根占 桐守(鹿山)

春蕾国の後宮には、蜻蛉憑きの儀礼というものがある。春蕾の皇族は代々、身の内に龍を宿しており、龍を抑えきれずに心の病に苦しむ皇帝をはじめ、その皇子皇女のため蜻蛉の術による施術が必要な…続きを読む

閉鎖的な浮遊洞窟にて、老人に囲まれて育った少女カフカ。 かつて冒険家であった祖父を持つ少女カフカは、浮遊洞窟の外の世界や空に大きな憧れを抱いている。 しかし、とある日「ふさふさの毛…続きを読む

冒頭から最後まで、「ヒロイン、睡蓮さんが恋に落ちるお相手はどちら！？」とドキドキしながら楽しく拝読させていただきました！ いや〜本当に展開が読めなくて面白かったです！そしてヒーロ…続きを読む

ヒロインのリリアは、一国の王女として生まれたが、それと同時に夢見の精霊ルートリの愛し子でもあった。それゆえに、両親である国王と王妃からは冷遇され、周囲の人々からも疎まれることとなっ…続きを読む

ヒロインである一白は、父親の厳しい躾の一環で灼熱の土蔵に閉じ込められ、熱中症によって意識を失いかける中、春宵という美しい真白の鬼に救われる。しかし、春宵は救い出した一白に、一目惚れ…続きを読む

生まれた日に母を亡くし、魔女から不死の呪いを受けてしまった皇女ティナは、冥府の神の妻として嫁ぐ儀式に晒されることとなり……そして、ティナは美しき冥府の神ヨーツェと出逢い、甘やかな溺…続きを読む

まず、世界観の土台が非常にしっかりしており、壮大で浪漫を感じます！ 次に、ストーリーの起点も物凄く斬新かつ衝撃的です！ ヒロインのリア様は、帝国に嫁ぐ王女の身代わりとして四歳の幼女…続きを読む

この物語の世界は、H.I.Sと呼ばれる化け物たちに蹂躙され、終末に向かいつつあるダークな世界観が舞台です。 しかし、そんな中でも歌姫であるヒロイン、メイリーと化け物殺しの英雄であ…続きを読む

「麒麟堂」という怪異専門の相談所を舞台に、日々怪異による困り事を解決するヒロインの「戸隠 夕暗(とがくし ゆくれ)」は、依頼をこなすうちに新人の「御影」からの隠し切れない愛に翻…続きを読む

恋を知らない夢見る商人の娘、エルシアは、ある夜の社交界で「人の血を吸わない主義」で偏食家のヴァンパイア公子カルティオに吸血されたことで、命を救われる──物語はそんな場面から始まりま…続きを読む

最高にドキドキわくわくした、じれじれの溺愛ものでした！ 幼い頃に好きになった初恋の人を探す監督生王子リヒト様と、男装令嬢となってリヒト様と共に学園生活を送ることになったヒロインの…続きを読む

こちらの作品は、現代の日本で素敵な友人や家族に恵まれつつ穏やかに過ごしていた「恋」を知らないヒロインが、不慮の事故によって悪役令嬢へと転生してしまい、まさかな「ヒーロー」と恋する、…続きを読む

「雪桜の民」であり、雪桜の王女である主人公アルマは、長きに渡り交流のなかった「魔族の民」の王子、ティルゼレアへと二種族間関係改善の糸口として嫁ぐこととなり──。 タイトルにもある…続きを読む

緑壁国の王女であり、武装魔女として育てられた主人公テュベルーズ。33歳。 武装魔女のしきたりに従い、テュベルーズが嫁入りしたのは、不思議な雰囲気漂う東の国「扇鶴国」。 テュベルーズ…続きを読む

氷雪に覆われた都市で生きてきた主人公ライサは、身体の弱い従姉妹の代わりに氷雪の国で生き抜くのに必須の魔法具を作る「職人」の村、スノダールへと嫁ぐこととなり……。 まず、主人公のラ…続きを読む

宝石と魔法。 この二つの組み合わせが、非常に美しく、ワクワクとした冒険心を擽られる設定です！ 宝石修復師である主人公リーシャが、魔法を使って宝石を修復したり、宝石を用いて魔法を操…続きを読む

本作は、迷宮探索を軸とした物語となっております。 まず、「迷宮探索」という単語だけでワクワクと冒険心を擽られますよね……！ そして何より、この物語のヒロイン、リーズロッテさんが本…続きを読む

この作品を、一言で表しますと── 「〝害悪を以て、害悪を制す〟。私の好きな言葉です」 という感じです！！ ……失礼しました。この作品のあまりにも素晴らしさに語彙力が行方不明にな…続きを読む

まず、冒頭から綴られる美しく繊細な筆致にため息が漏れました。 絶世の美しさの中にも、ひとひらの儚さを匂わせる銀の姉弟。彼らを描き出す端麗な描写にも息を呑まずにはいられません。 そし…続きを読む

自分の稚拙な言葉で表すのも惜しい。 そう思わされるほどに、美しく。 無意識的に「無常」に恐れを抱いている私たち「人間」の胸に深くも柔く刺さる。 本当に神秘的で、素敵な作品でした。…続きを読む

まず、第一揺からの穏やかな日常から、ガラリと非日常へと突き落とされる主人公の心理描写が非常に見事です。 筆者様の巧みな筆力が伺えます。 そして、何より現時点で私がこの作品の中…続きを読む