概要
そんな時、地球にヒーローが現れる。次元を超えて平行世界より現れた異世界人。時を渡り出現した侍。宇宙より飛来したプラズマ生命体。100万人の志願者から選ばれた女性隊員。そして、運命が選んだ男。
ヒーローによって蹂躙される侵略者の中で一人の男が目覚める。その男、拓磨はヒーローたちと切磋琢磨しつつ、もう一つの地球を支配する世界帝国の総統を目指すことになるが……。
世界を救う戦いの裏側で起きるもう一つの戦い。戦闘員の奮闘と成り上がりを描くSFヒーローアクション。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!メディアミックス展開もできそうな完成度
かつて、戦隊ヒーローと怪人たちとの闘いに、胸をときめかせたことのある、全ての大人と子供にオススメの作品です。
読めばヒーローたちと怪人との闘いの映像が思い浮かぶ描写力。
戦隊もののテンプレのようで実はそうでない、何重にも捻りの効いた設定。
しかも悪役側が主役だという、通好みのダークヒーロー展開。
このまま小説の枠内に納めておくのがもったいない作品。
コミカライズ、アニメ、特撮実写版、アドベンチャーゲームやバトルアクションゲームでもなんでもできそう。
ヒーローと怪人のキャラが多いから、スポンサーにつく玩具メーカーも大喜び。
フィギュアやキャラグッズもいけるでしょう。
KADOK…続きを読む - ★★★ Excellent!!!そこのけ俺はつかむ 命がけで希望を!
いあいあ。クトゥルフ系コズミックでシュールなホラーな作品が印象的なニャルさまさんによる『昭和の仮面ライダーと令和の戦隊の要素のいいとこどりをした』混沌の〝なりあがり〟ストーリーであります。
主人公・彗佐拓磨のコンテキストは昭和ライダーみあふれていて素直に応援できるし、相対するカオスイレギュラーズにもそれぞれの想いがあってわやくちゃにぶちかましてくる。君はどちらを応援する?
読めば読むほど、作中の特撮らしさにニヤニヤできます。
キャラクターたちや敵(いや、主人公からしてみれば味方ではあるんですが、同時に倒すべき敵でもある、ショッカーのような?)の異海将校たちのネーミングセンスが俊逸で「作者…続きを読む - ★★★ Excellent!!!真新しい作風なのに、どこか昔を思い出すような作品
あらすじに目を通してみて、僕はまずこう考えました。
「(いい意味で)とんでもない作品が生まれたなぁ」と。
僕はSFというものにあまり触れてこなかった人間ですので、そこまでご立派な感想は書けませんが...
簡潔に言えばこの作品は、主人公がとある悪の帝国の一戦闘員で、そんな彼がひょんなことからとある計画に巻き込まれていく、といった内容です。僕も幼少期は戦隊ヒーローに憧れた1少年だったので、巨大ロボットが登場したシーンなんかはついその頃のことを思い出しました。
独特すぎる世界観。しかしながら読んでいても全く胃もたれすることなく、むしろ読者の心を鷲掴みにするかのような文章力。これらがこ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!タイトルに偽りなしの成り上がり物語!
少年の夢がたくさん詰まった玩具箱のような作品です。
主人公は本来の地球の支配を目論む、平行世界から来た世界帝国の一兵卒に過ぎません。しかし、立ちはだかる正義のヒーロー達との戦闘に生き延び、自我を取り戻し、自分がヒーロー達と戦う意義を見出します。
立ちはだかる五人のヒーローは巨大な力を要しています。それに対抗するため、主人公は帝国兵を率いる異海将校(アウターマン)の地位を目指し、それぞれの将校が持つ様々な能力を得ようとするのですが…。
過不足ない描写で、ストレスを感じることなくスルスルと世界観に没入できます。戦闘シーンも目の前で繰り広げられているような臨場感があります。
五人のヒーロー…続きを読む - ★★★ Excellent!!!たぶんあなたも読み始めれば、ラストが気になって止まらなくなる。
【ラストを想像するとワクワクが止まりません】
ふとしたことで洗脳から解け、自我を取り戻した悪の組織の戦闘員。彼は世界を救うために、(世界を掌握しつつある)その組織の総帥になることを目指します。
総帥になるために必要なのは、皮肉なことに「世界を守るヒーロー戦隊(五名構成)」との対決です。圧倒的戦力差に惨敗しつつも、運と機転で生き残って成果を上げて、組織にちょっとずつ強くしてもらう──という感じです。まだ先は長そうなので今のところは、ですが。
【特にここが良い①】
文字通りの雑魚キャラが、ちゃんとルールに従って強くなっていくのが良いです。
実は潜在能力があるとか、特別な個体能力があるとか、…続きを読む