飛行機、という非日常
- ★★ Very Good!!
いつも疑問に思っていた。
ただの交通手段なのに、なぜ飛行機は特別なのだろう、と。どんなに長くても半日程度なのに、グレードやラウンジに執着するのはなぜなのだろう、と。毎日の通勤電車のほうが圧倒的に重要な問題のはずだ。
だが、この小篇を読んで、ひょっとするとと思った。飛行機という非日常ーどこから来てどこにいくにしてもーは、自分にとってなにかかけがえのない舞台になるかもしれない、と。
そして、乗り合わせた人々こそが、代えられない登場人物になるのだとしたらーそれは重大すぎるファクターだ。
来月海外に行く予定がある。せめて、ループしないことを祈る。