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すべてのエピソードへの応援コメント

  • 読み終わって少し寂しいような

    1年のうちのお話だったのですね
    目まぐるしい事件と戦
    そのあいまのねねさんの機転など史実もこうであっても納得の物語でした

    ありがとうございました

    作者からの返信

    ここまでお付き合いいただき、ありがとうございます。
    私もこのお話を通してのお付き合いが終わり、寂寞の想いです。

    本能寺から中国大返し、そして山崎の戦いまではおよそ十日間ですが、このお話の締めとしては、一年後の山崎の城で、賤ヶ岳を制したあたりがいいかなと思ってこうしました。
    秀吉とねねが天下を取ったあたりが、それこそが信長と帰蝶からの意志を受け継ぐシーンにふさわしいと思いまして。

    いろいろとさまざまなことが起きた一年ですが、それはねねの奔走と奮闘があって、このような展開となった……と思えるように書いてみました。
    ですので、「納得」とのコメントをいただき、嬉しい限りです!

    それでは、改めまして、ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました!

    ではではノシ

  • 38 山崎の城への応援コメント

    わぁぁ
    すごい色々なことが史実と繋がって鳥肌です

    光秀が消息不明なのも偶然そうなったのではなく
    計算の上で
    それを理解するねねさん
    ねねさんの策略に乗る秀吉

    すごいです

    作者からの返信

    拙作では、光秀の息子が「原因」で光秀が蜂起したとしています。
    では、その息子はどうなったのか……を調べると、このような説が出て来まして、これは使うしかないと思ったのです^^;

    そして、そうすると光秀の生死不明、行方不明もそれを見越しての布石とも思えるように書きました。
    その方が、光秀「らしい」と思ったのです。
    それはその意志を受け止めるねねと、それを分かち合うことのできる秀吉がいてこその布石。
    信長の意志を理解できなかった光秀とは、逆パターンにしてみました^^;
    お褒めいただき恐縮です。

    ありがとうございました。

  • 37 敗者と勝者とへの応援コメント

    見事なストライクバック

    光秀が逃げ切ったのかどうか謎を残すところもロマンがあっていいですね

    作者からの返信

    ここで光秀を殺して終わり、という案もありました。
    でも何かそれは「らしくない」と感じて、光秀の退場はこんな感じになりました。
    真相は藪の中……あとは読者の方の想像に任せます、という感じで^^;

    ありがとうございました。

  • 35 勝竜寺城にてへの応援コメント

    全てが誤解とわかっても後の祭り
    これも年齢的なものの焦りがさせたのかもしれません

    悪くないだけに何かが違ってたらなぁと

    光秀のそばにねねみたいな人がいたら良かったのですが

    作者からの返信

    これで通説通りの恨みつらみで蜂起していたのだったら、ある意味後悔はなかったと思います。
    でも拙作では年齢によるもの、誤解によるものとしているので、こういうエピソードを入れておいた方がいいかな、と思いまして。

    おっしゃるとおり、光秀にもねねみたいな人がいればよかったんですが……その差が、光秀と秀吉の明暗を分けたのかもしれません……^^;

    ありがとうございました。

  • 遅ればせながら、完結おめでとうございます!
    とても巧みな物語ですよね。
    最近は「ねねさん」を始めとする戦国武将の妻に焦点を当てるストーリーは割と見かけますが、なんだかホームドラマっぽくなってるものが多くって……
    でも、この作品では、ねねさんまさに大活躍!
    スッキリしました。
    終わり方も余韻があって、さすが歴史・時代ものの名手・四谷軒様と思わせるものでした 😄
    とにかく、お疲れさまでした。

    作者からの返信

    ありがとうございます。

    「ねねさん」、やっぱり伝統的に内助の功とか、大河ドラマとかでも秀吉を支えたとか、そういう面がクローズアップされてきましたからね^^;
    そういう意味では、ホームドラマ風なのは、伝統にのっとっていうるのでは……^^;

    でも、拙作では、逆にねねさんが活躍できるようにする、という発想で書かせていただきました。
    その方が意外性があるかな、と思いまして^^;
    いただいたコメントを拝見すると、その辺がうまくいったかな、と自己評価しております(笑)

    ラストはどうするか悩んだんですが、やっぱり未来へと向かっていく感じを大事にさせていただきました^^;
    その方がねねさんらしいということで(笑)

    ありがとうございました!

  • 大作、お疲れ様でした。
    待庵につなげるラスト、良いエンディングと思います。

    光秀も行方知れず、が本作の場合正解ですね。どこかで一人、静かに釣り糸を垂れてたりする余生かも。

    一介の庭師で生涯を終えた、ラストエンペラー溥儀をふと連想しました。まったく違う境涯ですけど。

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    長い旅路でしたが、ねねさまもようやく、待庵で一服して、さらなる未来へと進むことができたようです^^;

    光秀のラストは、当初プロットではねねさまが「首置いてけ」するつもりでしたが(笑)、それだと「らしくない」と感じ、このような生死不明みたいなかたちにいたしました。
    天海僧正の正体はもう埋まっているので(笑)、もうこれしかないや、と思いまして^^;

    ……さて光秀、琵琶湖で太公望を気取って釣りでもしているか、あるいは、ひょっとして一介の庭師かも。
    はたまた西行法師のように、歌に生きているかもしれません^^;

    それでは、ここまでおつきあいいただき、ありがとうございました!

  • 34 決戦への応援コメント

    ドラマなどでは割と手短に演出される気がする山崎の戦いですが今回各武将の配置図もあったので
    「機也」という言葉の重みが増しました

    そして勝つものがいれば敗れるものも

    明智光秀じいちゃん…潔い
    もしこのまま御牧さんが突っ込まなければもしかしてもっと逃げれたかなぁとか考えてみたりします

    作者からの返信

    山崎の戦いって、数々のコンテンツで、「秀吉が大軍で攻めて勝利!」と述べられて、それで終わりにされている印象です。
    それで合っているから、そうなってしまうんですけど^^;
    それでもただ攻めただけでなく、双方とも、特に羽柴軍はかなりのタフネスを発揮して、だからこそ秀長の「攻め」が光った……というのを書きたかったのです。

    そして敗北した明智光秀。
    敗勢を支え、味方を逃がそうと必死だったことが伝わるエピソードです。
    御牧さんも悪くなかったんですが、でも、何がベストかわからない状況でしたから、仕方ないのかもしれません^^;

    ありがとうございました。

  • 野望を掲げ、「ときはいま あめが下しる 五月哉」と本能寺を襲った光秀。

    すべてが終わったこのとき、無常と諦観をもってその心は静かに、「あめが下なる」の心境に変わったのではないでしょうか。

    本章に、そんな雰囲気を感じ取りました。

    作者からの返信

    少なくとも、光秀は起ったんですよね。
    彼自身の胸中や、腹づもりは置いておいて。
    そして天下人になった。
    それで負けてしまった……。
    ここで、「あめが下しる」から「あめが下なる」へ。
    言い得て妙ですね。
    茶の湯にも通暁し、古典にも詳しく、「もののあはれ」を知る光秀。
    この時、そのような心持ちだったのやもしれませんね。

    ありがとうございました。

  • 35 勝竜寺城にてへの応援コメント

    寂しいが、かつては飄々たる異才であった、光秀らしい負け戦の締めですね。

    小栗栖の悲劇は、避けられないのでしょうか……。続きを読ませていただきます。

    作者からの返信

    ここで叛しなければ、光秀は勲功第一の臣として生涯を終えたのかもしれません。
    でも、光秀が光秀らしくあるためには、叛するほかなかったのかも。
    将であることを捨てられなかったでしょうし……。
    そんな光秀も、ついに年貢の納め時が。
    最後の最後で、主人公との対峙です。

    ありがとうございました。

  • 31 再会する人たちへの応援コメント

    根比べ…秀吉は気が長いところもあるのか気が短いのか

    欲しいものを手に入れる良い時期を見切るのが上手いのでしょうね

    前エピソードから光秀じいちゃんを応援したくなります

    作者からの返信

    この時点の秀吉は、脂が乗っていて、まだ壮年なので、時間に対して焦る気持ちはありません。
    城攻めも、囲って兵糧攻めにするとか、時間をかけてやっていますし。
    それでいて中国大返しのように、機を見るに敏で、速攻もできるとういう、化け物です(笑)
    おっしゃるとおり、「見切り」が上手いのでしょう^^;

    光秀じいちゃんはホント、敵でさえなければイイ人なんですけど……。

    ありがとうございました!

  • 30 山崎にてへの応援コメント

    ええ!まさかの光秀との出会い

    そして光秀が好々爺ぽかったのが悲しみを誘いますね

    作者からの返信

    やっぱり主役とラスボスが交錯するシーンって、あった方がいいなぁ……と思いまして^^;

    拙作の光秀は、本能寺の変がからまなければ、気のいいおじいちゃんで、よく武将や足軽たちを誘って、飲んだり食べたりしています^^;
    ……そんな人が叛乱を起こし、戦う相手となるところに、戦国というか人間の悲哀がありますね。

    ありがとうございました。

  • 34 決戦への応援コメント

    伊勢貞興、弱冠二十にしてこの風格。
    戦国の世は、人を早く成長されるのかも。それだけに、光秀の老いが際立つか。

    他の作品では、若い頃からの活躍ぶりで人気の高い十兵衛光秀。その惜しい最期をどう美しく、鮮やかに描くか、が本作のもう一つの山場かしら。
    史実を曲げるわけにはいかないのが残念です。勝たせたら別のジャンルの小説になっちゃうし。

    >羽柴秀吉は、近侍の石田三成から「池田隊、突進」の方を聞いた。
    ↑報を
    ですよね。

    作者からの返信

    校正ありがとうございます。
    早速修正しました。

    伊勢貞興、ホントに足利幕府も最後の最後に、有為の人材が現れていたようで……^^;
    でも有為だけに、明智に付いてしまいます(笑)
    選択肢としては悪くなかったんですが、まさか明智がああなるとは……^^;

    十兵衛光秀、ついに落日の時が迫ります。
    おっしゃるとおり、他の作品はこれまでのコンテンツで描かれている、彼の最期。
    果たしてどんな風に描くのか、難しいところです^^;

    ありがとうございました。

  • 30 山崎にてへの応援コメント

    これは……。
    乱戦の前に、なんとも感慨深い素敵なシーンを持ってこられましたね。
    これを差し挟んだことにより、老いてただ敗残するだけの十兵衛さんではない、深みのある心情が表現されました。
    good job!だと思います。

    作者からの返信

    プロットの時点ではこのシーン、無かったんですよ(笑)
    でも、書いているうちに両雄というか主人公とラスボスの対峙シーンがあった方がいいかな、なんて思い始めて……^^;

    それプラス、何というか、突っ走る十兵衛さんではなく、わりとまともな面を押し出した十兵衛さんを描いておいた方がいいかも、と思ったのです。

    お褒めいただき、恐縮です。

    ありがとうございました!

  • 29 富田(とんだ)、秀吉への応援コメント

    策謀をつくした光秀ですが
    やはり、いくさが本分なのですね

    そして秀吉も

    光秀がもっと若かったらどうだったかなと思います

    年齢的に引退を信長に考えられてしまった光秀なので
    なにかやっぱり若い時に比べると
    作戦などの読み方も違ってしまっていないかと思います

    若くて今が盛りの秀吉には
    元々勝てなかったのだろうという気がします

    秀吉の思い浮かべた女性

    ねね様?|ू•ω•)チラッ

    作者からの返信

    光秀、秀吉の大軍による速攻で叩き潰された……と、歴史の読み物では伝わっています。
    でも、よく調べると、光秀は最善を尽くして戦いに臨んでいます。
    やはり、あの織田軍団の筆頭になるだけあって、そこは強かったんじゃないでしょうか。
    その筆頭の座を争った秀吉もまた、同様に強かったのでしょう……。

    光秀が若かったら……。
    もっとアグレッシブに攻めかかったかもしれません。
    あたかも、史実の秀吉が中国大返しでガンガン攻めかかったように。
    そうするとやっぱり、秀吉には勝てなかった運命かもしれませんね^^;

    秀吉の思い浮かべた女性……そりゃあ、ねね様ではないかと……(笑)

    ありがとうございました。





  • 編集済

    読了させて頂きました。

    >「思えば色々とあった……」
    そう回想されているねね様ですが、秀吉の細君として生きる彼女は、この後も本当に怒涛の日々が続くんですよね……。
    これまで右肩上がりだった秀吉の評価も、晩年に連れて……と言った感じで、血生臭いエピソードが不可分ですし。

    中国大返しにスポットを当てた今作でも、読み応えと見所沢山のボリュームでしたし、話の切りどころが難しそうですね。

    それでも、四谷軒様の描く智者としての北政所様を、もっと見ていたい気もしますが……。
    でも歴史物はやっぱり難しいのでしょうね。
    正史通りに書くにしても、独自視点で進めるにしても。
    知識の足りないエセ歴史ファンの自分では、想像しかできないですが。

    すみません、感想から少し逸れました。
    楽しい物語を、ありがとうございました。

    作者からの返信

    ここまで長い間お付き合いいただき、ありがとうございます。

    ねね様、たしかにいろいろあったのは事実なんですが、よく考えるとこれから小牧長久手とか、関白就任とか、さらにいろいろとあって、秀吉の死とその後も、もっといろいろとある……^^;
    それに触れちゃうとアレなんですが、まあそこは読者のみが知るところなので、今はねね様に、ホッと一息つかせてみました。

    中国大返しって、秀吉のターニングポイントなんですけど、その時、ねね様が何をしていたかが詳しく分かっていません。
    そこに乗じた(笑)のが拙作で、今までの「秀吉もの」に無いところを出せればなぁと思って書いておりましたが、たしかにおっしゃるとおり、話を「切る」ところが悩ましかったです(笑)
    でもやはり、清須会議や賤ヶ岳まで書いちゃうとキリがなくなるので、思い切ってここで終わりとしました^^;

    拙作の北政所をもっと見たいとのお言葉、まことにありがたく頂戴いたします。
    前述の清須会議とか賤ヶ岳とか、いろいろとネタは転がっているんですけど、じゃあどこまでやるの、どう描くのという問題と、最終的には私に時間があるのか(笑)という問題があります。
    ……こういうトークも大歓迎ですので、お気になさらず^^;

    それでは、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
    お楽しみいただけたようで、何よりです!

    ではではノシ

  • 23 信長の思い描いた未来への応援コメント

    譜代の老功臣でさえ、合理的に、冷徹に処断する旧来の信長像。
    林も佐久間も、さぞや失意のうちに生涯を閉じたのだろうと思われていましたが。
    この説の説得力たるや。そして、180度転換して救いのあるエピソードに昇華。

    いいなあ、この解釈。

    作者からの返信

    林秀貞って、何故か安芸に行っていて、そこで大往生したという説があるんですよね。
    もしかしたら、毛利家の下調べをやらされていたかもしれません。
    そこを追求すると面白いんですが、拙作では悠々自適の第二の人生を歩んだ、ということにしました^^;

    佐久間さんも、信長から直接サボるなよお前って手紙もらってますけど(笑)、晩年は高野山でのんびり過ごしていたというので、こういう解釈もアリかな、と^^;

    ……信長って、すぐ殺すイメージがあるんですけど、意外と追放で済ませていたりして(某斯波義銀とか(笑))、実はソフトな性格だったのでは。
    信行は家督を狙うというNGをかましたからアカンかったですけど^^;

    ありがとうございました。

  • ねね様が足軽!
    読み間違えたかと2度見しました(*´ 艸`)
    女性の足軽も実在したのですね
    初めて知りました

    細川家が乗ってくれていたら光秀ももう少しどうにかなったのかもしれないけど相手は秀吉だから同じですかね
    細川家は上手く立ち回りましたね

    作者からの返信

    他の方の作品に女の人が足軽をやっているのを見たのと、調べたらいたらしいので、ついねね様を足軽にしちゃいました^^;

    細川家が光秀に味方していたら、たしかにワンチャンあったかもしれません。
    でもおっしゃるとおり、あの秀吉が相手なので、ちょっと難しかったかもしれません^^;
    細川家は、局外中立に徹したところが幸いしたと思います。
    どちらかに肩入れしていたら、引きずり込まれて最前線に立たされていたでしょうし^^;

    ありがとうございました。


  • 編集済

    14 その頃、中国ではへの応援コメント

    「STAR WARS」サーガ最初の3部作で、若き日のアナキンに、一瞬ベイダーのテーマ曲が被さるシーンがあります。

    このときの秀吉にも、BGMとして一瞬「太閤様のテーマ」が流れたのでは。

    作者からの返信

    ポスターだと、影がベイダーになっているアレですね(笑)
    そんなわけで秀吉、覚醒したのか、それとも、元々持っていた野望を隠さなくなったのか、己が夢に向かって疾走を始めます。

    ありがとうございました。


  • 編集済

    11 長浜に吹く風の名への応援コメント

    さすが、女流漫才の祖として知られる「ネネ&まつ」(大嘘)。絶妙なボケとツッコミの、天然天丼ぶりです。

    市松くんも加わって、戦場だというのにコントが始まる。やっぱり天下盗る側は違いますね。

    作者からの返信

    きっと、少女時代からこんな感じで二人でワチャワチャしていたんじゃないでしょうか(笑)
    ねねは先の方を見て動いていて、まつは周りを見ていて動いていて……^^;

    そんな二人を、小さい頃から見ていた市松くん。
    ねねの「わが道を行く」スタイルに慣れているはずなんですけどね……。
    いやそれを言ったら、まつも慣れているはずなんですが^^;
    漫才コンビが漫才トリオになったけれども、ねねのキレは止まりません、というところで(笑)

    ありがとうございました。

  • タイトル回収回、でしたね。

    まさかこのような形で降伏勧告が行われるとは。
    ねね様自身にもリスクがあると思うのですが、彼女だからこその説得力もありますね。
    命は助けると言っておきながら始末するのは、戦国の世の常道手段ではありますし。

    このまま終わっても、綺麗な物語になりそうではあるのですが……。
    引き継ぎ、楽しみに読ませて頂きます。

    作者からの返信

    最初は、ねね様が藪に潜んで待ちかまえていて、明智を討つみたいなプロットだったんです。
    でも何かそれだと、光秀が本能寺でやったこととあんまり変わんないので、ねね様らしくないなぁと思いまして……^^;
    敵中にも平然と入って行き、言いたいことを言うということをやって来たねね様なら、光秀に直接、もうやめろと言っといた方が「らしい」と考えたのです。

    かくして桔梗紋の明智家は戦国乱世から去っていきました。
    されど、ねね様と秀吉という二人の、新時代へ向かっていくその背を見送るのに、あと少し、お付き合いいただければと思います。

    ありがとうございました。

  • 04 中国にてへの応援コメント

    ああ、「惟任」や「筑前」にそういう意味を見出すのか……。さすが、時代物の名手ですね。

    この時代、官位は既に名目に過ぎないと思っておりましたが、視点を変えればそこに込めた思いが見えてくる。面白いです。

    作者からの返信

    司馬遼太郎先生の作品だと、信長は九州を狙っていたから、こういう姓や官職を家臣に与えた……と書かれております。
    その辺をちょっと述べさせてもらいました^^;

    信長としては、虚名でも使えるものは使う、という策略だったのかもしれません。
    あるいは、地方ならば朝廷の威光にひれ伏すかも、と考えていたのかも。
    ……いずれにせよ、こういうアクションで、「狙い」が見えてくるというのは、たしかに面白いですね^^;

    ありがとうございました。

  • 官兵衛はキリシタンだったのですか

    作者からの返信

    はい、キリシタンです。
    秀吉の伴天連追放令などは、うまくかわしたみたいですけど^^;

    ありがとうございました。

  • 26 京からへの応援コメント

    カリスマ的存在は生きていると思わせた方が良いのですよね
    実際にうまくいくかに秀吉の度量を見た気がします
    そしてそれをわかっているねねさんの軽口
    夫婦で信頼しあってますね

    作者からの返信

    生死不明であるならば、「生きている」と思わせた方が得という秀吉の策略です^^;
    実際にそういう手紙を書き送って、羽柴と明智のどちらにつくか悩んでいる大名を、味方にしようとしています。

    ねねさん、策略の有効性を内心では認めています。
    けれども、秀吉のことを正面から認めようとしません(笑)
    まあ、現代の実際の夫婦もこういうことあるでしょうし^^;

    ありがとうございました。

  • 35 勝竜寺城にてへの応援コメント

    ここに来て、光秀の色々な事柄に対する答え合わせですか。
    確かに一人では、ネガティブな考えばかり引き起こしそうなお人ですからね。
    誰かが伝えてあげないといけなかったのでしょう。
    まさかそれが、ねね様になるとは。

    でも退却後の、このタイミングでとなると。
    ……このままでは終わらないかもですね。

    作者からの返信

    光秀、何も知らないまま討ち取られる……というプロットでした^^;
    でもそれだと光秀が可哀想だなぁと考え直しまして、「(拙作の設定としての)真相」に気づく流れにしました。
    ひとりで暴走するイメージの光秀なので、そこをねねさまに「ちがう」と言ってもらうことに。

    ……「ちがう」と言うのはいいけれど、それで光秀をどうするつもりなのか。
    光秀自身は何か感づいているようですが……^^;

    ありがとうございました。

  • 24 そして手番はこの者にへの応援コメント

    秀吉のパワフルさに驚かされますがねねさんには慣れたものというか当然というか
    そういう信頼があるんですね

    作者からの返信

    この時の秀吉は、脂が乗っている時期だと思います。
    信長の下で軍団を任されるぐらいに成長し、毛利をノリノリで倒している頃ですし(笑)
    史実のねねさんも、長浜のお寺に潜伏して、ずっと秀吉を待っていたみたいですし、やはりこの二人は互いが互いを知っている感じがします^^;

    ありがとうございました。

  • ねね、頭が切れる上に高潔ですね。
    こういう魂が歴史を変える。
    しかれど、卑劣や欲もまた歴史を変えるという皮肉…

    作者からの返信

    ねね、あの羽柴秀吉に城主と代理人を任せられるだけあって、賢いし、肝っ玉があるという設定です^^;
    こうして近江の心ある諸将は明智から離れていきますが……おっしゃるとおり、そうでない、明智について領土を得ようとする将もいるわけで……^^;

    ありがとうございました。

  • 34 決戦への応援コメント

    山崎の戦い、事実上の決着ですね。
    池田恒興の渡河、奇襲の流れはねね様進言となりましたか。
    事前に危険を犯して、明智陣営に潜り込んだ甲斐がありましたね。
    勝負どころとなる、ここに繋がってきましたか。
    光秀は逃亡を見つけた時に切り捨てておけば……。
    栓なき事ではありますが。

    作者からの返信

    おっしゃるとおり、山崎の戦い、これで決着です。
    池田恒興の渡河奇襲作戦は史実で、おそらく秀吉&官兵衛の策によるものですが、拙作ではねねさまのお手柄にさせていただきました^^;
    これもおっしゃるとおり、ここで明智軍への潜入が生きて来た、というところです^^;
    そして光秀が「脱出」に目をつぶらなければ……でもそうしないと、拙作の光秀じゃないし……何とも難しいところです^^;

    ありがとうございました。

  • とても楽しく、また興味深く読ませていただきました!
    四谷軒様の優しさと歴史に対する深い造詣と人間洞察力の現れた傑作だと思いました。
    次回作も期待しています!

    作者からの返信

    まずはレビューに感謝を。
    歴史の授業で習う大事件を、私なりにどう描けるか、と苦心したお話です。
    そのため、「新鮮」「驚かされる」とのようなフレーズを拝見しますと、「やったぜ」という気分です^^;
    そして拙作は「老い」を出すことをテーマにしています。
    だからこそ、人間を人間らしく描こうと四苦八苦しておりました。
    それを「人間臭い」とのお言葉、まことにありがたいです。
    そしてねねさんのゴッドマザーぶりについても(笑)
    ありがとうございました!

    ここからはコメントへの返信です。
    私自身も年齢を重ねてきておりますし、周りの人たちも同様で……そのあたり――「老い」と、それを見守ることに注意して描いたつもりです。
    もしかしたら、その辺が「優しさ」につながったのかもしれません^^;
    お褒めいただき、恐縮です!
    それでは、ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました!


  • 編集済

    31 再会する人たちへの応援コメント

    桶狭間といえば、あれですねえ。
    あの戦いの時には、光秀さんまだ織田に与してませんし、たしかに効果ありそうです。
    そもそも作中でも語られている通り、兵力が多い陣営があれをやるのは、ちとズルい気もしますが笑。

    秀吉の用兵の上手さが、随所に目立つといいましょうか。
    光秀としては待てる状況でも無かったことが、戦略的に痛いですね。

    作者からの返信

    本能寺の対になる出来事(だと私が思っている)桶狭間。
    そんなわけで定石どおりの横綱相撲を展開しようと思っている光秀に対し、奇襲戦法で殴りかかろうとする秀吉(笑)
    でも横綱というか戦力が上なのは秀吉です^^;
    酷い用兵巧者もあったもんである(笑)

    そんなわけで、秀吉は稼いだ時間を十二分に使って、光秀を待ちかまえます。
    光秀サイドは、やはり時間がないので仕方なく、攻めかかってしまいました。
    これが並みの相手だったら、戦ううちにに自陣に引きずり込む戦法が採れたのに、よりによって相手が秀吉と官兵衛……^^;

    ありがとうございました。

  • 24 そして手番はこの者にへの応援コメント

    とても新鮮な仮説で興味深々です。佐久間や林のように隠居させられたくなかった、というのは明智の才人としての「人並みならないプライド」だったのでしょうね。 あいつら田舎武者と違うぜ、っていう。彼が美濃を離れ、最初に朝倉に仕え、そして義昭を担いで幕臣になってゆくのもそうした「プライド」があったゆえでしょうから。大変面白く読みました。

    作者からの返信

    明智光秀は佐久間や林のように、織田の生え抜きではありません。
    だから信長に「言うことを聞け」と言われても、「じゃあ出ていく」と反発する可能性があったと思います。

    そしておっしゃるとおり、光秀は己の腕のみを頼りに世を渡り、やがては幕臣としてのし上がって来た経緯があります。
    そういう独立性を持つ男に命令を、しかも引退しろなんて言ったら、そりゃあ反発されるでしょ……というのが、拙作の設定です。
    なみいる織田軍団の諸将の中で、彼だけがこういう特殊性を持っていました。
    そしてよりによって、出世頭で「一の将」。
    この辺に織田軍団の長所と短所があったのでしょう。

    ありがとうございました。

  • 38 山崎の城への応援コメント

    殺伐とした戦国時代の話でも、こういうエピソードが出て来るとホッとします。
    明智光秀は歴史の敗者というイメージしかなかったんですが、こうして嫡男が生き延びる事で、そうではない側面も見えてきました。

    作者からの返信

    光秀の嫡男も諸説ある人で、その中に生存説=出家説がありましたので、採用させていただきました^^;
    光秀は敗者というイメージですが、おっしゃるとおり、こうして嫡男が生き延びたということにより、それだけではないという風に思えるのでは。
    しかも、秀吉の大坂城のおひざ元の泉州岸和田にあるというところが何とも……^^;

    ありがとうございました。

  • 37 敗者と勝者とへの応援コメント

    光秀が最後野武士に討たれた説は確定ではないんでしょうか。
    このようなラストに四谷軒様の優しさを感じます。
    『おんな太閤記』と同じく橋田壽賀子さんが脚本を書いた大河ドラマ『春日局』を見た事がありますが、こういう繋がりがあったとは!
    そして秀吉もまた寄る年波で最後はなんだかおかしくなっちゃいますが、運命の皮肉を感じます……。

    作者からの返信

    光秀の最期は諸説あります。
    中には天海大僧正になった、という説まであるので、じゃあ生死不明にしても問題ない(?)と思ったのです^^;
    おっしゃるとおり、ここまで活躍してくれた光秀を討つというのもどうかと思いまして……。

    「おんな太閤記」、橋田壽賀子さんだったんですか。
    知らなかったので、私も今、ビックリしました(笑)
    たしかに凄い「繋がり」ですね^^;

    そして秀吉。
    彼も歳を取って最後は暴走し、迷走します。
    そういう運命的なものを書いてみたかったのです。
    あと、そう考えると家康は最後まで頑張ったんだな、と思います^^;

    ありがとうございました。

  • 29 富田(とんだ)、秀吉への応援コメント

    謀略ターンが終わって、戦に向けて陣立ての時ですね。
    騙し合いや化かし合いも好きですが、やはり戦国時代は合戦シーンこそが華ですね。

    定石通りの布陣を構えようとする光秀が、らしいと思いつつも流石だなあという気がします。
    馬鹿正直に見えつつも、そのうえできっちり勝つのが光秀のイメージですねえ(本能寺の変除いて、ですが)。

    作者からの返信

    この本能寺の変から始まる動乱って、山崎の戦いで「締め」になるという、まるで映画のように「決まる」動乱です。
    私も書いていて「やっと合戦だ!」と盛り上がったものです(笑)

    そして光秀、さんざん兵が足りないだの細川が来なかっただの酷い評価ですが、それでも最善を尽くして布陣しているところが、光秀らしいなと思うんです^^;
    逆に言うと、あの秀吉が中国大返しまでしないと「倒せない」というのが光秀だと思いますし……。
    ホント、本能寺の変だけイレギュラーな光秀(笑)、この堅実な布陣から、どう戦うのか。
    お楽しみいただければ幸いです。

    ありがとうございました。

  • ねね様の斥候能力がすごい……。
    とある有名無双ゲームでは忍者にさせられてましたが、その設定もかくや、みたいな活躍ぶりですね。

    対してテンションダダ下がりの光秀……。
    細川親子に続いて筒井順慶にまで、様子見に回られてしまったのは、光秀にとっては痛手だったでしょうね。
    おかげでこの後の戦、利三を出さざるを得ないくらい、駒が足りなくなりました。
    こうして人望の無さが後世にまで語り継がれるのは、哀れではあります。

    作者からの返信

    忍者にさせられていたんですか!?
    そりゃ凄い……^^;
    でもまあ拙作では、忍びの技は身に付けていないので、足軽になりました(笑)

    光秀、ここまでノリノリだったんですが、やっぱりみんなから距離を置かれていて、細川も筒井も味方に来ません。
    まあ、光秀に味方したところで、秀吉は置いといて、柴田勝家あたりから攻められたらたまんないですからね……^^;

    で、その勝家への抑えにしていた斎藤利三を召喚する破目に。
    生き残った細川や筒井が喧伝したせいもありますけど、光秀はやはり人気が無いというか、信長を討ったせいで、アンタッチャブル扱いになっちゃったんでしょうね……。

    ありがとうございました。

  • 22 ねねの手番への応援コメント

    いやあ、とても面白い仮説です。斯波家の件は読みましたがそれを後継にというのはとてもインスパイアされました。これで信長は清和源氏に入れるということで将軍職の可能性作ったということですね。私は信長が将軍になれなかったのは義昭が現職だったのと彼が「清和源氏」じゃなかったということを思ってたのですが、そういう手か、と思って興味深く読みました。実に面白かったです。

    作者からの返信

    信長を将軍にするという話があった、という説があって、そしてその説を述べた文章にただし書きで、将軍職は足利家の家職だから可能性は微妙だった……と書かれていました。
    その頃、織田信忠が本能寺の変主犯であるという仮説の下で調べていて、その時、信忠が斯波家の家督を得ていたことを知ったのです。
    しかも、他ならぬ足利義昭本人から斯波家の家督を与えられていますし。
    これなら……少なくとも小説的には面白いと思って、採用した次第です。
    お楽しみいただけたようで何よりです。

    ありがとうございました。

  • 21 光秀の手番への応援コメント

    私、この「本能寺の変」についての光秀の本心にとても興味があり、リサーチしたことあるんですね。義昭は扱いにくいし毛利が絡んでくるんでバツですよね。義栄の系列はどうなのでしょう。三好一族を追い出すことと義輝のサポートから考えると義栄の息子はどうなのか?と。私が一番光秀の動機で思ったのが朝廷と近衛前久です。こいつかなりうろちょろしてる公家でしかも頭いい。信長暗殺の後も秀吉に嫌疑をかけられてますよね。光秀の上にはオオギマチ天皇とこいつ、あと坊主がいたのではないかというのが
    私の推理なんですが、どうなんでしょうか?

    作者からの返信

    私の場合は、小説的にどのような動機が面白いかな、という視点で考えておりました。
    足利義昭については、そういう考察を見たことがありますので、書いても「それ、知ってる」と言われそうなのでやめました。
    一方で足利義栄(とその系列)については、あまりそういう説を見たことが無いので、こっちかな、と。

    朝廷と近衛前久、こういう「主犯」というのも面白いと思います。
    でも前久は信長のことを好きだったらしいので、その辺がネックかな、とも思います^^;

    ありがとうございました。

  • 01 前夜への応援コメント

    ぎりぎりに拝読しております。
    本能寺の変が起きなかった場合の「明日」を、約束された未来として当然のように語り合う姿が新鮮ですね……こういう場面が描けるのが歴史小説の面白さのひとつですね。
    時間中に全編は無理そうですが、読めるところまで拝読してまいります。

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。
    そして、お忙しい中、恐縮です。

    本能寺の変という、この国の歴史上、最大のミステリーを取り扱うにあたって、「起こらなかったらどうなるか」を考えないといけないな、と思って書きました。
    そういう意味でも、「起こらなかった場合の明日」を想定して念入りに書かせていただきました^^;
    そして、まさにそういう面白さが、歴史小説の醍醐味だと思います!

    ありがとうございました!

  • 35 勝竜寺城にてへの応援コメント

    ねねさん、神出鬼没ですね!
    誤解がもとに起こる悲劇。「リア王」も老いや誤解がもとに起こる物語でしたが、本当に切ないです。最後に悟りがあるだけ余計に……。

    作者からの返信

    ねねさん、やっぱり主人公なんで、どこにでも現れます(笑)

    拙作では本能寺の変を誤解が原因の出来事として扱いました。
    こういうのって、他の時代や現代でもある話だなぁと、書いていて思いました。
    そういえば「リア王」もそういう感じのお話でしたね。
    やはり、老いも誤解もそれだけ普遍的なテーマなのかもしれませんね……。

    ありがとうございました。

  • 26 京からへの応援コメント

    討たれた総大将を、生きているとあえて喧伝するのは士気の維持にも繋がりますね。
    このタイミングで万が一、信長死亡が軍内で流布したとしても、虚報であると言い放つことができますし。
    こうなっては、状況が落ち着くまでは、信長が生きてようが死んでようが、関係なくなってきます。
    それを、戦略的に行なってみせた秀吉は流石ですね。

    作者からの返信

    生きているから助ければ恩賞が大きいぞ、みたいなのがあったと思います。
    光秀がイヤ死んでるからと言い張っても、戦国最高の謀略家の秀吉と官兵衛のことですから、何とか言いくるめそうですし(笑)

    でも最大の効果は、光秀に味方しない口実を諸侯に与えたことだったと思います。
    信長の生死がどうなのかは、ホントはみんな知っているのにそれをやる秀吉は、やっぱり酷い奴、じゃない、稀代の謀略家だと思いました^^;

    ありがとうございました。

  • 23 信長の思い描いた未来への応援コメント

    まさかの信長の優しさ、思いやりの可能性が…というよりそうとしか思えないですね
    現代でもそのくらいの年齢だと体が辛いと思います

    光秀にきちんと話していることができたら…

    作者からの返信

    信長って、意外と殺すより追放を選んでいるんですよね。
    尾張守護の斯波義銀も追放、将軍の足利義昭も追放。
    家臣の林秀貞や佐久間信盛も追放。
    残酷ですぐ殺すみたいなイメージの信長ですが、実は追放で済ませているところに優しさが、特に家臣は高齢の人ばかり追放になって……というのが、拙作の執筆のキッカケです^^;

    そして光秀は織田家譜代ではなくて、元は幕臣だったから、なおのこと信長の「そういう」意向を読めなかった、という設定です。

    ありがとうございました。

  • 22 ねねの手番への応援コメント

    来週のBSで『偉人敗北からの教訓』で北政所を取り上げるようです
    なぜ手塩にかけて育て武将たちが争ったのか…
    これはちょっと北政所、ねね様のせいにしてもなぁと思いましたが、ちょうど御作でねね様を読んでいるところだったので気になりました

    ねねが介入できる余地は無かったのでしょうか

    作者からの返信

    そういう番組があったんですね。
    しかも敗北がテーマで、北政所が出て来るなんて^^;

    豊臣家子飼いの武将たちの争いの原因を北政所に求める……う~ん^^;
    あのあたりの時代の動きをまとめて取り扱うには、北政所にした方が楽だし、視聴者に驚きを与えたいからかもしれません。

    秀吉死後の動乱期に、北政所に何かできなかったというと……やはり家康に頼るしかなかったのでは。
    正室の座は淀君に渡ってますし、特定の武力も無いから、そうすると家康に頼って……となっちゃうのではないかと思います^^;

    ありがとうございました。

  • 25 秀吉の手番への応援コメント

    秀吉の、頭の回転が早いの何の。
    兵站を含めた軍の運用の巧さが、さすがとしか言いようがないですね。

    おまけに相談相手が官兵衛だから、策謀の展開が更に早いですねえ。
    上手いこと策を補うから、作戦に穴ができないというか。
    鬼に金棒とはこのことでしょうね。

    作者からの返信

    秀吉の人生の中で、一番脂が乗っている時期だと思います。
    そういう意味でも、秀吉は運がいい(笑)
    そして天下取りという野望が彼の頭脳の回転数を上げて……^^;

    この時の軍師が官兵衛というのも、秀吉の豪運の象徴かと。
    戦略は秀吉が立てて、官兵衛はそれをブラッシュアップする。
    実務面では秀長がいるから、遺漏は無さそう^^;
    ……同時期に大坂にいた織田信孝の陣営と兵がボロボロだったことに比べると、やっぱり秀吉は運も才覚も人材も凄かったんだなぁと感心しきりです。

    ありがとうございました。

  • 23 信長の思い描いた未来への応援コメント

    まだやれるという光秀。
    もう休めとした信長。
    こう見ると、悲しいすれ違いですね。
    立場が変われば見方も変わりますから、一勢力の長である信長としては優しさのつもりだった。
    凄い説得力で、感嘆の息が漏れました。

    かつての佐久間や今の光秀が、信長の怒りを買って、遠ざけられたというのが定説なのでしょうけど……。
    確かにそんな意図があっても、不思議では無いですよね。
    作者様の発想の転換が、素晴らしいと感じる回でした。

    作者からの返信

    拙作では光秀が高齢であるという説を採用し、光秀引退勧告と、その誤解による本能寺の変勃発という設定にしました。
    これが佐久間や林みたいな織田家譜代、あるいは若い頃から信長に付き従って来た家臣だったら、素直に従ったでしょうけど、残念ながら光秀は幕臣だったし、信長に「雇われてやったんや」と思ってるだろうし……。
    一方の信長は、だからこそ気を遣っていたという設定です。

    佐久間は19か条のお叱りのお手紙をいただいているので、信長が怒ってやめさせたのが史実なんでしょうけど、これは小説なんで、それは引退を企図したものと解釈しました。
    歳を取った方を相手にした時に思いついた設定です^^;

    お褒めいただき恐縮です^^;

    ありがとうございました。

  • 21 光秀の手番への応援コメント

    光秀がちゃんとお爺ちゃんしてますねえ。
    六十過ぎだと実際、こんなものですよね。

    案の定というか、盟友たる細川は戦力として期待していますか。
    結末を知る身としては、後の展開を考えると、申し訳ないけど苦笑いが出てきます。
    でも担ぐ神輿をどうするのかも考えてて、歴戦の知恵者感があって良かったです。
    彼なりの天下図は確かにあったのでしょうね。

    そして、それを見抜くねね様流石です。
    京の事情にも精通しているとは、思慮深いと言いますか、情報通と言いますか。
    羽柴を支える賢母ですね。

    作者からの返信

    光秀、関西のやり手ジジイ、の印象で描いています(笑)
    よく笑い、笑いつつ寝技を決めるって感じの^^;

    光秀にとって、細川は長年の付き合い、縁戚、京畿にいるという地の利があるから、そりゃあ「こっち来い」と言いたくなるでしょう。
    たしかに後世のわれわれとしては、でも細川って関ヶ原の時も似たようなことしているよな、と思いますが(笑)
    そんな明智さん、もし彼にとって都合のいい神輿を担ぐとしたらどうするかと想像してみました^^;
    お褒めいただき恐縮です。

    ねねさまは、まあいわゆるチート設定を持たせております(笑)
    ミステリの名探偵のように、情報に詳しく、そこから推理して真相を見抜くことができる、というような。
    賢夫人として名高いからこそ、持たせることのできる設定です^^;

    ありがとうございました。

  • 20 大返し、始動への応援コメント

    待ってましたの中国大返しですね!
    備中高松城の水攻めから、毛利との休戦を経ての大返しは、全盛期秀吉(それと官兵衛)の真骨頂ですねえ。
    これで、織田の家臣団の中で頭ひとつ抜けた印象です。
    秘訣は、街道整備や兵糧確保などが有名でしょうか。

    コメント欄で、他の方々が書いてる説など見ているのも楽しいですねえ。
    自分の知らない逸話もたくさんあって、にわか歴史ファンとしては、コメント欄でも勉強が出来そうです笑

    作者からの返信

    天の時、地の利、人の和という、古来伝わる戦いの条件が、半ば偶然とはいえ揃ってしまった秀吉。
    そしてその偶然を必然に変えるべく、大返しが始まります^^;
    ……やはり、道の整備、そして兵糧確保ならびに大小便の仕置き場を用意できたのが大きかったんじゃないでしょうか。

    コメント欄……みなさん博識だしインスピレーションもあるんで、こちらとしてはハラハラしています(笑)
    でも楽しいです、私も。
    知らないことや、自分では思いつけないことがあるので^^;

    ありがとうございました。

  • 20 大返し、始動への応援コメント

    この若い頃の秀吉は冷静で補給を常に考えていたのに、文禄慶長の役では補給を無視して無理な進軍をさせていますよね。やはり、権力は理性を失わせることを示唆していて
    面白いですね。

    作者からの返信

    他の方もおっしゃっていますが、秀吉ってこの頃は現場を知っているせいか、兵糧の調達が巧みでした。
    一方で文禄の役、慶長の役では……^^;
    これはおそらく、権力と老いではないでしょうか。
    権力者と成った以上、そういう細やかな心遣いは無用と思われ、捨て去り、老いているので、やれといわれても面倒でできない、といったところかと。
    あとは、俺は一人で考えていろいろやっていたんだから、お前らも一人で考えてやれと思っていたのでは。

    ありがとうございました。


  • 編集済

    17 虎、見参への応援コメント

    こちらでは初めましてになります。
    濱丸と申します。
    大河ドラマや信長の野望が好きで、この作品も拝読させて頂いておりました。
    この頃のおねね様、そう言えば何してたんだろうと、楽しく読み進めさせて頂いています。

    などと言っておきながら。

    阿閉貞征(あつじさだゆき)、この作品でルビ振ってもらうまで、ずっと(あとじさだゆき)だと思ってました……。
    うわ恥ずかしいorz。

    ラストで出てきた藤堂高虎、虎繋がり以外でも加藤清正とは何かと比べられますね。
    以前何かの番組で、藤堂高虎vs加藤清正、どっちが凄い的な番組をやっていたなあと思い出しました。
    主を変えまくったことで有名ですが、前述の阿閉貞征も、主君の変遷が似てるかもですね。

    引き続き、楽しく拝読させて頂きますね。

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。
    ようこそお越しいただきました!

    私も大河ドラマや信長の野望、大好きです^^;
    ねねさん、史実ではこの時、長浜城に籠もっていて、落城したら寺に潜伏していたようです。
    そこを拙作では、本能寺にいてそれから長浜に帰って来たということにさせていただきました。

    阿閉貞征、ホント読めませんよね^^;
    ちなみに私は「あべ」だと思ってました(笑)
    この人、おっしゃるとおり、藤堂高虎のように主君を変えて生き抜いてきましたが……ここに来て明智光秀に鞍替えしました。
    それでうまいこと長浜城を盗った訳で、これで阿閉家大勝利と終われば良かったんですが……よりによって、あの羽柴秀吉の城を盗ってしまったので……^^;

    藤堂高虎と加藤清正、どっちが凄い対決って……その対決自体が凄いです(笑)
    高虎って結構マイナーな扱いなんで、マイナー好きの私としては、押さえておきたくて出しました^^;
    そもそも、山崎の戦いもマイナーですし……(笑)

    ありがとうございました。
    またお越しいただければ幸いです!

  • 31 再会する人たちへの応援コメント

    そうなんですね。
    秀吉は野心に燃えながらも待つ事が出来たから天下が取れたのかもしれませんね!
    「鳴くまで待とうホトトギス」と詠んだのは実は秀吉だったかもしれませんね!

    作者からの返信

    そうなんです^^;
    中国大返しというと、いかにも全力でダッシュしてきて、光秀にブツかっていったイメージなんですが(笑)、実際は相撲の試合みたいに、「見合って、見合って」をやっていました。
    そこで待ちに徹したというのが、秀吉の凄いところです!
    まさに横綱といったところで、それで天下を取れたのでしょう!

    ……たしかにこの時の秀吉なら「鳴くまで待とう」と詠んでいたのかも(笑)

    ありがとうございました!

  • 19 京を目指してへの応援コメント

    ねね様のこの当たりのお話は史実なのでしょうか
    豪胆で賢い
    さすがは秀吉の妻ですね
    藤堂高虎が可愛く見えてきました
    藤堂村(*´ 艸`)行ってみたい

    作者からの返信

    史実のねねさんは、詳細は不明ですが、長浜城を守り、そして落城したら、近くの寺に潜伏して、夫の救援を待ったそうです。

    拙作の場合は、想像を膨らませて、活躍させてみることにしました。
    そんなわけでねねさんは藤堂高虎の助けを借りて藤堂村へ逃げ、京へと向かう決意です^^;

    高虎さん、この時はまだ成長中という設定なので、だから可愛く見えるのかもしれません(笑)
    私も藤堂村、行ってみたいです^^;

    ありがとうございました。

  • 18 藤堂高虎への応援コメント

    阿閉さんも知らない武将ですがなんとなくその最期が予想されてしまいますね

    作者からの返信

    阿閉さん、出だしからフラグを立てまくっているのですが、そのことに気づいていないという人です^^;
    いやまあ、フツーに考えたら明智に味方する=勝ち馬に乗ると考えるでしょうけど、惜しむらくは相手があの羽柴秀吉とその女房というのが……^^;

    ありがとうございました。

  • 17 虎、見参への応援コメント

    ゚+。:.゚おぉ(*゚O゚ *)ぉぉ゚.:。+゚
    藤堂平助のご落胤説のある藤堂家キタ━(゚∀゚)━!
    本当にご落胤なら藤堂高虎の血筋ということになるんですね
    以前偉人の履歴書という番組で藤堂高虎を見たくらいで詳しくは知りませんでしたが名将だったのですね

    作者からの返信

    平助さんのご先祖(?)の藤堂高虎さん、ついに登場です^^;
    結構マイナーな武将なんですけど、この乱世を生き抜いて、伊賀・伊勢の国持ち大名になり、幕府の枢要にも位置するという才覚の持ち主です。
    七度主人を変えたといわれるくせ者ですが、果たしてねねたちを救えるのでしょうか。

    ありがとうございました。

  • 16 長浜、そして京への応援コメント

    後にお玉が自害してしまうのもわかるような気がしました
    戦国の習わしとはいえ親子で争い命を奪い合うこともある
    厭世観に囚われそうですよね

    作者からの返信

    親子兄弟でも争うのが戦国の世の常。
    そもそも応仁の乱でも、将軍家同士が争っているのに、というところでしょう。

    お玉は、おっしゃるとおり、津田信澄に嫁いだきょうだいのことや、父のことを考えると、関ヶ原寸前のあの状況では、ああするしかないと思ったのかもしれません……。

    ありがとうございました。

  • 15 長浜城攻防戦への応援コメント

    お城にこだわらずあっさり捨て去る潔さ
    さすがねね様です
    京へ無事に入れると良いのですが

    作者からの返信

    もう落城寸前という状況からの判断かと。
    長浜の人々を逃げさせれば、城主代理としての役割も終わり、と思ったのでしょう。
    それでも城に執着しないのは、かなりの割り切りだと思います^^;

    ……あと、京へ行った方が、ゆくゆくは仕返しになる、とも考えています。
    しかし今は目の前の敵を何とかしないといけません。
    果たして……。

    ありがとうございました。

  • 30 山崎にてへの応援コメント

    ええ~!、こんな所に光秀さんが!!
    しかも信長な愛唱の歌を……。
    なんか、光秀の信長に対する愛憎が感じられてゾクッとします。
    もしかしたらこのじいさん、信長を一番理解していたのかも……!?

    作者からの返信

    やっぱり敵将とは顔合わせしといた方がいいかな、と思いまして^^;
    そして拙作の光秀は、(誤解によるものですが)隠居勧告以外については、信長を凄く評価していて、「アイツ以外の下につきたくない」と思っているくらいです。
    そうです、信長を一番理解していたのはこのじいさんです^^;
    愛唱の歌も、かつては二人で歌い合っていたのかも……。

    ありがとうございました。

  •  こんばんは、御作を読みました。
     ねねさんの、真実は掴もうと努力し続けるしかないという、信長や光秀から受け取った戒めと覚悟。
     難波の夢に溺れる時がきたら、その時は……。
     わずかな不穏さを孕みつつも、爽やかな終わりで、素晴らしく面白かったです。

    作者からの返信

    ここまでお付き合いいただきありがとうございます。

    本能寺の変を、誤解や曲解による悲劇として描いた以上、それを乗り越える「答え」を書かなくてはなぁと思っていました。
    ましてや、「あの」秀吉の妻であるねねさんが主役なんで、それ相応の答えを、と^^;

    そんなわけでこのようなエンディングとなりました。
    また、秀吉の「晩年」と「死後」のねねさんの動向とのリンクを匂わせることにも気を遣ったので、そのあたりに感づいていただいて、ありがたい限りです^^;

    それでは改めまして、ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました!

  • 38 山崎の城への応援コメント

     こんばんは、御作を読みました。
     御作だと天海さんは、信長の弟さんが役をやっていたので、どう決着着けるのかと思ったら、秀吉へのメッセージこめての敢えての行方不明とは、上手いなあと膝を打ちました。
     南国梵桂さんは初めて知り勉強になりました。面白かったです。

    作者からの返信

    そうなんですよ。
    天海説は自分で塞いでいたので(笑)、いろいろ悩んだあげく、行方不明にしましたが……結局は初志貫徹というか、息子のために最後までやり遂げた、というところにしたのです^^;

    南国梵桂さん、この人は光秀の肖像画のお寺を調べたら、出てきました(笑)
    このネタは使うしかないでしょ、というところで、住職エンドとなりました^^;

    ありがとうございました。

    また、近況ノートへのコメント、ありがとうございます。
    おかげさまで表彰されました^^;

    ではではノシ

  • 37 敗者と勝者とへの応援コメント

     こんばんは、御作を読みました。
     光秀さん、行方不明になりましたか。
     ……本作の場合、なんだかんだで生き延びそうですね>▽<
     ねねさんと、珍しく白い秀吉さんが幸せそうで良かったです。
     面白かったです。

    作者からの返信

    首討たれたり、天海にジョブチェンジしたりと、諸説あるお方ですが、拙作においては生死不明としました。
    そう、オロチ篇ラストの八神庵のように^^;
    そしていおりんのように、しれっとネスツ編に出て来るようなこともありそうな……(笑)

    ねねさんのおかげで、秀吉も驚きの白さ(笑)
    まあでも、こういう白い秀吉も、従来の創作物ではよく見かけますし、そしてハピエンらしいと思いまして……^^;

    ありがとうございました。

  • 18 藤堂高虎への応援コメント

    最後の一文は戦国大名の本質を言い当てていますね。
    正義が、とか言わない方が現実的でいい感じです。
    今のマスコミ屋政治家がすぐに正義感をふりまわすより
    よっぽど潔いい。

    作者からの返信

    阿閉さんは戦国大名としては間違っていないんですよ。
    乱世にふさわしい、城盗り国盗りという点では、たしかに機を見るに敏であり、それに成功しているから、有能だと思います。

    ……問題は、相手したのがあの羽柴秀吉だったというところです^^;

    ありがとうございました。

  •  こんばんは、御作を読みました。
     光慶さんのその後は不明、死亡説も生存説もあるのですが……。
     ねねさんはともかく、秀吉さんが信じられない(=´∀`)
     どうなるのかハラハラします。

    作者からの返信

    光慶さん、普通に考えたら死んでいると思うんですが、そうとも言い切れないところがある、不思議な人です。
    そして秀吉さんが信じられないなんて(笑)
    いちおう、軍団長としての発言なんで、信じ……られないか^^;
    ねねさんが裏書してないと、たしかに不安です(笑)

    ありがとうございました。

  • ねねさんの行動力!
    す……すごいです!
    しかもあくびをする余裕……!
    しかし女の足軽が存在していたとは初めて知りました。
    最近はウクライナ戦争でも女性がかなり動員されてると聞きますが。

    作者からの返信

    女足軽は、他の方の作品に出て来たのを見て、あとどうやら史実でも存在していたみたいなので(合戦の供養塚から女性の骨が出ていたみたいです)、取り上げさせていただきました。
    男装して潜入も考えたんですが、トイレとか無理があると思いまして^^;
    あと、ねねさんは下級武士の家の出身なんで、足軽稼業もできるでしょうと思ったのです。
    あくびまでするのは想定外でしたが(笑)

    ありがとうございました。


  • 編集済

    文章の構成が巧みなので、わりと日数を掛けずに一気に読み終えてしまいました。
    前半のねねの逃避行からの京潜伏の辺りは一種の冒険活劇で、展開も次々に替わりジェットコースターに乗っているようで一気に物語に掴まれましたね。
    まさしく主人公はねねでした。

    最後に秀吉が間違えた時は私が正す、と言って秀吉を喜ばせたねねですが、豊臣の最後の幕引きに手を貸したのもねねだと思うと複雑な味わいになりますね。
    それと途中の佐吉と市松の関係がそこまで悪くないというのもちょっと新鮮でした。
    そしてこの作品の光秀は姿を消しましたが、どう過ごしてるんでしょうかね。
    南光坊展開は織田信行ですからね。

    作者からの返信

    まずはレビュー、ありがとうございます。

    ジェットコースター、まさしくそのとおりです(笑)
    どうせ本能寺の変のあたりを描くのなら、誰もやっていないことをやろうと思って、ねね主役、それも本能寺からの脱出のスタート、そして中国大返しさらに山崎の戦いへ……というジェットコースターを心がけましたので。
    新鮮さとスピーディを旨としましたので、そこを強調していただく、名レビューと思います!


    ここからはコメントへの返信です。
    前半戦は、まさにおっしゃるとおりロードムービー的な展開を意識しました。
    このあたり、既存の創作物ですと、秀吉や光秀主役で描かれていますので、同じことをやっても仕方ないと思いまして^^;
    で、ねねを主役に据えたら、「あれ? 本能寺からスタートしてもいいのでは?」と思いついたのです。

    秀吉が間違えたら正すというねねさん。
    でもそのねねさんの「正す」は、家康による天下とイコールだった……これは狙っていました。
    そうでないと正せないレベルだったんだよ、ということを暗に示したかったのです^^;

    佐吉と市松の関係は、私としては、成長後の文治派の台頭のあたりが険悪化のキッカケ(「文治」と「武断」の対立)と思っておりますので、この青年時代は互いに「厭な奴」レベルという設定にしました。
    というか、そうしないと話が進まないので(笑)

    行方不明となった明智光秀。
    きっとどこかで鉄砲を背に、冒険でもしているんじゃないでしょうか。
    天海ルートは、信行さんがいるのでたしかにNGという事情もありますが、既存の創作物にあるルートは採りたくなかったもので^^;

    それでは、ここまでのお付き合い、ありがとうございます。
    おかげさまで完結いたしました。


    最後に改めましてもう一度、ありがとうございました!

  • 35 勝竜寺城にてへの応援コメント

     こんばんは、四谷軒様。御作を読みました。まさかのねねさん登場に驚きました∑(゚Д゚)
      光秀さん、恨むだけ恨んで死ぬのではなく、事情を知れたのは良かったのか、それとも……。
     狡兎死して走狗煮らるは、源氏の棟梁頼朝さんはじめ、家康(むしろ秀忠)もやっているので恐怖したのはわかるんですが、信長さんの性格上、必ずやるとも言えないから、なんとも悲しいですね。面白かったです。

    作者からの返信

    どうせねねさんを主役にしたんだから、こういう「締め」をやらせてあげようと思い、こうしました^^;
    そして光秀、頭はいいんで、気づこうと思えば気づいた真相に、ようやくたどり着きます。

    狡兎死して走狗煮らる……信長の場合、林秀貞や佐久間信盛という実例があるだけに、明日は我が身と思っても仕方ないと思います。
    頼朝さんみたいなわかりやすい前例があるし(笑)
    信長本人から説明されるならともかく、これを定年退職みたいに捉えるのは、ちょっと無理があると思いますし^^;

    ありがとうございました。

  • 完結お疲れさまでした。

    光秀の最期をあえて描かない点が、かえって興味深いですね。
    野伏か農民に竹槍で突かれて死亡などという終わり方よりも、ドラマチックです。

    作者からの返信

    ありがとうございます。

    光秀が討たれたり、生き延びて天海になったりするお話が多いので、へそ曲がりの私としては、生死不明にしてしまいました^^;
    変に天海に転生してもらしくないですし、死んでしまうというのも、やっぱりらしくない(笑)
    ……そういうわけで、こういう退場と相成りました。
    ドラマチックとのお言葉、感謝です。

    ありがとうございました。

  • 34 決戦への応援コメント

     こんばんは、御作を読みました。
     ねねさんのナイスアシスト♪
     これはもう、光秀さんにもどうにもならないか……。
     秀吉の怖さ、強さが伝わってくる回でした。
     伊勢貞興って、若かったんだなあTT
     面白かったです。

    作者からの返信

    史実では池田勝入斎のファインプレーだったと思います。
    むろん、秀吉&官兵衛の采配で動いているのでしょうけど(笑)

    で、拙作ではその辺をねねさんの手柄にしてしまいました。
    そうすると秀吉、官兵衛、ねねという三頭を相手にする光秀という構図に^^;
    つくづく秀吉は魔王になってしまったなぁと、私も思いました(笑)

    伊勢貞興、あまり目立たないけど、この若さで明智軍団の柱石となっている凄い人です。
    もっとこの人にスポットを当ててやろうというのが、執筆のキッカケのひとつです^^;

    ありがとうございました!

  • 30 山崎にてへの応援コメント

     光秀さん、格好良いです。

     欲に塗れている所も、こんな粋な所も合わせ持つ傑物なんですねぇ。

    作者からの返信

    光秀さん、関西のやり手のジジイのイメージで書いております。
    がめついところもあり、雅なところもある、どこか憎めないジジイですが、傑物と受け取っていただいて、嬉しい限りです。

    ありがとうございました。

  • 33 乱戦への応援コメント

     こんばんは、御作を読みました。
     ここで「桶狭間のようじゃ!」と池田さんに想起させるのがエモく、時代の節目、変化の鼓動を感じさせますね。
     面白かったです。

    作者からの返信

    池田勝入斎、信長の乳兄弟として、生まれた時から付き従ってきた男ですからね(笑)
    桶狭間でも無我夢中で信長についていったっぽいのと、何よりも信長のあの頃を彷彿とさせるのに、これほどの人物はいないと思いまして、クローズアップさせていただきました^^;
    お褒めいただき、恐縮です。

    ありがとうございました。

  • 32 開戦への応援コメント

     こんばんは、四谷軒様。御作を読みました。
     光秀さんも的確に動いているんですが、それを把握して罠にかける秀吉の恐ろしさよ(⌒-⌒; )
     一手一手が痺れるほどで、すごい描き方だなぁと圧倒されました。面白かったです。

    作者からの返信

    名人同士の棋譜を見ているような気分でした……このあたりの資料を読んでいると^^;
    信長麾下の双璧の名将同士が戦うって、ある意味、ドリームマッチという感じです(笑)
    お褒めいただき恐縮です。

    ありがとうございました。

  • 26 京からへの応援コメント

    うわあ、なかなか大胆な作戦ですね。
    死者を生きていると思わせるとか、中国の古典や近代のスパイ戦争とかでそういうエピソードを読んだ記憶がありますが、もし秀吉がそういう手を実際に使ったとしたら興味深い!
    やはり天下を取るだけの事はあって、相当の策略家ですね。秀吉を見る目が変わりました。

    作者からの返信

    信長生存説。
    実際は、中川清秀という摂津の武将に送った書状の中で見られる話です。
    「死せる孔明、生ける仲達を走らす」の話などが有名ですが、秀吉の場合は、信長が生きていることにすれば、味方が増える=光秀の味方が減る、という作戦だと思われます。
    勝つため=天下を取るために、何でもするという姿勢が、この頃の秀吉にはあります。

    ……やはり恐ろしい男だな、と書いていて私も思いました^^;

    ありがとうございました。

  • 読了しました。
    四谷軒さんが思い描いた本能寺の変の真相、大変面白く読ませていただきました。最近のフィクションでやられがちなんですが、光秀が若く描かれてて、この作品のように年齢を考慮に入れないと解釈が変わってしまいますよね。なぜ老人は野心に走ったか、そこが大事な気がします。
    最初明智光秀が出てきた時には、歴史を知っているにもかかわらず「この光秀は勝つでしょ」と思えるほどの知将っぷりでしたね。あと、別シリーズで信長と帰蝶の活躍を見ていただけに、あの最期が衝撃的で、生死不明だから絶対に小説的に帰蝶は生きてんだろと思ってたんですが、そこに救いはなかったのですね……。
    心の謎解きと軍略知略謀略交差する素晴らしい作品でした。

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    拙作を一気読みしていただいたようで、恐縮です^^;
    おそらくゲームとかその辺の影響で、美々しい青年武将・明智光秀のイメージがあって、その辺でパワハラ逆上とか野望とかの説が力を持ったのではないでしょうか。
    大河ドラマとか、壮年って感じでしたし。
    そういう意味で、へそ曲がりの私としては、老人・光秀にスポットを当ててみました。
    たまたまお年寄り相手の仕事をしていたり、お年寄りと話す機会も多いので、その辺を参考にして、光秀の造形をしてみた次第です。

    そんなわけで、私が設定した光秀は、関西弁のやり手のジジイでした(笑)
    「誤解」により始めた本能寺の変ですが、そういう状況が光秀を若返らせたという設定です。
    そうすると、いわば完全体となった光秀が、信長と帰蝶を逃がすわけがないと、作者的には思ってしまったわけです。
    このあたり、過去作をご覧いただいた方には衝撃的かとは思います。
    されど、お話としてのこの方がいいと考えてしまう、物書き(の端くれ)としての姿勢をご寛恕いただければ^^;
    ……と言いつつ、待庵という短編では(ボソリ

    敢えて合戦シーンは抑えめにして、謎解き要素に知恵と知恵のぶつかり合いに力を入れて書きましたので、それを「素晴らしい」とおっしゃっていただき、まことに感謝の念に堪えません。

    ありがとうございました!

  • 31 再会する人たちへの応援コメント

     こんばんは、四谷軒様。御作を読みました。ああ、確かに待ちきれなかったから、明智さんは本能寺を起こしたんだものなあ(^_^;)
     全盛期秀吉は待てるのが強い。改めてそう思いました。面白かったです。

    作者からの返信

    パワハラ逆上説にしても、待てなかったから、奴(光秀)は本能寺を起こしたと思われていたのでしょう。
    だから秀吉は稼いだ時間を使って、光秀を待つという戦いに。
    おっしゃるとおり、最強無敵状態の秀吉だからできる技で、光秀は本当に運がないというかタイミングが悪いというか……^^;

    ありがとうございました。

  • 37 敗者と勝者とへの応援コメント

    信長が討たれたあと、こんなにたくさんの狂気と煌めきのお話が……。
    そして、秀吉の一番の幸運は、ねね様が、あの場にいたからですね。
    最後の一行が、とても微笑ましかったです!

    作者からの返信

    信長という巨大な蓋が押さえていたモノがあふれ出た、という感じの十日間でした^^;
    懸命に生きようとする者、乱世に乗じようとする者、虎視眈々と機会を待つ者……おっしゃるとおり、拙作の秀吉は、あの時あの場所にねねさまがいたことがラッキィでした。
    だからこそあそこまで豪速果断に動くことができた、という感じです^^;

    最後の一行。
    ……たまにはデレもないとね!
    という感じでお願いします(笑)

    ありがとうございました!

  • 02 その日、本能寺への応援コメント

    >あの唄を聞きとうございます

     ここが普通のお話であれば、クライマックスですよねぇ。ここから始まるのかぁ。格好良いなぁ。

    作者からの返信

    信長の人生を描く作品であれば、まさしくクライマックスですね^^;
    でもこれは中国大返しを描くお話ですので、ここから――最初からクライマックス(?)でございます。
    お褒めいただき、恐縮です。

    ありがとうございました。

  • 25 秀吉の手番への応援コメント

    野心煮えたぎる秀吉に大蒜が効いてます!
    いや~、濃厚ですね。
    しばらくは大蒜食べる度に秀吉の顔が浮かんできそう……。

    作者からの返信

    司馬遼太郎「新史太閤記」で、このタイミングで秀吉がニンニクを食べていたのが印象に残っています。
    今回、それを意識して書かせていただきました。
    力がつきそうですけど、においとか凄そうです^^;

    ありがとうございました。

  • 37 敗者と勝者とへの応援コメント

    結局は仲がよろしいんですよね🤩

    作者からの返信

    いわゆるツンデレという奴なんじゃないでしょうか^^;

    ありがとうございました。

  • 16 長浜、そして京への応援コメント

    細川家は中世的な室町幕府将軍家執事から脱して戦国大名に変貌してますね。
    私は彼らが熊本で、明治まで生き残ったしぶとさをこの時代に作ったと思い
    ます。藤孝が偉い、忠興は二世議員的。ガラシャの監禁も息子と妻の
    合意の上でしょう。ー今のご当主も公方さまやめてからも
    画家として高名だし、シブトイ。笑。

    作者からの返信

    事実上、細川藤孝が興した戦国大名と言っても差し支えないと思います。
    彼、細川本家から外れた位置からスタートしてますし。

    それからこの乱世を生き抜いて、ついには肥後に至った図太さ――たしかに「今」に至るまで、彼らの遺伝子に刻み付けられているかもしれませんね(笑)

    そんなわけで細川家はガラシャ方面も含めて「ポーズ」に徹します。
    筒井順慶が洞ヶ峠と揶揄されてますけど、細川藤孝も同じ目に遭ってもいいと思います(笑)

    ありがとうございました。

  •  ――で、あるか。

    ここで泣きそうになりました。素晴らしい作品を読ませてくださって、本当に感謝です。

    作者からの返信

    明言しなくとも、誰の台詞かわかる。
    こういう台詞があるなら、このシーンで使わなきゃと思って使いました^^;
    泣きそうになっていただけるなんて、作者冥利に尽きます。

    また、レビューありがとうございます。
    歴史好きのアメさんに、そこまで言ってもらえるなんて、感謝の念に堪えません。
    そして「ねね」を書くのに、実は四苦八苦していましたが、こうしてその「ねね」についての描写を納得できるとのコメント、嬉しい限りです!

    それでは、これまで長きにわたり、拙作にお付き合いいただき、ありがとうございました。
    深い感謝です。

    ではではノシ

  • 38 山崎の城への応援コメント

    ああ、そういうことですか。
    史実では、山で残党に殺されたことになっていますけど、実際のところは謎ですものね。面白い着眼に敬服します。

    作者からの返信

    光秀が討たれた、という結末はこれまでの創作で使われているので、へそ曲がりの私としては、それとはちがう結末にしたかったのです^^;
    光秀=天海説もありますけど、それはそれでこの物語にそぐわないし、やはり生死不明・行方不明ということで、退場していただきました。

    ありがとうございました。

  • 35 勝竜寺城にてへの応援コメント

    やはり寧々さんはかっこいい、これにつきますね😆

    作者からの返信

    ねねさん主役なんで、最後にラスボスと対面するのも、やはりねねだろうと思いまして^^;

    ありがとうございました。

  • 完結おめでとうございます。

    ねねを主役に立てた設定、とてもおもしろかったです。
    個人的には女性が主役の作品が大好きなのですが、歴史もの、特に室町や戦国時代以降では女性に焦点を当てると創作みが先に立って難しいな、と思う事が多い所、御作では無理のない話運びに引きつけられて最後まで楽しく拝見させていただきました。
    光秀を悪役にするばかりでは手垢がつきすぎていますが、この時代を生き抜いた人物に光る部分がなかった筈はなく、かつ、それでも人間らしい弱さも兼ね備えていた、そんな無理なく練り込まれた人物造形がとても素晴らしかったです。
    後の人やパラダイムへと穏やかに導く四谷軒様一流のラストも、やはり感動いたしました。
    とても素晴らしいお話でした。ありがとうございました。

    作者からの返信

    ありがとうございます。

    ねねさんを主役にというのは、最近のコンテストの動向を鑑みての設定です。
    ですが、書いてみるとこれが意外と面白い……というのが、手前味噌ながら、作者としての感想です^^;

    おっしゃるとおり、女性を主役にとすると、「創作しているな感」が際立つものが多いと思います。
    へたをするとパートナーの男性の方の活躍を食ってしまい、そこが「創作しているな感」につながっているのでは、と思います。

    拙作の場合は、史実から離れても史実を曲げることが無いように努め、たとえば秀吉はみんなねねの言うことを聞いたから勝てた、みたいなことはないように心がけました。
    秀吉とねねが、それぞれの持ち味や立場を生かして動き、やがて光秀へお返ししていく……という、チームプレイ的な感じが出せればなぁと思いまして^^;

    光秀については、従来の「パワハラに逆上した青年武将のイメージ」ではないキャラクターにしようと心がけました。
    お話の上ではラスボスであり悪役である彼ですが、彼には彼なりの動機があって行動した、という設定で動いてもらいました。
    まだ若い息子を守りたいという老人。
    完全な悪ではなく、人間として下剋上し、人間として秀吉とねねを迎え撃ち、そして散っていく……。
    そういう光秀を素晴らしいと言っていただき、作者冥利に尽きます。

    ラストシーンは、安土から桃山へと向かう雰囲気の中で〆させていただきました。
    こういう感じの方が、歴史ものっぽいと思いまして^^;

    最後に、こうして書き上げた話について、素晴らしいとのお言葉をいただき、書いて良かったなぁという感慨にひたっております。

    こちらこそ、ありがとうございました!

  • 14 その頃、中国ではへの応援コメント

    秀吉の出自とその奇想天外を想う時、秀吉が官兵衛に提案したと考えて十分自然だと思いますよ、ただ、官兵衛は策士で明晰なのでいつ秀吉から言われるか待っていたのでしょうね。

    作者からの返信

    官兵衛があおったと伝えられる、秀吉の天下取り。
    しかしおっしゃるとおり、軍団の主は秀吉なので、秀吉がリードした方が「らしい」感じがします。
    官兵衛は官兵衛で、ウッカリ提案して打ち首になるわけにもいかないので(笑)、これもおっしゃるとおり、待ちかまえていたのでしょう^^;

    ありがとうございました。


  • 編集済

    38 山崎の城への応援コメント

    秀吉の戦いの事後が続くように、ねねさんも光秀の志を汲んだ戦後が続くのですね。子のない彼女だからこそ出来る、と言っては軽んじた物言いになりそうですが、経験と生き様が現れているのが好ましく思えました。

    作者からの返信

    秀吉にとっての国盗りの第一歩が終わりました。
    が、ここから賤ヶ岳、小牧・長久手と彼のさらなる戦いは続きます。
    ねねはねねで、秀吉の代理人として、そして「光秀を倒した者」としての人生がつづきます。
    勝者としての責任を果たす人生を。
    おっしゃるとおり、子どもがいないことは彼女の人生に影を落とすでしょうが、それでも彼女は彼女なりの道を歩んでいく。
    そんな「これから」を目指して書きました^^;

    ありがとうございました。

  • 完結お疲れ様でした。
    秀吉でも光秀でもなく、ねねさん視点の大返し、新鮮で面白かったです。
    新鮮といえば、光秀のキャラ。他で見たことがなく気に入っています。
    各エピソード、色々と納得しながら読ませて頂きました。短編とあわせてとても面白かったです!

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    ねねさん主役という、誰もやって無さそうな中国大返しのお話を面白いとおっしゃっていただき、感謝の念に堪えません!
    チャレンジングな話で恐縮ですが、おっしゃるとおり、光秀のキャラ造形、結構チャレンジングです(笑)
    関西弁の気のいいじいちゃんがベースなんですが、野心も才能もあるので、それらがミックスして、われながらイイ感じだと思っておりましたが、気に入っていただけて何よりです!

    それでは、短編も含めまして、いろいろとご覧いただき、ありがとうございます。
    おかげさまで完結いたしました。
    改めまして、御礼申し上げます。
    ありがとうございました!

  • 14 その頃、中国ではへの応援コメント

    海千山千の官兵衛も秀吉の前ではかたなしですね(*´ 艸`)


    作者からの返信

    一般的には官兵衛が秀吉を煽って天下を取らせた、という筋書きになってます。
    ですが拙作では秀吉が官兵衛を引っ張った感じにしております^^;

    そしてレビュー、ありがとうございます!
    史実からかなり「離れた」お話を書いておりますので、そのお話の中で活躍する人々を「たくましく」そして「生き生き」とのお言葉をいただき、まことに感謝の念に堪えません。
    特にねねさんを推していただき、嬉しいです!
    彼女のキャラ造形に一番苦心しましたので^^;

    ありがとうございました!

  • 23 信長の思い描いた未来への応援コメント

    勘違いからこんな事態が起こってしまったとしたら……。すごく大胆な歴史の解釈だと思いますが、そういう事って起こり得ると確かに思わされます。
    人生も歴史もままならないと思うというか、皮肉なものですよね……。

    作者からの返信

    これで光秀が代々、あるいは最初から織田家の家臣だったら、不満はあっても従ったかも……というかたちの「真相」を考えてみた次第です^^;
    ほんのボタンの掛け違いが、破局をもたらすという、歴史ではまま見られる展開を描いてみました。
    やるせないことですが、そういうのも歴史のひとつの側面と思いまして。

    ありがとうございました。

  • 24 そして手番はこの者にへの応援コメント

    ここからはやるでしょう、あの人が

    この信頼関係がしびれます。このふたり、ほんとすごい。

    作者からの返信

    もう、愛情というか信頼というか、そうでなくて予測として言っているかもしれません(笑)
    まあでも、史実のねねさんも秀吉が返してくることを信じて潜伏していたみたいですから、そこはやはり信頼でしょう^^;

    ありがとうございました。

  • 完結おめでとうございます。
    歴史小説でありながら、骨太の人間ドラマでしたね。堪能させて頂きました。
    ねねの格好良さに魅了されましたし、光秀の懐の深さも感銘をうけました。
    素晴らしい物語をありがとうございました!

    作者からの返信

    おかげさまで完結いたしました!

    歴史小説でありつつ、史実にはない、人と人とのぶつかり合いを描かせていただきました^^;
    それを骨太の人間ドラマとおっしゃっていただき、感謝の念に堪えません。

    ねねさん、ぶっきらぼうな女性ですが(笑)、格好良いとのお言葉をいただき、恐縮です。

    そして敵役として拙作をリードしてくださった光秀。
    彼のキャラ造形は、どこか憎めないように心がけておりましたので、お褒めいただき、嬉しい限りです!

    こちらこそ、素晴らしいコメントやレビューをいただき、深い感謝です。
    改めまして、ありがとうございました!

  • 拝読致しました。
    まずは完結、おめでとうございます!(^^)
    最後の一幕の場所は茶室――それも二畳という小さな空間。
    京からの逃避行、それに続く中国大返しという壮大なスケールからの二畳。
    熱に浮かされたかのようなアクションシーンからの内省的な静の空間、この転換が面白いですね(^^)
    信長と光秀、互いに息子を、後嗣を想っての行動でぶつかりあい、未だ後嗣のない秀吉が勝った。
    その後で後嗣を得た秀吉、家中の和には至らずに、同じような道を歩む。
    ほんと、ねねさんはそれをどのような思いで見ていたのだろう、と思いはせずにはいられません。
    最期を飾る、つがいでいずこかへ帰る蝶。
    この情景が、どこか暖かで、とても清涼な感じを受けました(^^)
    素敵な作品をありがとうございました!

    作者からの返信

    おかげさまで完結いたしました!
    ありがとうございます!

    ラストシーンは、この国の誇る茶聖・利休の作りし最古の茶室で〆させていただきました。
    京、近江、備中高松、播州姫路、そして山崎とロードムービー的なストーリーでしたが、この特異な時代、時期を象徴する(と私が勝手に思っている)待庵こそが、このお話の最後にふさわしいと思いまして^^;
    おっしゃるとおり、広大なパノラマから狭小な茶室の対比が、私としても面白いと感じます!

    拙作では、本能寺の変は、信長も光秀も、未来を、わが子をどうしようかというところでは共通していたにもかかわらず、それゆえに対立し衝突するという悲劇でした。
    そこを、おっしゃるとおり、子どもがいなかった秀吉とねねが、その悲劇の中から勝利をつかみ取ったという結末に至ります。
    そして因果がめぐるように、秀吉が子を得た時、またしても衝突の萌芽が……。
    秀吉の晩年期は敢えてあまり描写しませんでした。
    悲劇の連鎖という想像をするのも良し、今の秀吉の天下取りに気分を盛り上げるのも良しという形にしたかったのです。
    ……その時のねねさんは、やれやれと思いながらも彼女なりに暗中模索したのかもしれません^^;

    最後の蝶は、華やかでありながら儚くもある、そんな一代の天下人とその連れ合いを象徴してみました。
    いずれにしろ、過去から未来へと向かっていく、ねねさんを見守るのに、この方たちほどピッタリ来る方たちはいないでしょうし^^;

    それでは、ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
    おかげさまで完結いたしました。
    深い感謝です!

  • 完結おめでとうございます。

    レビューの方も修正しておきました。

    返信で書かれていた、明智左馬助の件は、

    正直、光秀の耄碌の演出の為に、邪魔なのかな、

    と思っていました。

    信長の棺に連なる作品群の「左馬助の恋」を読んでから、彼のファンになってしましまして…

    光慶の姉婿であり、光秀と若すぎる光慶の間をつなぐ存在として、左馬助は重要なポジションにいて、彼が出れば耄碌を描きにくいだろうな、と思っていました。

    子供=跡継、がいなかった秀吉に、秀頼が生まれてから、

    わが身を顧みることなく、突き進んでいた秀吉が、ふと我に返る。

    家臣の粛清や、武断派への冷遇、はそんなところから始まっていくのでしょうね。

    そんなとき、 ねね さんは、、、。


    楽しませていただきまして、誠にありがとうございました。

    作者からの返信

    レビューの方、拝見しました。
    父と子、二組の。
    この二組について取り上げていただき、感謝です。
    ともに子を、未来を思う二人だったのに……と、改めて感慨に耽りました。

    左馬助については、実はゲーム「鬼武者」のイメージが強いので(笑)、この人がいたら「やめろよ!」って言って、光秀の誤解を解いて、本能寺を未然に防いでしまうので、あまりクローズアップしませんでした^^;
    何げに坂本竜馬の先祖という設定もあるので(桔梗紋つながり)、ウッカリ出すと主役を食いかねませんので(笑)

    そして秀吉の今後。
    子どもの誕生は祝いであり呪いだったと思います。
    何でこのタイミングで……と誰もが思ったでしょう。
    秀吉も。
    そして拙作の光秀が嵌まった陥穽に、秀吉も……。
    その時、ねねさんはと考えると、悲痛ですね。
    秀吉の暴走を止められず、そして秀吉の死後……。


    それでは、これまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
    楽しんでいただいたようで、何よりです!

  • 23 信長の思い描いた未来への応援コメント

    ……え、え?
    フィクションですよね? これ、フィクションですよね?
    なんか、これが真実に思えてきた。

    作者からの返信

    伝えられていることをとっかかりにして、ここまで空想してみました^^;
    そこまでおっしゃっていただいて、作者冥利に尽きます!

    ありがとうございました。

  • 完結、おつかれさまでした!
    いつもながらの見事な歴史再構成と筆致、堪能いたしました!
    登場人物だれもかれもが魅力を備えていて、知能と武勇と運とを武器に、豪胆に細心に火花を散らすさまは読み応えたっぷりでした。(阿閉くんもかませ犬役っぷりが堂に入ってて好きです)
    最後は待庵でしっとり締めるのもまたいいですね。
    楽しませていただきました!

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    おかげさまで完結いたしました!

    いつも無我夢中で書いておりますが、それを見事とおっしゃっていただき、恐縮と同時に感謝の念に堪えません。
    この国を驚天動地の動乱に叩き込んだ本能寺の変とその後の趨勢をめぐる人たちの活躍を、拙筆ながらもなんとか描くことができ、ホッとしている次第です。
    阿閉くん、まさかこれほどまでにわかりやすい悪役をやっていただけるとは、執筆当初は思えませんでしたが、今では私も好きです(笑)

    最後を待庵で締めるのは、やはり利休さん作の最古の茶室という「場」が使いたかったもので^^;

    それでは、これまでお付き合いいただきありがとうございました。
    おかげさまで、完結いたしました!

    ではではノシ

  • 完結お疲れさまでした。

    利休作の茶室のシーンで話が終わるなんて四谷軒ワールドのつながりを感じさます。
    また、平穏が訪れることを予感させもしますね。

    本能寺の変と賤ケ岳の戦いに挟まれているせいかイマイチ地味な山崎の合戦。
    今まであまり取り上げられてこなかった時と場所に焦点を当てたお話面白かったです。

    作者からの返信

    まずはレビューに感謝を。

    明智光秀って秀麗な好青年あるいは壮年として描かれることが多いけど、実際は高齢だったという説は何となく知っていました。
    それを膨らませてみたらどうなるだろうという試みでしたが、いただいたレビューを拝見しますと、「おかしくない」とのコメントがあって、どうやらうまくいったと快哉を叫んでおります^^;

    ねね主役は、以前に申し上げたとおり、最近のコンテストの同行を鑑みての設定ですが、今思えば、ねねが主役だからこそ、おっしゃるとおり、あの運命の十日間を自由に描くことができたのかなと思います。

    こうして自分なりの中国大返しを描くことができ、それを快作と呼ばれる栄を賜り、非常に恐縮です。
    ありがとうございました!



    ここからコメントへの返信です。
    実はこの利休の茶室「待庵」についての話を最初に書いていた、という裏事情があります^^;
    なので、近況ノートへのコメントでもおっしゃっていますが、クロスオーバー的な感じがある、というのは狙っておりました^^;
    そんなわけで、ねねさんには屈指の茶室にて、故人を偲び、生者とのこれからを思うという……感じで締めさせていただきました。
    波乱はあるでしょうが、ねねさんがここまで窮地に追い込まれることは、もうなさそうですし、ひとまずは平穏へと戻るという雰囲気の中で。

    おっしゃるとおり、山崎の戦いって、マイナーです^^;
    歴史の本を見ても、「秀吉が大軍で光秀を破った」と、そのとおりのことで書かれていますし(笑)
    でもそういう出来事だからこそ、料理する甲斐があるなと思って書いてみました。
    面白いとのお言葉をいただき、嬉しい限りです。
    ありがとうございました。


    それでは、改めまして、これまでお付き合いいただき、ありがとうございました!

    編集済
  • 完結お疲れさまでした!

    本能寺の変から山崎の戦い、それを秀吉の妻であるねね視点から語るというストーリー、とても面白かったです。一方で謀反人の明智光秀はどうしてもヴィランになりがちですが、この作品では彼の動向や心情も細やかに丁寧に描かれていて、やはり悪人には見えずに人間味のある人だなぁと思いました。

    やっぱり秀吉が不気味なんですよねぇ。絶対目が笑ってないあの感じ(苦笑)光秀さんがダークヒーローなら秀吉殿もダークヒーローなイメージで。 そうすると真のヒーローは家康?いやいやそこはねねさん、かもしれませんね!

    作者からの返信

    ありがとうございます!

    ねねさん主役というアイディアは、やっぱり女の人を前面に出さないと受けないのかなぁと思ったことがキッカケのひとつですが、こうして書き終えてみると、このお話にはこれが正解だったのかな、と感じます^^;
    光秀からも、秀吉からも距離を置いて(?)考えて動けるキャラですし(笑)

    そして光秀。
    桶狭間でお調子者の彼を書いて以来、彼が叛するとしたら、一体どういう理由というか経緯が想像できるかな、と考えたのがこのお話のキッカケです。
    ですので、あのお調子者が歳を取ったという設定ですので、何というか、その辺が「人間味」につながったのかなぁと思います^^;

    で、秀吉。
    この人は光秀と逆に、「木綿」から変貌を遂げた別物、あるいは化け物という設定です(笑)
    大河の竹中直人さんの印象が深いんで、その辺の影響かもしれません^^;
    魔王にしてラスボスの秀吉、彼を倒せるのは家康……うん、ちょっと無理かもしれませんので、やはりねねさんかも(笑)

    それでは、ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました!

  • うわぁ、なんかもう泣けますね……。
    ねねさまもだけど光秀さんもずっと見てきましたので。この光秀さん、小説も大河もいろんな作品をみてきましたが一番好きかもしれません。
    ラストの桔梗がまたぐっときますね。

    作者からの返信

    拙作の光秀さん、気のいいおじいちゃんなんですよ。
    叛乱こそ起こしましたが、それ以外においては周りの将兵に気を遣うし、いつも面白いこと言って、周りを笑かそうとするジッチャンです(笑)
    そういう光秀を「好き」とおっしゃっていただき、作者冥利に尽きます^^;

    桔梗、かっこつけて描いてみました^^;
    やはり光秀には桔梗がよく似合うと思いまして。

    ありがとうございました!

  • 20 大返し、始動への応援コメント

     口に入れるものと出すものと。その両方を考えるからこそ。

    この部分、さすがです。

     今日、時間がないのが惜しいです。
     早晩、一気読みします。ほんと、面白い。すでにレビューの内容が頭に浮かんでます。

    作者からの返信

    口に入れるものと出すもの。
    実はネタ本というか参考資料(最終話に載っています)に、そのあたりの記述がありましたので、使わせていただいたのです^^;
    今まで見た創作物では、あまり見ない話なんで、じゃあ使おうと思いまして。

    そしてお時間がない中、ご覧いただき恐縮です。
    作者冥利に尽きます^^;
    目の方が心配ですので、どうぞお時間と余裕のある時に、ごゆるりと。

    ありがとうございました!

  • 完結お疲れさまでした。
    史実の透き間をフィクションで埋めて、ねねの視点から描き直す「中国大返しの」というよりは「明智光秀の」裏側、楽しませていただきました。
    光慶の行く末も、こんな伝説があったのかと膝を叩きました。知らなかったんですよ、これ。
    前の短編と合わせて、とても面白かったです!

    作者からの返信

    ありがとうございます!

    前作の短編をネタに長編を書けないかな、と思っておりまして。
    どうせ書くなら、普通は秀吉か光秀のところを、少し距離を置いたり、あるいは接近することができる人……ということで、ねねに白羽の矢を立てました。
    拙作はいわゆる「パワハラに逆上した光秀」ではないので、その辺のことを説明できる狂言回しとしても、やはりねねが最適だったなぁと、書き終えて思いました。
    そしてそれをお楽しみいただけたようで、何よりです^^;

    明智光慶については、光秀が挙兵した理由として設定しておりますので、調べたところ……「光秀の肖像画」にたどり着いたのです。
    これは使うしかないでしょ、ということで、光慶は出家と相成りました(笑)
    ちなみに光秀=天海説だと、日光東照宮と、この光慶の寺との間にリンクがあると言われているようです……この肖像画のせいだと思いますが^^;

    それでは、長きにわたり、しかも短編を見出していただいて、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
    そして「面白かった」とのこと……作者冥利に尽きます^^;
    改めまして、ありがとうございました!

  • 19 京を目指してへの応援コメント

    ああ、やっぱり感動する。
    四谷軒さま、ねねの描き方が最高です。

    作者からの返信

    史実のねねさんは近江の寺に潜伏して、秀吉の動きを待っていたそうです。
    でも詳しく伝わっていないので、逆に自由に動かせてもらいました(笑)
    そうすると、こんなキャラとなって、藤堂高虎もついてきたくなる、そんな女性になりました^^;

    ありがとうございました。

  • 完結おめでとうございます。
    で、あるか。
    是非も無し。
    この2つの言葉を言ってるイメージが強い人、いますよね。

    ねねの活躍はもちろん、信長が光秀を隠居させようとした理由とかの解釈、そういう考え方も出来るのかととても面白く読ませて頂きました。

    今回、親友のまつの話が少し出てきましたが、これから前田家がついている柴田勝家と事を構えていくのでしょうからねねもまだまだ頭が痛いことが多そうですね。
    ねねの活躍で前田は柴田側から離反するのかなと思ったり……。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    「で、あるか」と「是非も無し」。
    ……ホント、セリフだけで誰か分かるってのは、凄いキャラだと思います^^;

    ねねさんの冒険は、無我夢中で書いておりましたので、お褒めいただけて、とても嬉しいです。
    そして拙作の肝である、光秀隠居の話。
    これが説得力あるのかなぁと不安でしたが、どうやら「面白い」と思っていただけたようで、何よりです。

    拙作の前半のねねのパディである、まつ。
    おっしゃるとおり、前田利家は柴田勝家の下についているので、これがなかなか厳しい状況です。
    利家もなかなかの曲者だから、何とかなるとは思いますが……そこでねねの暗躍(?)で前田家が動いたらと想像すると、面白いですね^^;

    ありがとうございました!

  • 15 長浜城攻防戦への応援コメント

    わかっている。ほんとそう。
    ねね、尊敬に値する女性ですね。秀吉亡きあとも、家康が大事にした、そんな女性である理由がわかります。

    作者からの返信

    ねねさんは、長浜城の城主夫人として、あるいは羽柴家の代理人として振る舞っていたそうです。
    あの秀吉がそこまで任せる人、ということで、こういうキャラにいたしました。
    このあたりの鉄火場の立ち居振る舞いや、人の使い方というか相手の仕方が「名人」って感じに^^;

    ありがとうございました。

  • 13 別離、密命、奮戦への応援コメント

    もう、感動して泣けます。四谷軒さま、すばらしいわ。
    ねねが城壁に立つ姿、その勇姿、感動です。

    作者からの返信

    福島正則は、ねねが育てた「子」なので、「子」を守るためにも、ねねは戦陣に立ちます。
    福島正則も、そんな彼女だからこそ「母」として尊敬していた、という設定です。

    ありがとうございました。

  • ねね、カッコ良過ぎる。まつもですけど、歴史にはない、女たちのかっこよさが爽快です。

    作者からの返信

    この国の歴史、その古い方ですと、女性の方は、あまり名前も事蹟も伝わってない場合が多いので、そのため、歴史ものでは主役になりにくいと思います。
    しかし、ねねとまつは名前も事蹟も伝わっているので、これは主役にしよう、と^^;
    で、主役らしく、カッコ良くやらせていただきました^^;

    ありがとうございました。