第33話 不思再会

「・・・して、そんなこともあったのう」

「あのう・・・」

 しみじみと、まるで思い出を噛み締めるように呟く久秀に、ミルシは「むう」と下唇を突き出して、ブスリと不満を述べる。

「その時の思い出は忘れておきたいって、私、言いましたよね?」

「忘れてどうする?死者は、生者の記憶の中でしか生きられぬのじゃぞ?」

「そういうことじゃなくてですね・・・あの時のことを言えば、許したくないこともあるじゃないですか」

「許されんと思うておった者を許したことこそ、忘れぬべきじゃろう。それは、お主が妄執を乗り越えた証なのじゃからの」

「・・・ハア、まあ、いいです」

 何と言おうが、こと口三味線でミルシ如きが久秀に勝てる通りは無い。諦めたような溜息を吐いて、三角座りの体勢から自らの膝に顔を埋めた。

 しかし、言っている内容自体は含蓄に富んだ台詞に違いないのだが、何故だろう。久秀の口から放たれると、途端にうさん臭く聞こえてくるのは。

「にしても・・・えらく静かですね、カシンさん」

「む?いや、あ奴はここにはおらぬぞ?」

「え!そ、そうなんですか!?」

 思わず、キーの高い声を上げるミルシに、久秀は「しぃ!」と口の前に人差し指を立てて窘める。

「おい、五月蠅いぞ!」

 が、手遅れだったようで、牢の外から看守係の怒声が届く。それを受けて2人は亀のように首を竦めたが、

「で・・・どういうことです?」

 と、声を潜めて話を続けた。

「どうもこうも無いわい。儂がこんな連中に、大人しく従うタマじゃとでも思うたか?」

「いえ、思いません。けど・・・」

「けど?」

「けど・・・ダンジョーさんのことだから『これもこれで楽しい』とか、考えてるのかなあって」

「馬鹿を言うでない、馬鹿を」

 反射的にそう吐き出した久秀だったが、『あっと言わせる』ことの為にワザと敵の術中に嵌ってやったことは珍しくない久秀の性状から鑑みると、満更誤りとも言い切れない。

 だから、ミルシの意見は正鵠を射ているとは言い難いが、少なくとも久秀の性状の一片は捉えてはいる、と言えよう。ただ、この場合は違っただけだ。

「ま、良いですけど。じゃあ、カシンさんはどこに?逃げ出したんじゃ無いのは、分かりますけど」

「さあの」

 興味なさげに呟いて、久秀は肩を竦める。

「連中の様子を探ってくる、とは言っておったがの」

「いつの話です、それ?」

「ここに着いて、直ぐくらいじゃの」

 その言葉に、「言って下さいよ!」とミルシは静かに色をなした。器用なことをするものである。

「別に構わぬじゃろう」

「構うんです!」

「・・・第一の、そうでもなければ儂がこんな風に、無駄な思い出話を長々とする訳が無かろう」

 つまりは、牢の外で彼女たちを見張っている看守係に対して、彼らがじっとしていることを誤魔化す為の時間稼ぎだ。もっとも、その看守係がいかにも真面目そうでない、始終欠伸を飛ばしっぱなしの仕事ぶりだったので、要らぬ心配りであったかもしれないが。

「じゃが、あ奴も大概じゃからのう。若しや、そっちのけでどこぞの貯蔵庫に潜り込み、豪遊しとるかもしれんがの」

「そんな・・・ダンジョーさんじゃないんですから」

「どういう意味じゃ?」

「さあて」

 お返し、とばかりに肩を竦めて見せるミルシに、久秀は一瞬クシャリと顔を渋ませるも直ぐに呆れたような嘆息を漏らした。

「・・・強かになったの」

「ふふっ、ダンジョーさんのお陰ですよ」

「嬉しくないのう・・・・・・おや?」

 そんな会話を続けていると、牢の外が途端に騒がしくなってきた。

「ガヤガヤしてますけど・・・カシンさん、見つかっちゃいましたかね?」

「いや、あ奴もそこまで間抜けでは・・・うむ、何ぞや、叱られておるようじゃの」

 どうやら、件の不真面目な看守係の男がこっぴどく叱られているようだ。非常な剣幕の声による「もうこれで4度目だぞ!」だとか「貴様何一つ真面に出来んのか!」といった罵声が久秀たちにまで聞こえてくる。

「凄い怒ってますね・・・可哀そうに」

「じゃの。しかし、あそこまで言うてやらんでもよかろうに」

 確かに、あの仕事ぶりでは怒られるのも仕方のないことではあるだろう。

 だが、そもそもの話、この牢屋自体が褒められたものでは無い。隔てる鉄格子が錆びだらけで力自慢なら打ち破れそうな代物なのは置いておくとして、久秀たちの荷物を牢のすぐ外の棚晒しに見張る者無しに置きっぱなしなのは流石にいただけない。その不手際を黙認しているのに、こと看守の彼だけをそこまでこっぴどく叱るのは、少々理不尽の誹りを免れないとは思うのだが。

 そんな風に考えていた久秀たちの元へ、ようやく怒声が止んだ方向から、雑多な足音が近づいて来る。その数と種類から、恐らくは3人分くらいだろう。

「ダンジョーさん・・・」

「うむ。取り敢えず、相手の出方を見る。さっきのは聞こえなかったことに致せ」

 その言にミルシが無言で頷いたのとほぼ同じタイミングで、足音の主たちが角を曲がって牢から見える場所に出てきた。

「・・・ここか」

 どこかピリピリした感じで1人の男が問い質す先は恐らく、さっきまでしこたま叱られていた看守だろう。その看守係の男は、どうやら久秀たちがこんな状況になる切欠となった哀れな青年らしい。ニキビだらけの顔に滝のような汗を流して、可哀そうなくらいに只管畏まっている。

「は、はぁい!」

「よし!なら、貴様はさっきの場所で立って待ってろ!何かあったら声を出せ」

「え?その、誰も寄せ付けるなとか、見張りとかは良いんです?」

「貴様に頭を使うことは期待しとらん。オレに言われたことだけ、やってりゃ良いんだ。行け!」

 そう面罵され、叱られていた可哀そうな青年は強引にこの場から追い出されてしまう。

 そうして残ったのは、さっきまでの怒声を発していた男性が1人と、無言で一緒にいる中年1歩手前くらいに思える迫力の男性が1人だ。まあ、久秀たちとしても事あるごとにあの青年が叱られるのを見るのは心苦しいものがあったので、寧ろありがたかったが。

「まったく、あんなのでも使わなけりゃならんとは!だいたい・・・」

 怒りがまだ収まらないのか、くだくだと愚痴が続きそうだった彼の口を静めたのは、共に来た男の空咳だった。

「・・・っと、失礼しました。つい、思いが強すぎて」

 一転して畏まるその仕草から、どうやらその男性が一番偉いらしい。ジロリ、と強い視線で睨めつけると、忽ちに脇に退く素振りからしても間違いあるまい。

「・・・フン」

 そうして彼は鼻息荒く怒声の男を脇に寄せ、鉄格子を挟んで久秀と向かい合った。尚、ミルシは念のために見えない隅で丸くなっており、つまりは1対1だ。

(ふうむ・・・若い、な)

 こちらを睨みつけてくる男を見てまず、久秀はそう感じた。巌のような風貌と仕草から年嵩に見えるが、実年齢はそう重ねてはいないのではないだろうか。

 しかし、その威圧感は本物だ。

 ジロジロとこちらを睥睨しているように見えるのは背丈差と姿勢の違いだけだろうが、無言で見られるのは言い知れぬ圧迫感を久秀にもたらしていた。

「ずっとそうしておっても良えがの。お主、何用じゃ?」

 だが、そんな威圧感如きに気圧されるタマの久秀ではない。胡坐をかいて座り直すと、逆に男を下から睨めつける。久秀以外の誰かが息を呑む音が、牢に響いた。

(・・・さて、どうでるかの)

 そんな風に、期待半分に眺められていた男性は、やがて意を決したようにその場に座ると、

「す、すみませんでした!」

 そう、深々と頭を下げた。

「は?」

「ええ!?」

「ゑ?」

 その行動に、その場にいた3人が3人とも、三者三様の驚きのリアクションを見せる。

 その中でも一等大きな声を上げたのは、頭を下げた彼と共に来た男性だった。彼は慌てて頭を下げたままの男に駆け寄って肩を揺さぶった。

「ちょ、ちょっとちょっとグリンフェスさん、何を!?」

「黙れバルハン!この方をどなたと心得る!」

 先の副将軍・・・では、当然無いが。しかしその言い様には、言われた久秀の方が困惑の色を隠せないでいた。

 と、そこにどうやら危険は無いと判断したのか、ミルシが久秀の元へにじり寄って来た。

「ちょっとダンジョーさん、何したんです?」

「いや、儂にも分からぬのじゃが・・・」

「ん?その声は若しや・・・ミルシか?」

「ミルシかって、一体貴方・・・って、ええ!?」

 今度はミルシがグリンフェスと呼ばれた男の顔を見るなり、大きく後ずさった。更に、そのグリンフェスはミルシの存在を確認し、再び深々と頭を下げる。

 結果として久秀とバルハンの2人が、事情の分からぬままの急展開にすっかり頭を真っ白にして目をシバシバと瞬かせ、目を合わせる。バルハンは恥も外聞も無く「誰か説明してくれよ!」と叫びそうな顔をしているが、久秀も同感だ。

「う、うぉっほん!ミルシ、説明せい!」

「え!?は、はい?」

「まず、こ奴は誰じゃ」

「この人?この人は、あれです。イズサン村のグリンフェスさん、ラルフおじさんのところの」

 そのラルフおじさん、というのが誰なのかは久秀にはサッパリだが、大きく頷いていることから間違いでは無いのだろう。

「それと・・・あ、やっぱり!」

「そうだよ、俺もやっと気づいた!俺だよ、俺」

「誰じゃ?」

「ややこしいから嘴を挟まないで!お久しぶりです、バルハンさん。・・・て、いうことは、あの怒られてたのも?」

「ああ。ミルシは知らねえか、コンドラックさんとこの従弟だって」

 何やら知らない名前が怒涛のように出てきたが、その同窓会のような雰囲気から察するに、少なくともここにいる連中は今から久秀たちが向かおうとしているイズサン村の縁者たちらしい。

「そこまで分かりゃ、バルハン、お前にも分かるだろ。この方はな、あの時ミルシが連れて来て、村の皆を救ってくれた御方よ!」

 その指摘に、バルハンは「へへえ!」と先のグリンフェスに倣ったように頭を下げた。

「いや、止めい。そこまではせずとも良い」

 その恭しぶりに、される久秀の方が気まずくなる。

 何せ、確かにあの時の久秀はミルシを追い、領主を甚振り、その領主が変化したデーモンを打ち破っただけ。村人を助けたのはスツアーロたちの自助であり、その切欠となっただけの自分をそこまで敬われると、気持ち良い以前に落ち着かない心地になる。

「いやあ、救村の英雄は奥ゆかしい」

「いや、まあ・・・そういうことでは無いがの」

「しっかし・・・懐かしいなあミルシ。あの時は、って、あ痛!」

 不用意に思い出話をしようとしたバルハンに、グリンフェスは拳骨を落として窘める。

「馬鹿野郎、軽々にあの時の話をすんじゃねえ」

「あ、いえいえ、大丈夫です!もう・・・乗り越えましたから。って、そんなことより、どうして2人ともこんな野盗暮らしを?」

 その、当たり前に出て来るであろう疑問に、グリンフェスとバルハンは暫し無言で顔を見合わせていたが、やがて大きく頷くと、

「それについちゃあ・・・あれだ、ウチのリーダーに訊くといい」

 そう言うとやおら立ち上がり、牢の鍵を開けた。

「ふむ。今までの話から察するに、その貴様らの頭領とやらも、イズサン村の者かの?」

「え?・・・え、ええ。そうですな」

「何じゃ、歯切れが悪いのう」

 そして、その原因はどうやらミルシにあるらしい。ここの連中が既知の間柄だったことに驚いているせいか気付いてはいないが、グリンフェスたちはチラチラとしきりにミルシの方に視線を飛ばしていた。

「ま、ええがの。会えば分かるのじゃろう?」

「それは、はい。にしてもよ・・・ミルシ」

「え?な、何です?」

 驚きで目を丸くしっぱなしのミルシに対し、グリンフェスは意味ありげにニヤリと微笑んだ。

「ウチのリーダー、会ったらきっとビックリするぜ?」


「よう、ミルシ」

 グリンフェスに案内された久秀たちに、ここのリーダーであるスツアーロは気安く声をかけた。そして、それを見て初めは呆気に取られたミルシであったが、

「・・・何よ、スツじゃない。何してんのよ?」

 直ぐに二ヘラと相貌を崩し、従前の幼馴染としての対応に戻る。

「何って、聞いて無いのか?俺、今はコイツらのリーダーなんだよ」

「リーダーって、アンタそんな柄?」

「柄になったんだよ」

 と、肩を竦めかけたスツアーロは、ミルシたちの奥に立つグリンフェスたちに気付くと目線で彼らを射すくめ、無言で出て行くように命じた。

「は、それでは」

「ああ。また、用があったら呼ぶから、それまでは・・・」

「了解です。人っ子一人通しません」

「頼む」

 その言葉に軽く頷いたグリンフェスは、「じゃ、また後でな」とミルシに愛想を振りまくバルハンの背中を叩いて急かしながら部屋の外へ出た。いくら旧知の間柄とは申せ、リーダーが女の子に気圧されたり責められたりするのを見せるのは良くない、という判断だ。

「苦労しとるの」

 昔取った杵柄故にそれへ気が付いた久秀は、スツアーロへ労わるような苦笑を見せる。

「そこまではありませんよ。柄じゃ無いながらもリーダーなんてやらされてりゃ、自然と身に付くものです」

 労わられたスツアーロは、照れ臭そうに頭を掻く。

「して、果心」

「何です?」

「お主、ここで何をしとる?」

 しかし、そんな彼の隣に置かれた机の上で横になっている鼠へは、久秀の舌鋒も鋭い。

「何とは、失敬な。貴女に命じられた通り、こうしてここのリーダーの情報を探っているんじゃないですか」

「木の実を齧りながら、思い出話をしてただけでしたけどね」

「・・・・・・当たらずとも遠からず、じゃったか」

「どういう意味です?」

「何でもないわい」

 この鼠を、信じて送り出した自分が馬鹿だった。そんな思いと共に、久秀はプイと顔を背けた。

「って、スツ!そんなことより・・・何で、アンタがこんなところで村の皆と一緒に野盗なんてしてんのよ!」

「野盗・・・なんかはしてないんだがな」

「じゃあ、何よこの洞窟のアジトは?」

「それを説明するには時間が・・・ってよりミルシ」

「何?」

「その顔からして、お前、村のことについては何も知らないのか?」

 何もって?とキョトンとした顔でミルシは久秀の方を尋ねるような眼で見るが、そう尋ねられた久秀も「さあ」と軽く首を振って答えるしか出来なかった。

「あれより、クリ坊からは何も聞いてはおらぬぞ。果心、お主は?」

「いえ。小生も、ついさっきスツアーロ殿より伺って、大層驚いたものです」

 その2人の反応に「やっぱり」という顔をしたスツアーロは、パンと柏手を打つ。

「じゃあ、丁度良い。その辺りの説明から・・・」

 しましょうか、と言おうとした彼だったが、外からかけられた「リーダー、ちょっと」というバルハンからの声かけに差し止められた。

「何だ?」

「いえ、ダンジョーさんたちの荷物をお持ちしたんですが、ルックがブルブルと震えだしまして」

「何だと?・・・良いですか?」

 その問いに久秀が無言で頷いたので、スツアーロは「持って入れ」と外のバルハンへ命じた。

「失礼します。で、これなんですが・・・」

「ちょいと貸せ」

 横からひったくるように自分のルックを奪うと、久秀はそれをガサゴソと探り出した。その行為に少し顔を顰めたバルハンだったが、スツアーロが手で出て行くように示すと素直に部屋の外に出た。

 こういう仕草と、それに従わせられる威厳。そこからもこのスツアーロという青年が持つ、一廉のリーダーとしての資質が伺えよう。

「おや、松永殿へ連絡とは。どこからでしょう?」

「どうせあ奴じゃろうが、ちくと待て・・・ここで無し、ここでも無し」

「だから、ちゃんと整理しておかないとって・・・」

「五月蠅いのう。っと、あった!」

 探すこと数分、ようやくにも久秀がルックの中から掘り出したのは、割れた水晶玉の片割れだった。

「いやいや。お主らに捕らわれそうになった折、気付かれぬよう奥に仕舞ったのを忘れておったわ」

「そんな言い訳より、出なくていいんですか?」

「おっと。はい、もしもし」

 まるで慌てる素振りなく、久秀は1つしかない椅子にどっかと座って水晶玉へ語りかける。どうせ、この水晶を使って話しかけてくる奴など1人しかいないのだ。

「遅いぞ」

「お主がそれを咎められる立場かの、クリ坊」

 やはりと言おうか。仕事人である久秀の上客にして、同時に厄介な案件を持ってくる男、クリスフト=イージュケンだった。

「で、何じゃ。あの折に、暫く仕事は受けられぬと言うたであろう?」

「仕事じゃない」

「じゃあ、何用なんじゃ?」

「いや、一応伝えておこうと思ったことがあってな」

 その言葉の軽さに、久秀は警戒を解いた。こっちの動向なぞお構いなしに、厄介な依頼を持ってきたことも1度や2度では無いからだ。もっとも、それらをこなせたからこそ、次の厄介が持ち込まれてきたとも言えようが。

「その程度の連絡なら、後で良かろう」

「いや、お前らが旅に出ると言っていたからな。それなら、行き先の1つに含まれてててもおかしくはない、と思ったんだ」

「む?」

 持って回った言い回しに、久秀の眉間に皺が寄る。

「前置きが長いの。用件だけ申せ」

「良いだろう。で、要件だが・・・お前と一緒にいたミルシの故郷、イズサン村だがな。あそこはもう、無いぞ」

「・・・・・・はい?」

 ポロリ、と水晶玉が久秀の手から零れた。

 

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