ずっと読ませていただいていますが、ほぼ一行で様々なジャンルの恐怖を手軽に味わえます。次はどんな話が……と時間を忘れて読み進めてしまうのが、読者にとったら恐怖なのでは?
ここにありますよ!ホラーというと、ともすると、読者を限定するものと思われがちだが。実は恐怖というのは、他の感情とことのほか混ざりやすく、そこにて様々な陰影を形作り、格別なる興趣を味合わせてくれるものでもある。それが良く分かる逸品集。
ルナールとか飯田茂実とか一言小説は幾つか前例もありますが、この作品はどのアイデアも冴えていて面白いですね。
一行で起承転結。何より、こんなに沢山のアイデアが、浮かぶなんて……そっちの方が怖い。
タイトル通り、本当に一行のお話ばかりなのに、どれもじわっと怖いのがすごいです。ここまで凝縮された恐怖はなかなかないと思います。
短い文章の中にこれでもかという情報量が感じられます。実話怪談風からファンタジーまでバリエーションも豊富でとんでもない満足感を得られました。
たった一言であるはずなのに、その中に凝縮された異常性を数少ない言葉だけで表すセンスは非常に素晴らしいです。
一言という限られた情報の中で何を伝えるか。また何を伝えないと怖くなるのか、そういった情報の取捨選択が見事だと思います!サクサク読み続けられるのもとても良いです!時間を忘れて読んでしまいます!
読み手にゾワっとさせて想像させる。サクッと手軽に読めるのも良いですね。
短いのでささっと読めます。が、最後でゾクッとしたりヒヤッとしたりが待ち構えています。ライトホラーなので怖いもの苦手な方でも割と読めると思います。こういうホラー好きです。
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