まず、キャラクターがとても素敵です。天真爛漫な令嬢、アリツェ。でも18歳にもなった最近では、周りが自分に「天真爛漫」を期待していることを察し、わざとそう振る舞っているところもある……。
そんな彼女が一人で泣くための「避難場所」、一年を通して花咲く温室を舞台に物語が進んでいきます。
ひょんなことから出会った恋の相手は、庭師の作業着に身を包んでいても、どこか高貴な美青年。彼の一挙一動に、アリツェと一緒にドキドキしてしまいます。
二人が引き離されてからエンディングまでの期間には、それとは別種のドキドキが。三話完結なので、みなさん是非彼の正体を確かめてみてください。