古博かん

縦書きでしたためられた画面上のリズムの良さと、 十七音の持つ軽やかな響きと、 その向こうに広がる情景がまさに「夏」です。 縦書きの良さをしみじみ実感します。 凝縮した言葉のセンス…続きを読む

昨今、言葉遊びのように耳にするようになったSDGs。 そういっておけば、何でも免罪符のようになりがちだけれど、 実際に何をするの？ どうやったらいいの？ そんな疑問は拭えません。…続きを読む

手作りのクマのぬいぐるみ作家、きさらさんと命を吹き込まれた個性豊かなぬいぐるみ（時々リアル動物）たちが織りなす、心温まるファンタジー童話です。 子どもが読めば楽しいファンタジーの…続きを読む

いわゆる「高位令嬢もの」の婚約破棄奮闘系です。 腹黒ヒロイン系、ざまぁみさらせ系、没落スローライフ系など とにかく似て異なるものが乱立するジャンルですが、 ライトノベルらしい展開の…続きを読む

東京女子が大阪に来て戸惑う日常あるあると、 全く悪気なくナチュラルに求められる、そこそこ高いお笑い偏差値（それがハマるかどうかは別問題 笑） それを「天然」で返す転校生の探美ちゃん…続きを読む

これはある意味、異世界じゃないと成立しないおバカ＆ナンセンスです。 終始、ドラゴンのアレの話しかしていないのに、 なぜかヒヤヒヤさせられ、 偉い人たちのクソ真面目なおバカ会議（褒…続きを読む

主人公である「親父」さんは、ひょんなことから自分の「幸せ」を自分の采配で「他人に切り売り」できる能力を持つことになります。 文字どおり、「切り売り」なので「対価」を得て売買契約は成…続きを読む

導入話から惹き込まれました。 読みやすい調子でまとめられて淡々と語られる「お姉ちゃん」視点ですが、なかなかヘビーな展開で、今後が非常に気になります。 たとえハンデを抱えていても、…続きを読む

古事記、日本書紀とそれらを考察する様々な文献を丁寧に検証されています。 これを無料で読んでて良いのかな……と思うくらい。 古代史を書きたい人はぜひ参考にしてほしい。 他ならぬ私自身…続きを読む

体力、気力の限界がじわりじわりと忍び寄る後期高齢者夫婦の、 ヒヤリハットする日常の一コマです。 冒頭から行方知れずになってしまった認知症（記憶障害）を患う旦那さんに、 どうなるん…続きを読む

「エリーゼのために」 幼少期にピアノを習っていた人なら誰しもが思う「ありふれた」指練習の曲——むしろ少し飽き飽きするくらい聴き慣れた楽曲が、特別な一曲になるお話です。 オトナにな…続きを読む

喋るデミオ——音声案内カーナビ搭載ってことかな？ なんて暢気なことを考えていたら、初っ端から度肝を抜かれました（笑） いや、普通に運転手（兄さん）と意思疎通を図っている！ しかも…続きを読む

一話あたりに割く情報量の豊富さに、まず目を見張ります。 風刺の効いた歴史のオマージュを感じられる良作です。 片や、コメディータッチのはっちゃけた口語体の作品なのに、舞台は他所の惑…続きを読む

作品タイトルからお察しください、というレイティングが垣間見えています。 いや、完全にレイティング丸出しで警告してきてます。 女たちの女として生きる息苦しさとアルアルが、実にコミカ…続きを読む

タイトルの通りです。 読み応えたっぷりの古代中華歴史浪漫ホラーは圧巻です。 史書で語られる歴史の一端を叙事的に語りながらも、思わず悲鳴を上げたくなる生々しい仄暗さがじわじわと読む…続きを読む

丁寧な万葉歌の言葉選びと古式ゆかしい調べの良さと対比しつつ、 登場人物の生き生きとしたフレッシュ感が、実に色鮮やかです。 現実は甘くないけれど、 人生は甘々といった若々しい男女の…続きを読む

華麗なるギャツ○ーを彷彿とさせるアメリカンギャングスタイルが粋です。
華麗にギリギリを攻めていく姿勢に、意表を突かれること間違いなし。
安心して、良い子のみんなも読める作品です。

奇しくも同じ漢字を名前にもつ男二人の、腹の探り合いのような泥臭さを感じるシーンから始まるが故に、中盤から終盤にかけての戦闘機で滑空するシーンの爽快感が際立ちます。 あくまでもフィ…続きを読む

シチュエーションが違えば、おそらく少女漫画の王道展開なんです。 そう、シチュエーションが違えば。 それが、どうしてこうなった！（笑） シュールで摩訶不思議な世界に迷い込んだ後、 …続きを読む

数字が苦手、数学苦手と思っている人は身構えるかもしれません。 タイトルからして、いかにも堅物な印象を受けますが、 筆者の知識と理解に裏付けされた安定感のある読み物です。 終始、数…続きを読む

序盤から、不思議な世界に引き込まれました。 自分の意思を持たないはずの「紙人間」を通して、生きるとは何か、生きている証明とは何なのだろうかと、考えさせられました。 そして、良し悪し…続きを読む

隙間時間に、ぷふぷふしながら読んで、 少しよそ見してたら、凄い勢いで父が無双してた。 こうして、ゾンビの歴史に、新たな１ページが加えられた—— って、ハリウッド超大作風のナレー…続きを読む

　ライトでサラッとした作品が、世間一般でいう「web小説」なら、これは明らかに真逆をいく。 　主人公である母親の独尊視点で展開する物語の重厚感を、たった三千文字余りで表現している筆…続きを読む

リズムが良くて、テンポが良くて、登場人物が生き生きとしています。
子供に読んで欲しい児童書。
大人が読んであげたい児童書。
挿絵つきのストーリーブックにしたい作品です。

リズムの良さと、ヤ子ちゃんと動物たちの可愛らしいやり取りがたまりません。
図書館の絵本コーナーに並んで欲しい作品です。

無欲で優しい老夫婦の元に集う、行き場のない妖怪たちとの優しいお話。 アニメーションや紙芝居でも良いけれど、子供たちには温もりある人形劇として見てほしい。 ほっこりとする読後感が、と…続きを読む

最初、タイトルだけ見た時は、暴走ものかと思って、ごめんなさい。 全然、違いました。各地を丁寧に取材した、旅行譚です。 いわゆる専門誌や旅行案内とは違う切り口で、とても面白いです。…続きを読む

昔がたり風に展開していきますが、とても臨場感があります。 前後編ですが、文章にボリュームがあるので、 web小説に慣れている人は、戸惑うかもしれません。 でも、下手な行間を入れない…続きを読む

え、ちょっと待って。どういうことなの（笑） と、思っている間に読み終えていました。 一瞬の突風に煽られて、階段滑り落ちたけど、 ワケも分からず無事着地——今、何が起こったの？ そ…続きを読む

ミクロ世界の日常あるある。心が痛すぎて、泣きそう……（半笑） 誰だよ、化粧は社会人のマナーとか言い出したやつ。 化粧かぶれの舞台裏——面白い切り口だと思います。 ありがとうござい…続きを読む

何とも味わい深い文章でした。
（倭寇に対して使う言葉じゃないけど・笑）可愛らしいお爺ちゃんだな、と読後にほっこりしました。

電子漫画版で知りました。 最初は立ち読み程度にしておこうと思ったのですが、 徐々にジワジワとハマっていました。 漫画版もコンスタントに更新されているのですが、 続きが待てずに原作…続きを読む