聖女の紋章Ⅱ　『逆襲のエルーシア』　～小等学校に通うことになったけれど、世界の理も学ぶことになっちゃった～

　お母さんのお腹にいた頃から、前世の記憶を持っていたエルーシア。
彼女は伯爵令嬢から公爵令嬢にJobチェンジした。
　公爵夫婦とその一族に愛され育ってきたが、一番恐れていたのは、捨てられること。
　エルーシアは、捨てられないように公爵家とその領民が幸せになるように魔法と日本の知識をいかして生活水準を上げてきた。
　五歳になったエルーシアは、ベルティンブルグ公爵領で流行病を終息させた。
それは、聖女の紋章の恩恵を使い、女神フレイヤの力を借りた結果だった。
　聖女と呼ばれたくないエルーシアは、公爵婦人で母のアルーシャの案で、聖属性魔法を使って領民を救ったのは、ヘルヴェルだったことにした。
　しかし、宙を舞ったエルーシアを見ていた領民だったが、エルーシアの気持ちを汲み、そのことを受け入れたのだが、…続きを読む