完結?それとも…

言われたように生きるだけの存在と、自分で生きることを選ぶ存在の二種類がいるなら、あなたはどちらでありたいと思いますか?

という問いかけをする作品。

わたしは都会育ちなのでこの環境そのものにはなじみがないのですが、
それでもこの閉塞感はよくわかります。

「人々が同じように生きる町」は、わたしにはとある疑念を生むのです。
それは、有名な「シミュレーション仮説」というもので、実はこの世界がコンピューターによるシミュレーションなのでは、という。割り振られたリソースが少ないモブというプログラムがある…みたいなね。
社会はそれでもいいのですが。

ちなみに、最後の一文がとても考えさせられました。

これは、どういう意味なのだろう、と。解釈はいろいろあると思いますが、主人公にはぜひとも町から旅立って欲しいです。