まさかの信長の優しさ、思いやりの可能性が…というよりそうとしか思えないですね
現代でもそのくらいの年齢だと体が辛いと思います
光秀にきちんと話していることができたら…
作者からの返信
信長って、意外と殺すより追放を選んでいるんですよね。
尾張守護の斯波義銀も追放、将軍の足利義昭も追放。
家臣の林秀貞や佐久間信盛も追放。
残酷ですぐ殺すみたいなイメージの信長ですが、実は追放で済ませているところに優しさが、特に家臣は高齢の人ばかり追放になって……というのが、拙作の執筆のキッカケです^^;
そして光秀は織田家譜代ではなくて、元は幕臣だったから、なおのこと信長の「そういう」意向を読めなかった、という設定です。
ありがとうございました。
まだやれるという光秀。
もう休めとした信長。
こう見ると、悲しいすれ違いですね。
立場が変われば見方も変わりますから、一勢力の長である信長としては優しさのつもりだった。
凄い説得力で、感嘆の息が漏れました。
かつての佐久間や今の光秀が、信長の怒りを買って、遠ざけられたというのが定説なのでしょうけど……。
確かにそんな意図があっても、不思議では無いですよね。
作者様の発想の転換が、素晴らしいと感じる回でした。
作者からの返信
拙作では光秀が高齢であるという説を採用し、光秀引退勧告と、その誤解による本能寺の変勃発という設定にしました。
これが佐久間や林みたいな織田家譜代、あるいは若い頃から信長に付き従って来た家臣だったら、素直に従ったでしょうけど、残念ながら光秀は幕臣だったし、信長に「雇われてやったんや」と思ってるだろうし……。
一方の信長は、だからこそ気を遣っていたという設定です。
佐久間は19か条のお叱りのお手紙をいただいているので、信長が怒ってやめさせたのが史実なんでしょうけど、これは小説なんで、それは引退を企図したものと解釈しました。
歳を取った方を相手にした時に思いついた設定です^^;
お褒めいただき恐縮です^^;
ありがとうございました。
素晴らしい。
作者からの返信
ありがとうございます。
いろいろと四苦八苦して考えた甲斐がありました!
ありがとうございました。
四谷軒様。新年明けましておめでとう御座います!
本年もどうぞよろしくお願いします。御作を読みました。
オープニング作品で語られた物語ですが、意図の食い違いが本当に悲しいですよねTT
けれど、すでに賽は投げられた。戦いがどのように描かれるのか楽しみです。面白かったです。
作者からの返信
こちらこそ、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします!
さて、おっしゃるとおり、前作の短編で述べた、信長監督による光秀選手引退勧告説を採用しました^^;
しかし、オレはまだまだ現役でやれる、引退なんてふざくんなと光秀がキレてしまい……悲しいですね( ;∀;)
それで光秀がクーデターを起こして、選手兼監督となってしまったわけですが、そこからどう動いていくのか。
お楽しみいただければ幸いです!
ありがとうございました。
拝読致しました。
遂に明かされる光秀さんの耄碌。
それを言われた諸将も思わず言ってしまったのでは。
「え、そんな理由?」
と(^_^;)
緻密に組み立てられた信長さんの思惑、それを外された無念。
みんな、なにやってんの、光秀……と思っているかな?(@_@;)
作者からの返信
だってもう年齢が年齢だし……。
林や佐久間も歳だったし……。
と、信長は思っていたのでは(笑)
この時代、そんな長く生きる人はいなかったし、誰も想像がつかなかったと思います。
長生きしても、フツーは隠居か出家している年頃(?)だし、だからこそ「?」だったのかも。
ちなみに信長は、若き日に老臣・平手政秀を失っているので、そのことを気にしているという裏設定です。
そしてそれが裏目に出てしまい……。
……でも光秀も、「裏目に出た結果」と知ったら、どうするのでしょうか。
ありがとうございました。
編集済
ことごとく「なるほど」です。
どこまでが史実と言われるもので、どこまでが作者さまオリジナルの味付けか分からないほどに……。
言われてはたと気づきましたが、信忠という息子は信長のあとを立派に継げるほどの器に成長していたのですね。いままで気にも留めませんでした。
それから、年老いて引退させられた人たちにもいたはずの後継者の胸の内を「言葉が足りない」信長はどう推量していたのかな、とも。
作者からの返信
何となく、状況証拠というか、ネットや資料をあたって、推論を重ねて思いついた想像です^^;
正直、組織として将来への展望が無いと、誰もついて来ないのではないか、と思いまして。
これが江戸時代の大名だったらともかく、興亡著しい戦国大名ですから、今後のことを考えておかないと、下はついてこない(滅ぶんなら他へ行く)となってしまうという観点です。
その点、信長なら考えているだろうと思うと……信忠のことに気づいたのです(笑)
そうです、私も信忠のことを気にも留めてませんでした^^;
拙作の信長は「言わなくてもわかるだろう」と思って行動していました。
実際、信忠は織田家の家督をすでに継いでいましたし。
一方で明智光秀については、「隠居しろ」といきなり言ったら大変だろうと思い、帰蝶と相談して水面下で動いており、「信忠将軍宣下」という機会をとらえてソフトランディングを狙っていました。
この辺り、林秀貞や佐久間信盛に対する直截的なやり方を反省している、という設定です。
……その林秀貞や佐久間信盛、拙作においては重責から解放されて、悠々自適の老後を送ったという設定です。
ちなみに彼らの後継者も、特に佐久間の方は信忠の側近になっておりますので、その辺はケアしていたのでしょう。
ありがとうございました。
譜代の老功臣でさえ、合理的に、冷徹に処断する旧来の信長像。
林も佐久間も、さぞや失意のうちに生涯を閉じたのだろうと思われていましたが。
この説の説得力たるや。そして、180度転換して救いのあるエピソードに昇華。
いいなあ、この解釈。
作者からの返信
林秀貞って、何故か安芸に行っていて、そこで大往生したという説があるんですよね。
もしかしたら、毛利家の下調べをやらされていたかもしれません。
そこを追求すると面白いんですが、拙作では悠々自適の第二の人生を歩んだ、ということにしました^^;
佐久間さんも、信長から直接サボるなよお前って手紙もらってますけど(笑)、晩年は高野山でのんびり過ごしていたというので、こういう解釈もアリかな、と^^;
……信長って、すぐ殺すイメージがあるんですけど、意外と追放で済ませていたりして(某斯波義銀とか(笑))、実はソフトな性格だったのでは。
信行は家督を狙うというNGをかましたからアカンかったですけど^^;
ありがとうございました。