概要
初めて出逢ったその日、二人は運命の番になった。
『初めて出逢ったその日、二人は運命の番になった。』
・龍を宿す皇子×蜻蛉憑きの女官
・陰謀渦まく? 中華風ロマンスファンタジー
春蕾(しゅんらい)国の後宮にて、虫を使った儀礼を担当する司虫(しちゅう)という役どころがあった。
司虫女官、美玉(メイユー)は強力な蜻蛉(とんぼ)の術を使う女官であり、皇帝や皇族が身のうちに宿す龍から生まれる苦痛を癒やす仕事についている。
美玉のつかう蜻蛉の術は、『蜻蛉憑き』と呼ばれる、幼いうちにかかる病を持つものにしか使えない。これは春蕾(しゅんらい)の国の風土病のようなものである。
後宮には蜻蛉憑きの奴婢(どれい)の子供たちが集められている。子供たちは、蜻蛉の術を使うために蜻蛉憑きの病を治すことを禁じられている。治さずにいると蜻蛉に魂を食われて死んでし
・龍を宿す皇子×蜻蛉憑きの女官
・陰謀渦まく? 中華風ロマンスファンタジー
春蕾(しゅんらい)国の後宮にて、虫を使った儀礼を担当する司虫(しちゅう)という役どころがあった。
司虫女官、美玉(メイユー)は強力な蜻蛉(とんぼ)の術を使う女官であり、皇帝や皇族が身のうちに宿す龍から生まれる苦痛を癒やす仕事についている。
美玉のつかう蜻蛉の術は、『蜻蛉憑き』と呼ばれる、幼いうちにかかる病を持つものにしか使えない。これは春蕾(しゅんらい)の国の風土病のようなものである。
後宮には蜻蛉憑きの奴婢(どれい)の子供たちが集められている。子供たちは、蜻蛉の術を使うために蜻蛉憑きの病を治すことを禁じられている。治さずにいると蜻蛉に魂を食われて死んでし
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!蜻蛉と龍、女官と皇子が織り成す「運命の番」を巡る中華ファンタジー!
春蕾国の後宮には、蜻蛉憑きの儀礼というものがある。春蕾の皇族は代々、身の内に龍を宿しており、龍を抑えきれずに心の病に苦しむ皇帝をはじめ、その皇子皇女のため蜻蛉の術による施術が必要なのであった。
司虫女官でありヒロインの美玉は強力な蜻蛉憑きの力をもつ女官。
美玉は幼き頃に、龍に苦しむ少年との出会いをきっかけとして、蜻蛉憑きの力に目覚める。しかし、その出会いこそが、己の運命と「番」を巡る物語のはじまりだった──
この物語は、権謀術数が渦巻く後宮を舞台とした中華ファンタジーです。
しかも、世界観が壮大かつ独自性に溢れており、皇族に宿る「龍」と、その龍を唯一鎮めることが出来る「蜻蛉」の関係性や…続きを読む