今のところ前後編のショートストーリーが4篇投稿されていて、どれも夜に主人公のもとで不可思議な現象が起きる話なのですが、何が起きるのかは後編になってみないと分かりません。なかなか現れない彼氏。恐い噂のある池。謎の館。ホラ話が大好きな友人。夜に起きることは悪いことなのか、良いことなのか、その目で確かめてみましょう。
暗い夜、その闇の中に見えないはずの何者かが立ち現れるホラー短編集。このジャンルは描写を支える文章力が生命線ですが、その点巧みなのでしっかり感情を揺さぶってくれます。
動きや景観の描写がすんなり入って来て鳥肌立ちながら読み進めゾクッとするけど同時に切なくて綺麗な作品達だと思います。子供の頃通学路の小川の森が怖くてでも惹かれて...な事も思い出し読めて良かったです!