たぶんあなたも読み始めれば、ラストが気になって止まらなくなる。

【ラストを想像するとワクワクが止まりません】
ふとしたことで洗脳から解け、自我を取り戻した悪の組織の戦闘員。彼は世界を救うために、(世界を掌握しつつある)その組織の総帥になることを目指します。

総帥になるために必要なのは、皮肉なことに「世界を守るヒーロー戦隊(五名構成)」との対決です。圧倒的戦力差に惨敗しつつも、運と機転で生き残って成果を上げて、組織にちょっとずつ強くしてもらう──という感じです。まだ先は長そうなので今のところは、ですが。

【特にここが良い①】
文字通りの雑魚キャラが、ちゃんとルールに従って強くなっていくのが良いです。

実は潜在能力があるとか、特別な個体能力があるとか、そういうのがなく、おまそれ雑魚キャラやないやん……という失望がありません。そして強くなってもヒーロー側のチート能力には太刀打ちできないあたり、安心感に似たなにかを感じます。そんな簡単に勝てたらつまらないですしね?

【特にここが良い②】
いずれ悪の組織、おそらくヒーローたちとの決戦も待っていることでしょう。明確な物語の着地点があるので、(実際にそこに着地するかは別にして)その結末をワクワクしながら読むことができます。

注目&期待の一作。おすすめです。

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