンのせいでレギーナは結婚できない。
もう後がないと、最後の見合い相手に選ばれたのは微妙な関係のパランデ王国第二王子、ロビン。
裏で渦巻く政治的思惑をよそに、レギーナはロビンに思いを寄せる。
だがそこに立ちはだかるのは、やはり兄、アーノルド!
「貴様のような軟弱な男に大事な妹をやれるか!! 俺に勝ってからでないとこの結婚は認めん!!」
結婚させたくない兄VS結婚したい妹、軍配はどちらに?
兄妹の争いが国…続きを読む