ひとしずくの鯨

事件が生まれる

恋愛とは、想いが強いほど、かえってうまくいかぬもの。いちずな２人の恋の行方は？

『歌は世につれ、世は歌につれ』との言葉がある。世界が滅ぶということは、ゴルバチョフによるソ連解体後、絵空事に過ぎなかった。しかし、

その裏で、 S N Sや配信といったものが主とならざるを得ない現在の人間の姿があぶりだされて行く。

なんて想いながら読み進めると、そもそも楽しい本作が、一層、楽しめる？

特に史料が充分でない古代では。というか、魏志倭人伝しかないからね。

ひっくり返ったら、起き上がれない、最弱、かつ、キャラ的には最強の技を持つカナコ。しかし、ヒロイン枠を争うライバルも強力なキャラを持っているようであり

お後は本編にて！

大正の色とりどりが繊細に描かれ、その時代の気分を香らせれば、3人の青春も、より一層……。

　そんな貴方に向けた作品です。是非、お楽しみください。 　あえて妹属性と言うのは、この２人は厳密にいえば、妹ではないからである。そして、おなじみの光属性や火属性などのように、本作で…続きを読む

孤独な少女アネット。苦境に追い込まれ、その頼るは自身の人形作りの知識と才能。助力者と歩むその先に待つは？　お後は読んでのお楽しみ！

オチはご自身の目で確かめて！

　本作は子供視点で語られる。いつしか、読者は子供として、見て、感じて、考える。大人になって忘れてしまったり縁遠くなってしまった、自分の外の世界の不穏さやそれがもたらす恐怖を想い出す…続きを読む

　起きている出来事は、なかなかハードである。そこを、鬼神具という、不可思議な愉快な仲間たち（兼武器）と共に戦い、乗り越える。そんな主人公たちに貴方も首ったけ！　サメー。

　扱うは、始皇帝や劉邦（漢の始祖）、また秦から漢への移り行き。項羽もこの後、出るのかな？　 　 史料に拠るといっても、堅苦しくはない。小説やマンガなどで知ることの多い歴史上の人物で…続きを読む

　あるいは、ツンツン天使がいつデレを見せてくれるのかなと期待しつつ読むも良し。 　ところで、本書では、旅にどれだけの日数やお金がかかるかを真面目に考えている。レビュワーも歴史小説…続きを読む

　１夜明けたら、という言葉はあるが、本作はまさに１話明けたらである。 　２話で、あれっと驚く。そして、その余韻が残る中、謎を追うことになる。通常なら２話から初めても良いところだが、…続きを読む

　作品の冒頭、作者の気合いがにじみ出るのは嫌いではない。それほどに冒頭は大事である。しかし、本作は異なる。気負い込む必要も無いほどに、ということなのか？　作者には確かに予感というも…続きを読む

笑撃というは、ひとえに尋常でなき笑いへの、作者の土岐さんのこだわりゆえ。

衝撃というは、主人公の土岐さんが浮かばれるとなると、いろいろと影響が出そうゆえ。

なので、先が楽しみ！

私は以前よりホラーというのは、もっと大勢に受け入れられて良いと想って来た。というのは、恐怖とは、他の感情とまことに混じり合いやすく、そこにて千変万化する陰影や色彩を映し出し、それを…続きを読む

モブの栄達への道はやはり厳しいのだろうか？　巨大ロボまで暴れているぞ！

　幼馴染みであり親友と言って良い２人の少女。ただ１方は天人地姫という特異な存在であり、１方は普通の少女と、決しておさまりがいい関係ではない。その２人が、前者の宿命の旅に連れだって赴…続きを読む

　幽霊船とネクロマンシーという新旧の幻想を、物語の中で見事に結びつけた構成も際立つ。 　ところで、主人公のマルロは子供である。前作、『アイラと神のコンパス』でもそうであったが、作…続きを読む

いっそのこと、フェナを主人公にしたら、などというのはレビュワーの願望！

　色々あって、かなり鬱屈した主人公。筋金入りと言って良い。理由がある。そもそも、この主人公は同様の設定の姉妹作『Zero-Sum Game supported by TGX』では、…続きを読む

想わずクスりとする。そんな作品をお求めの貴方に。

悲しみや苦しみはつれづれにして、そう容易には去りがたく。

夢追い人の背中をそっと押してくれる、そんな話。

言葉の連なりに過ぎないものでこそ色づく２人の世界。貴方もトリコに。

いよいよワールドカップ。これを読んで気分を盛り上げて臨むのもいいね。 サッカーにはあまり興味がないという歴史ファンなら、とりあえず６、７話を読むのもありかな。そこから、さかのぼっ…続きを読む

内容の重さに負けずに最後まで読み進めたならば･･････たとえば、苦いブラックコーヒーでこそ、極上の甘みを味わえるとしたら。

可笑しいだけでなく、うっとり！

苦悩はエンタメたりえるのか？　そんなことを想わせる作品です。 ドストエフスキーと映画「ジョーカー」の間にある作品ともいえます。 注：過去編(Season Y　Phase1)への…続きを読む

その先に何が待つのか？　それは、読んでのお楽しみ！

ウクライナ戦争と円の強烈な下落が想起させる時代は、昭和、特にその前半である。そこでの男と女の歴史に、北陸の旅情も交えてつづられる本作。是非、おすすめしたい作品である。

ここにありますよ！ ホラーというと、ともすると、読者を限定するものと思われがちだが。 実は恐怖というのは、他の感情とことのほか混ざりやすく、そこにて様々な陰影を形作り、格別なる…続きを読む

大胆に漢語を導入したその美麗な世界にひたるも良し。これから展開されるであろう幻想絵巻に酔いしれるも良し。

スキルや（S級などの）ランク、ダンジョン、これらはファンタジー小説ではおなじみであり、時に基本設定でさえあったりするのだが。本作にては、これを絶妙にストーリーの展開に絡ませている。…続きを読む