不死者転生、魔王の右腕

眉目秀麗、知勇兼備。そんな言葉が似合う、まさに物語の主人公のような主人公、百鬼 桜杜（なきり おと）。

リア充という言葉を体現している桜杜。
その日も日常とも言える部活を終え、友人との帰路に着いている最中、女神に召喚される。

「ふぅん。頭も良くて顔もいい。おまけに性格もいいのね。まさに勇者にふさわしいわ。あなたを私の管理する世界に勇者として召喚するわ」

女神曰く自分の管理する世界の人族を魔族から助けてやって欲しいとの事。

「はぁ？ 異世界？ なんすかそれ」

急に知らない場所に連れてこられ、挙句の果てに異世界などと宣う女に対し軽々しく接してしまう。

そんな自分の態度が余程気に食わなかったのか主人公を勇者ではなく魔物として生まれ変わらせ転生させる女神。

「くそ。あんの自己中女絶…続きを読む