飛行機、という非日常

いつも疑問に思っていた。

ただの交通手段なのに、なぜ飛行機は特別なのだろう、と。どんなに長くても半日程度なのに、グレードやラウンジに執着するのはなぜなのだろう、と。毎日の通勤電車のほうが圧倒的に重要な問題のはずだ。

だが、この小篇を読んで、ひょっとするとと思った。飛行機という非日常ーどこから来てどこにいくにしてもーは、自分にとってなにかかけがえのない舞台になるかもしれない、と。

そして、乗り合わせた人々こそが、代えられない登場人物になるのだとしたらーそれは重大すぎるファクターだ。

来月海外に行く予定がある。せめて、ループしないことを祈る。


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