墜落までの三分間または永遠

作者 木古おうみ

85

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★★★ Excellent!!!

とにかく明るい時と暗い時、過去と現在の対比が面白いです。
サクッと読めるのに、いつまでも考えていられるような良い意味での後味の悪さ。個人的には、主人公が無気力から抜け出て行くのが好きなのですが、それと同時に人はどんな環境でもやがて順応していくんだなあ……と考えさせられたりもします。もう一度書きます。面白いです。

★★★ Excellent!!!

迫りくる死を前に人々は何を願うのでしょうか。もしも最後の瞬間が繰り返されるとしたら。三分が永遠になる。かもしれない。

目前の死に、それでも過去から学び、少しでも状況を変えようとする彼らの姿勢が眩しかったです。時間と、それから生死について、深く考えさせられる良作です。

★★★ Excellent!!!

すごくオーミ先生な世界でした。救いの無いような,希望が遥かに垣間見えるような,でもやっぱり絶望的で,メルヘンチックなホラー。地獄のような輪廻の中で秒刻みに死の恐怖が近づいてくる中,残りわずかな時間でも正気と命をドブに捨てることは人間としての本能が許さない。
333回の責め苦の後で待ち受けるものは正気か狂気か,それは読者の想像次第です。