髭鯨

カクヨムWeb小説短編賞2019中間選考突破！ 中村さんは勉強家で、色んなことに詳しい。相対性理論から占星術まで、さまざまな知識をつまみ食いしている。 今日の話題は欧州史。昔々…

太古の昔、一人の少年が、少女と出会った。 全ては、そこから始まった。 ※コメディではありません。SF要素もありません。ファンタジーでもありません。しいて言えば、おとぎ話です。 …

　世界を終焉へ導く『空の割れ目』を塞ぐため、救世主たる『適合者』に選ばれたクラスメイトの高橋さん。 　他のみんなが「ヒーロー誕生だ」と騒ぎ立てる中、僕だけは知っていた。『適合者』…

とある国で生まれた死人を生き返らせる兵器が漂着したと聞き、調査のため、切り立った崖に囲まれた昼間でも薄暗い海辺の田舎を訪れた学者の口述筆記。陰惨な村人たちの語りは、潮のように渦巻…

人を殺したいと思う「私」の欲求。 その欲を求める物語。 ※注意 本作品はフィクションです。実際の個人及び団体とは一切関係ありません。

　もう使われていない旧校舎。幽霊が出る、という噂がある。そんな旧校舎と、今でも使っている校舎とを結ぶ、長い渡り廊下。そこに、長い黒髪の魅力的な、美しい女性が佇んでいた。 （カク…

偏見と差別を愛するすべての人たちへ。 ※作中で田中さんが不快に思う描写があります。

大学2年の辻元拓也は先輩からの強引な誘いで、初めてソーシャルゲーム、 いわゆるソシャゲを始める事になった。 始めは軽いつもりだった彼は、次第にその魅力にハマって行く。 そんな…

ある日ゾンビが現れて、パンデミックが起こったけれど、世界は終わってくれなかった。 連綿と続く日常の中、母親がゾンビになっても泣かなかった高校生の「僕」は、罪滅ぼしに「僕」と十…

　特殊能力があふれる近未来。 　 　ショウは、献体試験で食いつなぐ低能力者だ。 　そんな彼の前に、サヤと名乗る少女が現れた。 　 「あなたの力を貸してほしい」 　少女は廃人とな…

　【心理学ドラマ 第3章】 　昨年ワシントン大学 心理学科を卒業した高村 香澄は、2015年9月から正式に同校の大学院へ進学することが決定する。その近況報告をするため、親友のジ…

学者さん、あんたお若いのになんだって、こんな話なんか聞きたがる？ まぁ、うちの村は養蚕が盛んだったからねぇ。つまらんだろうが、俺でよけりゃ話しましょう。蚕と、うちで採れる絹糸の話…

【2018年4月28日　KADOKAWAより発売】 　上原蒼は日曜日になると、海辺の病院へ行く。初鹿野ハルカと駒木沙也に会うためだ。ハルカはもう半年以上その病院に入院しつづけて…

夢セラピーが流行する中、悪質業者による健康被害を摘発するため新人捜査官の私は先輩と問題の店に向かう。 カクヨム3周年記念選手権 KAC7 『最高の目覚め』参加作品。

『カクヨム3周年記念選手権～Kakuyomu 3rd Anniversary Championship～』KAC7参加用です。 彼がいなくなる夢ばかり見る「俺」。でも大丈夫。彼…

デジャヴ──はじめての筈なのに、前にも経験したことがあるような気がする。 夢の中ということを理解しているそれは、彼が無意識に必要としているものだった。 現実とは明確に区別されてい…

「機体が揺れ、もう何度目か数えもしなくなった墜落が始まる。傾く視界も、身体にかかる重力も、警報の音も同じだ。 僕たちの搭乗する333便はエンジンの不調からコントロールを失い、三分…

「私は最後の３分間を喰らう天使だ」 駅前で財布を落とした白い髪の奇妙な男は、そう名乗った。 そして『俺』は、自身に降りかかる恐ろしい運命と、それから逃れるための、たった一つの手段…

カクヨム3周年記念選手権　6日目

『カクヨム3周年記念選手権～Kakuyomu 3rd Anniversary Championship～』参加用です。 人魚がいる世界のルールの話。

教会の地下深くに封印され、十三年毎に移送され、厳重に接触を禁じられる少女“ロザリー”とそのルールに纏わる記録。scpみたいな感じです。ホラーよりSFのが近いかもしれない。簡単に読…

カクヨム3周年記念選手権　4日目

私立冷泉学院高校の女王、生徒会長細川真理愛。 眉目秀麗な彼女は両親の権力を笠に着て、高校を改革する。 廃部を宣告された美術部にいた中山ダヴィッド定嗣は、同じく廃部を宣告された新聞…

あなたとわたしが、何通も書き続けた手紙の思い出。 そこに秘められたわたしの思い。 この手紙が届く頃に、わたしはあたなのもとへ向かいます。

ヨウコが付き合ってきた男たちは、すべてカナコに奪われてきた。 彼女は今、そのカナコを前にして、甘ったるいコーヒーを飲んでいる。 何故、二人は共にいるのか？　ヨウコはそれを許すの…

現実の日本とそっくりだけど、魔法が広く普及している２０１７年の日本。 僕はある日、坂本先輩から「無限の魔力を生み出す装置」であるグリモアエンジンを見せられた。

　夏休み直前のある夜だった。 　小学六年生の手島修一（てじましゅういち）は、ミニサイズの黒羊を呼び出してしまう。 　ラルサと名乗る羊は、修一に課題を言い渡す。 　百万字を書いて…

巨大な龍が上空を周回し続けている世界で、20年ぶりに龍が東京を通過する日。「私」は来るはずがない友人を待つ。「俺」はこんな日に犯罪者になろうとしている。「僕」は曽祖父の猟銃を持っ…

復活した魔王は魔法学園で青春するのが目標。だがそこへ自称魔王の娘や勇者の息子、かつての敵や仲間が現れ様々なトラブルが彼を襲う。挙句の果てには偽魔王まで！？果たして彼は無事正体を隠…

いつしか婆さんの家に転がり込んだ、曰くつきの猫。 「冬は寒いからな。駄目猫の真似だってしてやるさ」とかなんとか。 ある冬の夜、静かに暮す一人と一匹に不穏な影が差す―― ※　「…

時は大正十年（1921年）。東京府の高等女学校に通う文学少女の澄子は、没落する家の再興のために成金御曹司との望まぬ縁談を強いられていた。そんなある日、旧校舎の機械室を占拠して怪し…

「最初の１体」は、2016年6月、 南米ブラジル北東部のアマゾン川流域都市・マナウスで見つかった。 死傷者527名――CNNのインタビューに応じた、顔面に重傷を負った生存者はこう…

ある日、東京の真ん中に出現した直径およそ５００ｍの真円の門は、現実とは異なる異世界――超越領域へと通じる門だった。

　六面立体パズル(ルービックキューブ)が得意な社蓄おじさんは、突然交差点に飛び出した犬を救うためトラックに轢かれ、異世界転生することになる。 　転生する異世界では立体パズルが魔法…

１９９４年の初夏。大学院生の橘川と立花は学術調査の名目で伊豆諸島の小島を訪れた。 日子島――領有されて八十年になるこの離島には、今も人が寄り付かない。 固有の生物相を持つこの島は…

夜を舞台にしたホラー作品の短編集です。 ※本作はマグネット、アルファポリスでも掲載しております。

〈黒犬〉――ブラックドッグ。 それは人の憂鬱から生まれ宿主を支配し、他者の心を喰らう事で成長する怪物。 〈黒犬〉討滅機関に所属する〈死神〉――グリム・リーパーは、ある日、奇妙な…

デビュー以降、飛ぶ鳥を落とす勢いで人気作家となった俺は、言葉の魔術師とまで言われていた。 しかし、満足は、人を留める。 だから、五十の音を一つずつ減らしてゆき、どこまで小説が書け…

『このライトノベルがすごい！2019』（宝島社 刊）で、史上初のダブル１位を獲得！　※文庫部門【新作・総合】 第24回電撃小説大賞でもっとも「ぶっ飛んでる」と言われた傑作冒険ファ…

松村秋穂は苦しんでいた。 終わらない就職活動、家族との摩擦、拭えない孤独、依存する自分――。 誰もが抱える些細で、深刻な苦痛があった。 何もかもが億劫に感じられる。終わればいい…

書籍化決定しました！ 2023年8月2日発売。税込1980円です。書き下ろしエピソードも複数あり。 よろしくお願いいたします！ また６月19日夕方より「書籍化記念特別編」と題し…

僕が片腕のない兄とふたりで暮らすこの谷底の町は、製鉄業で成り立っていて、数百年前から何も変わらないほど穏やかで、時々化け物が紛れ込む。 今年の文化祭にうちの大学の文芸部で配る冊…

ほんの少しだけ未来の話。 ある時、松村は仕事をAIに奪われ、会社を不当解雇される。新しい仕事を探す松村だったが、就職するためにはAIよりも優秀であると遺伝子的に証明する必要があ…

初めてのご利用ですか？ こちらは、大変重苦しく暗い話を揃えております。 耐性の無い御方だと、気分が悪くなることもあるかもしれません。 ご利用の場合は自己責任でお願いします。 …

怪談蒐集家が集めた怪談を週１回紹介します。 怪談レポート ｂｏｔ（Twitter）はこちら↓ @jB4Pdz2DDyEHTR4

横浜の住宅街で発見された、体中に無数の欠損を持つ外国人女性に端を発し、致死性の未知の病が、人々の間に人知を超えた恐るべき速度で広がっていく。 さらに日本各地で頭部の潰れた遺体が同…

ショートショート

エッセイって何なんでしょうね。 一つテーマを決めて、それについて何か書きます。 毎週土曜日21時更新予定。 話と話の間に繋がりはほとんどないので、気になるものだけでも読んでっ…

「最後の五分間のコンテスト」が楽しそうなので「ボクも参加したい！」と意気込んで書いてみました*:.｡☆..｡.(´∀｀人)。 「夏だからホラーがいいかなぁ……」なんて思いながら…