39 待庵(たいあん)(最終話)への応援コメント
完結、おつかれさまでした!
いつもながらの見事な歴史再構成と筆致、堪能いたしました!
登場人物だれもかれもが魅力を備えていて、知能と武勇と運とを武器に、豪胆に細心に火花を散らすさまは読み応えたっぷりでした。(阿閉くんもかませ犬役っぷりが堂に入ってて好きです)
最後は待庵でしっとり締めるのもまたいいですね。
楽しませていただきました!
作者からの返信
ありがとうございます。
おかげさまで完結いたしました!
いつも無我夢中で書いておりますが、それを見事とおっしゃっていただき、恐縮と同時に感謝の念に堪えません。
この国を驚天動地の動乱に叩き込んだ本能寺の変とその後の趨勢をめぐる人たちの活躍を、拙筆ながらもなんとか描くことができ、ホッとしている次第です。
阿閉くん、まさかこれほどまでにわかりやすい悪役をやっていただけるとは、執筆当初は思えませんでしたが、今では私も好きです(笑)
最後を待庵で締めるのは、やはり利休さん作の最古の茶室という「場」が使いたかったもので^^;
それでは、これまでお付き合いいただきありがとうございました。
おかげさまで、完結いたしました!
ではではノシ
39 待庵(たいあん)(最終話)への応援コメント
完結お疲れさまでした。
利休作の茶室のシーンで話が終わるなんて四谷軒ワールドのつながりを感じさます。
また、平穏が訪れることを予感させもしますね。
本能寺の変と賤ケ岳の戦いに挟まれているせいかイマイチ地味な山崎の合戦。
今まであまり取り上げられてこなかった時と場所に焦点を当てたお話面白かったです。
作者からの返信
まずはレビューに感謝を。
明智光秀って秀麗な好青年あるいは壮年として描かれることが多いけど、実際は高齢だったという説は何となく知っていました。
それを膨らませてみたらどうなるだろうという試みでしたが、いただいたレビューを拝見しますと、「おかしくない」とのコメントがあって、どうやらうまくいったと快哉を叫んでおります^^;
ねね主役は、以前に申し上げたとおり、最近のコンテストの同行を鑑みての設定ですが、今思えば、ねねが主役だからこそ、おっしゃるとおり、あの運命の十日間を自由に描くことができたのかなと思います。
こうして自分なりの中国大返しを描くことができ、それを快作と呼ばれる栄を賜り、非常に恐縮です。
ありがとうございました!
ここからコメントへの返信です。
実はこの利休の茶室「待庵」についての話を最初に書いていた、という裏事情があります^^;
なので、近況ノートへのコメントでもおっしゃっていますが、クロスオーバー的な感じがある、というのは狙っておりました^^;
そんなわけで、ねねさんには屈指の茶室にて、故人を偲び、生者とのこれからを思うという……感じで締めさせていただきました。
波乱はあるでしょうが、ねねさんがここまで窮地に追い込まれることは、もうなさそうですし、ひとまずは平穏へと戻るという雰囲気の中で。
おっしゃるとおり、山崎の戦いって、マイナーです^^;
歴史の本を見ても、「秀吉が大軍で光秀を破った」と、そのとおりのことで書かれていますし(笑)
でもそういう出来事だからこそ、料理する甲斐があるなと思って書いてみました。
面白いとのお言葉をいただき、嬉しい限りです。
ありがとうございました。
それでは、改めまして、これまでお付き合いいただき、ありがとうございました!
39 待庵(たいあん)(最終話)への応援コメント
完結お疲れさまでした!
本能寺の変から山崎の戦い、それを秀吉の妻であるねね視点から語るというストーリー、とても面白かったです。一方で謀反人の明智光秀はどうしてもヴィランになりがちですが、この作品では彼の動向や心情も細やかに丁寧に描かれていて、やはり悪人には見えずに人間味のある人だなぁと思いました。
やっぱり秀吉が不気味なんですよねぇ。絶対目が笑ってないあの感じ(苦笑)光秀さんがダークヒーローなら秀吉殿もダークヒーローなイメージで。 そうすると真のヒーローは家康?いやいやそこはねねさん、かもしれませんね!
作者からの返信
ありがとうございます!
ねねさん主役というアイディアは、やっぱり女の人を前面に出さないと受けないのかなぁと思ったことがキッカケのひとつですが、こうして書き終えてみると、このお話にはこれが正解だったのかな、と感じます^^;
光秀からも、秀吉からも距離を置いて(?)考えて動けるキャラですし(笑)
そして光秀。
桶狭間でお調子者の彼を書いて以来、彼が叛するとしたら、一体どういう理由というか経緯が想像できるかな、と考えたのがこのお話のキッカケです。
ですので、あのお調子者が歳を取ったという設定ですので、何というか、その辺が「人間味」につながったのかなぁと思います^^;
で、秀吉。
この人は光秀と逆に、「木綿」から変貌を遂げた別物、あるいは化け物という設定です(笑)
大河の竹中直人さんの印象が深いんで、その辺の影響かもしれません^^;
魔王にしてラスボスの秀吉、彼を倒せるのは家康……うん、ちょっと無理かもしれませんので、やはりねねさんかも(笑)
それでは、ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました!
36 STRIKE BACKへの応援コメント
うわぁ、なんかもう泣けますね……。
ねねさまもだけど光秀さんもずっと見てきましたので。この光秀さん、小説も大河もいろんな作品をみてきましたが一番好きかもしれません。
ラストの桔梗がまたぐっときますね。
作者からの返信
拙作の光秀さん、気のいいおじいちゃんなんですよ。
叛乱こそ起こしましたが、それ以外においては周りの将兵に気を遣うし、いつも面白いこと言って、周りを笑かそうとするジッチャンです(笑)
そういう光秀を「好き」とおっしゃっていただき、作者冥利に尽きます^^;
桔梗、かっこつけて描いてみました^^;
やはり光秀には桔梗がよく似合うと思いまして。
ありがとうございました!
20 大返し、始動への応援コメント
口に入れるものと出すものと。その両方を考えるからこそ。
この部分、さすがです。
今日、時間がないのが惜しいです。
早晩、一気読みします。ほんと、面白い。すでにレビューの内容が頭に浮かんでます。
作者からの返信
口に入れるものと出すもの。
実はネタ本というか参考資料(最終話に載っています)に、そのあたりの記述がありましたので、使わせていただいたのです^^;
今まで見た創作物では、あまり見ない話なんで、じゃあ使おうと思いまして。
そしてお時間がない中、ご覧いただき恐縮です。
作者冥利に尽きます^^;
目の方が心配ですので、どうぞお時間と余裕のある時に、ごゆるりと。
ありがとうございました!
39 待庵(たいあん)(最終話)への応援コメント
完結お疲れさまでした。
史実の透き間をフィクションで埋めて、ねねの視点から描き直す「中国大返しの」というよりは「明智光秀の」裏側、楽しませていただきました。
光慶の行く末も、こんな伝説があったのかと膝を叩きました。知らなかったんですよ、これ。
前の短編と合わせて、とても面白かったです!
作者からの返信
ありがとうございます!
前作の短編をネタに長編を書けないかな、と思っておりまして。
どうせ書くなら、普通は秀吉か光秀のところを、少し距離を置いたり、あるいは接近することができる人……ということで、ねねに白羽の矢を立てました。
拙作はいわゆる「パワハラに逆上した光秀」ではないので、その辺のことを説明できる狂言回しとしても、やはりねねが最適だったなぁと、書き終えて思いました。
そしてそれをお楽しみいただけたようで、何よりです^^;
明智光慶については、光秀が挙兵した理由として設定しておりますので、調べたところ……「光秀の肖像画」にたどり着いたのです。
これは使うしかないでしょ、ということで、光慶は出家と相成りました(笑)
ちなみに光秀=天海説だと、日光東照宮と、この光慶の寺との間にリンクがあると言われているようです……この肖像画のせいだと思いますが^^;
それでは、長きにわたり、しかも短編を見出していただいて、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
そして「面白かった」とのこと……作者冥利に尽きます^^;
改めまして、ありがとうございました!
39 待庵(たいあん)(最終話)への応援コメント
完結おめでとうございます。
で、あるか。
是非も無し。
この2つの言葉を言ってるイメージが強い人、いますよね。
ねねの活躍はもちろん、信長が光秀を隠居させようとした理由とかの解釈、そういう考え方も出来るのかととても面白く読ませて頂きました。
今回、親友のまつの話が少し出てきましたが、これから前田家がついている柴田勝家と事を構えていくのでしょうからねねもまだまだ頭が痛いことが多そうですね。
ねねの活躍で前田は柴田側から離反するのかなと思ったり……。
作者からの返信
ありがとうございます。
「で、あるか」と「是非も無し」。
……ホント、セリフだけで誰か分かるってのは、凄いキャラだと思います^^;
ねねさんの冒険は、無我夢中で書いておりましたので、お褒めいただけて、とても嬉しいです。
そして拙作の肝である、光秀隠居の話。
これが説得力あるのかなぁと不安でしたが、どうやら「面白い」と思っていただけたようで、何よりです。
拙作の前半のねねのパディである、まつ。
おっしゃるとおり、前田利家は柴田勝家の下についているので、これがなかなか厳しい状況です。
利家もなかなかの曲者だから、何とかなるとは思いますが……そこでねねの暗躍(?)で前田家が動いたらと想像すると、面白いですね^^;
ありがとうございました!
13 別離、密命、奮戦への応援コメント
もう、感動して泣けます。四谷軒さま、すばらしいわ。
ねねが城壁に立つ姿、その勇姿、感動です。
作者からの返信
福島正則は、ねねが育てた「子」なので、「子」を守るためにも、ねねは戦陣に立ちます。
福島正則も、そんな彼女だからこそ「母」として尊敬していた、という設定です。
ありがとうございました。
09 蒲生賢秀(がもうかたひで)への応援コメント
ねね、カッコ良過ぎる。まつもですけど、歴史にはない、女たちのかっこよさが爽快です。
作者からの返信
この国の歴史、その古い方ですと、女性の方は、あまり名前も事蹟も伝わってない場合が多いので、そのため、歴史ものでは主役になりにくいと思います。
しかし、ねねとまつは名前も事蹟も伝わっているので、これは主役にしよう、と^^;
で、主役らしく、カッコ良くやらせていただきました^^;
ありがとうございました。
02 その日、本能寺への応援コメント
さすがです。大迫力で読むものを引き込みますね。この作品、気づいていませんでした。
これから読ませてもらいます。
弥助、ここで助けた。黒人だから確かに目立ちますね。この後、弥助がどうなったのか資料にないのが残念です。
作者からの返信
ようこそいらっしゃいました。
桶狭間を書いた時に、そういえば本能寺はどうだったんだろうと空想した結果、長編に仕上がったお話です^^;
お付き合いいただければ幸いです。
弥助さんは、せっかくの異人さんなんで、使わせていただきました。
ホントは妙覚寺の信忠の方で戦っていたっぽいんですが、本能寺で派手に戦ってもらいました。
このあと、「光秀が捕らえたけど逃がした」という説や、生死含めて諸説ある人です。
このあとどうなったか詳細がわからないのが、ホントに残念です。
ありがとうございました。
39 待庵(たいあん)(最終話)への応援コメント
完結おめでとうございます!
怒涛のSTRIKE BACKが、静かで余韻を残す結末へと繋がるのが、
とてもすてきだと思いました。
本能寺の変と中国大返し。そこに生きた人たちは、
どのような気持ちや考えで関わったのか。
教科書では、事実・出来事の羅列では、記述し得ない物語に
触れることが出来ました。
緻密な考証の中に、飛躍(想像)も巧みに盛り込まれていて、
楽しく読ませて頂きました。お疲れ様です。ありがとうございます。
作者からの返信
まずはレビュー、ありがとうございます。
歴史は教科書に載っていないところが面白い。
……と、私の尊敬する作家・田中芳樹先生がおっしゃっています。
なので、「教科書では読めない」というのは、私にとってとても嬉しい一言です!
茶室でのラストは、やっぱりこれまで付き合っていただいた、ねねさんのモノローグ的な、それでいて、あと二人いる(?)雰囲気で、静かに締めるのがいいかな、と思ったので、すてきとおっしゃられると、「やったぜ」という気分です。
ねねさん主人公という、他では見ない試みなので、史実に気を遣いつつ、史実から離れてみるという、なかなか矛盾したやり方で書きました。
そのあたりが「教科書では読めない」というところに繋がったのかなと思います。
おかげさまで完結いたしました。
こちらこそ、これまでお付き合いいただき、感謝しかありません。
それでは、改めまして、ありがとうございました!
編集済
39 待庵(たいあん)(最終話)への応援コメント
怒涛のごとき動のあと、打って変わっての静……まことに佳きラストですね。
すべては藪の中、なにもかも推察でしかないというのも歴史の魅力かと……。
貴作によってねね、ねねという人物を通し戦国の女性がよみがえりました。
現代という別のかたちの戦国に生きる身として、心から感謝申し上げます。
この稀有な作品が多くの読者の目をとらえますようにご祈念申し上げます。
作者からの返信
実は最初、この待庵についていろいろと考えたことが起点になっています。
なので、この「静」を終着点とさせていただきました。
茶聖・利休の手になる最古の茶室の場を借りまして^^;
人と人との間に誤解は絶えません。
ましてやそれが歴史上の人物や出来事になると。
そういうことを述べたかったのかなと思います、ここまで書いて^^;
われながら大それたことを言ってますが、でも、何というか、おっしゃるとおり、それが歴史の魅力ですね。
長編で女性の主人公というのは、私にとって初めての試みでした。
名前や事蹟があまり伝わっていない、歴史の中の女性たち。
だから難しいのですが、だからこそ、いろいろと描けるという「自由」さがあるかもしれません。
ちなみに、これで秀吉の側が何もできず、ねねの方がみんな決めた、とはしませんでした。
対等というか、それぞれの知恵と力を尽くした二人となるように気を遣いました。
もしかしたら、その辺が拙作のねねさんの魅力になったのかなぁ、と仄かに思います^^;
こちらこそ、毎回ご感想をいただき、感謝しかありません。
ご祈念、ありがたく受け取らせていただきます。
それでは、長きにわたりお付き合いいただきありがとうございました
38 山崎の城への応援コメント
拝読致しました。
ようよう信長がいなくなった余波も鎮まり、新しい勢力図ができあがりつつありますね。
織田家の後継は力なく、新興の秀吉に蚕食され塗り替わる、そんな新世界。
そんな中でも、約束を果たした三日天下人、その後継は生を繋いで絵を遺し、ある意味では明智光秀の生きた姿を残した。
次々に元・天下人が逐われる中で、負けた光秀の子が生を全うし、その姿が生き続ける。
生きることの意味に思いを馳せると同時に、歴史の出来事を物語に取り込むその巧さに脱帽です(^^)
作者からの返信
秀吉の天下が動き始めたタイミング。
ここから先は、ストライク・バックではなく、ストライク・フォワードになってしまうので、さらりと書くにとどめてみました^^;
ゆく川の流れは絶えずして……の言葉のとおりに、そんな秀吉もまた、家康に後を襲われ……というところです。
光秀の子が開基となった寺があり、例の肖像画があると知って考えた「結末」です。
光秀は光秀なりに懸命に生きた。
その証を残してやるぐらいには、秀吉やねねも度量があった……みたいにしたくて^^;
お褒めいただき、恐縮です。
ありがとうございました!
38 山崎の城への応援コメント
成程、こういう流れにしましたか。
光慶、という人物は、光秀が気に入っている嫡男、
くらいしかイメージが無く、影が薄く感じ提案した。
肖像画、というのは確かにその筋の者(反社的な意味ではなく)
ではないと作ろうとも思わないですよね。
作者からの返信
結局、(拙作においては)信長と光秀は鏡の表と裏なんです。
信長が信忠にすべてを譲って……と考えたように、光秀も光慶にすべてを譲るために……と思ったのです。
そしてそれを知ったねねは、(描写していませんが)自分の子がいないことも相まって、光慶は仏門で生かしてやろうと決めたのでしょう。
……と、例の肖像画とそのお寺、そしてその開基の「伝説」を聞いて思いついたのです^^;
ありがとうございました。
編集済
38 山崎の城への応援コメント
山崎城といわれるそれは、秀吉が大坂に城を築くまでの間、彼の居城となる。
← それは存じませんでしたし、わずかな間のことで気にも留めませんでした。
それは上様でございます
← もうここで上様と言わせていますね。
勝家にお市を譲ったのは、そういう心算でしたか。
いなくなれる状態にしてやる……ねね、すごいですね~。
光慶を救ったこと、のちの甥の件を考え合わせると含蓄がありますね。
作者からの返信
山崎城ってほとんどの人が知らない存在なので、マイナー好きとしてはぜひ取り上げたかったんです(笑)
「上様」発言については、どちらかという官兵衛の仕込みです(笑)
このタイミングでこういえば……と、人の悪い笑みを浮かべて(笑)、考えていたことでしょう。
勝家、秀吉にうまうまと嵌められ、北へ帰ってしまいました。
そして雪解けまで、秀吉がどう立ち回るか知らずに……。
「いなくなる」の件は拙作の創作ですが、光慶の生存は説として存在します。
秀吉もねねも、光秀の子までは手を出さなかったということかもしれませんね^^;
ありがとうございました。
37 敗者と勝者とへの応援コメント
拝読致しました。
ついに終幕。
最初はボケから入ったように見えて、最後を見れば生ききった、という言葉がふさわしいよう感じました(^^)
まあ、四谷軒様ワールドにおいて天海さんは既に席が埋まっていますから……(^_^;)
それでも、生きる。
この一寸先は闇な戦国時代で、いかようかにして、強い意志で天寿を全うしたと思うのも、面白いですね。
作者からの返信
拙作の光秀さん、歳を取って心身ともにその変化に耐えられなかった……という感じです。
まあ誤解はありましたが、この人はこの人なりに生きた、戦ったというところです^^;
天海へのバージョンアップは、もう心身の限界を迎えていたのに、そりゃできないでしょ……というところでナシにしました^^;
あと、おっしゃるとおり、すでに天海さんに「なってしまった人」がいるので、明智さんはちょっとなれませんでした(笑)
……いろいろとこの人の終焉は考えましたが、生死不明、行方不明というかたちを取りました。
懸命に「生きる」を体現させたかったもので^^;
そのあたりをお褒めいただき、嬉しい限りです。
ありがとうございました!
29 富田(とんだ)、秀吉への応援コメント
いよいよ両者が近づくにつれて、情報戦の様相も見せてきたりもして錯綜してますね。秀吉にはあの女性がいて、でも、老練な光秀にもワンチャンありそうなムーブがあるんですよねぇ。なにか見せてくれそうな予感!
作者からの返信
おっしゃるとおり、この二人、激突の前にまず情報戦、調略による戦いを繰り広げています。
秀吉はあの女性が光秀側の内情を教えてくれるから、次々と手を打ちます。
秀吉自身の頭の良さもあるので、光秀からすると、結構怖い相手かもしれません^^;
……そんな光秀も、ひとかどの名将ですから、たとえば戦えばどうなるか、まだわかりません!
ありがとうございました。
編集済
37 敗者と勝者とへの応援コメント
首級欲しさの野伏……厄介ですよね~。
遁走した光秀の頭を嫡男の顔がかすめたのか、それとも、それどころじゃなかったのか。ここまで導かれて来た貴作の読者としては、せっかくの逸材ですから、生き延びて天海に化けた説を取りたいところです。ただ、この時点でさえなかなかの高齢が家康のブレーンになり得たかどうか……。
作者からの返信
一般に知られている光秀の最期、それが野伏なり農民なりによる討ち取りです。
でも本当に討ち取られたのは光秀だったのか。
諸説あります。
拙作では光秀行方不明という設定にしました。
光秀=天海説は、「討ち取られていない可能性があった」証拠なんじゃないかな、と思うんです。
これが名のある家や、代々続く大名家の当主だったら、草の根分けても探し出すでしょう。
再興や復讐が危ぶまれますし。
けれども、一瞬のクーデターによって成り上がった相手となると、それは無さそうですし、それよりも自勢力(羽柴家)を盛り上げた方がベターと判断した……と思うんです。
光秀=天海説は面白いと思いますけど、おっしゃるとおり、この時点で67歳で、このあと江戸時代まで生きられたかというと、何ともかんとも……^^;
ありがとうございました。
36 STRIKE BACKへの応援コメント
3日天下。
安心していられたのはその程度の日数だよな…
と途中から計算していました。
さてその頃の坂本城は…
ひょっとして、先にその結果を知って…
作者からの返信
三日天下、あるいは七日天下と言われています。
でもやはり、三日くらいですね、天下人と言ってもいい期間は。
それでも光秀にとっては、彼なりに懸命に走った三日でした。
一方の坂本城。
果たしてどうなってしまうのか。
それはこれから……^^;
ありがとうございました。
36 STRIKE BACKへの応援コメント
( ,,-` 。´-)ホォ~~~ strike back ですかぁ…
果たしてこれは報復なのかそれとも反撃なのか…
訳し方によってはかなり深読みできそうですなぁ…
作者からの返信
「お返し」という言葉に訳すと、いろいろな解釈ややり方が出て来るよなぁ、と思いまして^^;
ねねとしては、信長を信じなかった光秀への「お返し」が、このようなかたちとなりました。
果たしてこれは復讐なのか、許しなのか。
当事者たちも判然としませんが、それでもこのかたちが落ち着いていたのでしょう……^^;
ありがとうございました。
36 STRIKE BACKへの応援コメント
拝読致しました。
もう、千人を切るまでに減じた光秀さんの手勢。
いくら疲弊しているとは言え、その気になれば力で「すとらいく・ばっく」できたものを、敢えて逃がす、この心憎い演出(´;ω;`)
お前は信じられなかったからこうなったんじゃあ、どうじゃ信じることで生を繫ぎながら己が罪を噛みしめゃ、と言わんばかり?
散りゆく桔梗の切なさ、その余韻が良いですね(・∀・)
作者からの返信
たくさんいた部員も……という寂寥感の明智勢。
ここでねねさんが小栗栖にスタンバって、人誅(?)させる案もありましたが、やっぱりナシにしました^^;
誤解により起こした悲劇は、信じることにより贖わせる。
……この方が、拙作のねねさんらしい「すとらいく・ばっく」だと思いまして^^;
そしてそんなねねさんは、光秀を信じることにしたんでしょう。
光秀もまた……。
戦国に咲いたあだ花、明智の最期。
それを桔梗に託してみました。
お褒めいただき、恐縮です^^;
ありがとうございました。
36 STRIKE BACKへの応援コメント
確かにこの内容なら直接告げに来なくてはなりませんね。
これでねねさんの本能寺の変もようやく終わりました。
ラストの桔梗が散るシーン。
ちょっと出来すぎ感はありますが、うまい描写だと思います。
作者からの返信
光秀とねねさんをランデブーさせたのは、まさにこのためです。
小栗栖に潜んで復讐を遂げさせるプロットもありましたが、やっぱりこの方がねねさんらしいやということで^^;
ラストの桔梗。
カッコつけさせていただきました^^;
こういう情景、会った方がいいかなと思いまして。
お褒めいただき、恐縮です。
ありがとうございました。
36 STRIKE BACKへの応援コメント
光秀と散る桔梗が重なって良いです。
作者からの返信
はい、まさしくそれを狙って書かせていただきました^^;
戦国という時代に咲いたあだ花、明智光秀。
その終焉です。
ありがとうございました。
36 STRIKE BACKへの応援コメント
桔梗が散りましたか……。
いい描写です。
作者からの返信
ちょっと格好つけ過ぎとは思いますが、明智という戦国のあだ花を、こういう風に描写してみました。
お褒めいただき、恐縮です^^;
ありがとうございました。
28 洞ヶ峠(ほらがとうげ)への応援コメント
ねねさんの行動力よ!
潜入とか大好きです。女足軽なるほど、根拠があるのが安心感があっていいですね。
けど、かなりリスキー。うまく秀吉方と合流できればいいですが。スリリングな展開楽しみです。
作者からの返信
拙作のねねさんは必要とあらば別に女足軽でもかまわずに変装します(笑)
そして史実として、これは関東・東海の方ですけど、合戦の跡地の塚から女性の骨も見つかったようなので、女足軽とさせていただきました^^;
そんなわけで、ねねは明智の内情を探りつつ、同時に秀吉の本陣へと近づき合流する腹づもりです。
うまくいくといいのですが……^^;
ありがとうございました。
編集済
36 STRIKE BACKへの応援コメント
うっ、光秀の親心。(´;ω;`)ウッ…
思えば武将も人の子。、信長も、のちの秀吉や家康もみんな、人の子ゆえに☆ゆえに(♪ 石原裕次郎さん『夕陽の丘』)ですね~。
タイトルの意味がふたつあること、ねねの説明でよく分かりました。
いずれにせよ自分はいなくなるが、そののちの明智家の遇され方が。
ラスト一行、水色桔梗が、よく効いていますね。
作者からの返信
明智光秀は、細川藤孝に「事を決したら、光慶にすべて譲る」という趣旨の書状を送ったのは史実なんで、まあそういうことかな、と思ったのです^^;
信長も信忠に譲るつもりでしたし、秀吉は秀頼、家康は秀忠・家光に……。
strike back――ねねは、「単なる復讐」をすることで終わることはありませんでした。
そうしたら、光秀の二の舞。
ゆえに、ねねなりのアレンジを加えて、「お返し」としました。
ラストの桔梗、ちょっとカッコつけてみました^^;
お褒めいただき、恐縮です。
ありがとうございました。
07 瀬田城への応援コメント
今なお渋滞のメッカである瀬田大橋、その麓のマンション街に石碑のみ残す瀬田城。
そんなドマイナーな城を舞台に、こんな胆力溢れるドラマを描く…何と言うか膝から崩れる感じで拝読させていただきました。
拙作の執筆が滞っていて遅くなっての投稿となりましたが、この後の話も楽しみにしています。
作者からの返信
瀬田って、源平や南北朝だとすごく重要な地点なのに、このあたりの時代になると、あまり注目されません。
いわんや、現代を置いておや……というところです^^;
こういうマイナーなものを見ると、ついつい手を出したくなってしまう、困った作者です(笑)
お楽しみいただけたようで何よりです。
拙作にこれからもお付き合いいただければ幸いです♪
ありがとうございました。
編集済
35 勝竜寺城にてへの応援コメント
千成瓢箪をささげ持った石田三成
← 脳内で勝手にペットボトルに変えていました。(笑)
「しゃあけど、幕府ゥ開くンやったら、この明智の働く場ァも、あったんやないかァ……」
← この期に及んでまだ息子ではなく自分がという発想、光秀らしいところでしょうか。
先日のバラエティー番組に小泉孝太郎さんの老父が出演して「自分は過去の人だから……」とさしびそうに語っていました。
昨夜は黒澤明監督の映画『生きる』を初めて拝観して、こんな内容だったのかと衝撃を受けました。人がよりよく老いるのはなかなか難しいな~と。
作者からの返信
千成瓢箪は実際はなかったみたいなんで(笑)、ここは私のお遊びだったりします^^;
明智さんはとにかく「息子は未熟」という思いに凝り固まっておりますので、まず自分が、と考えてしまいます。
子煩悩と言われればそれまでですが、変に恨みで挙兵するよりまだマシかなと思いまして……^^;
小泉パパ、かつては一世を風靡しましたが、今ではそんな風におっしゃっておられるのですか。
なかなか……時代を感じます。
そして黒澤監督のその映画は未視聴なのでなんとも言えませんが、老いというのはホント難しいテーマだと思います。
これからの時代、老いるということがまた大きくクローズアップされると思います。
こればっかりは長寿化の賜物ですので、まさに「これから」考えていくべきことかもしれません。
ありがとうございました。
編集済
34 決戦への応援コメント
読みかえしてみても、
光秀さんが勝利するチャンスはあった…
しびれを切らすように仕向けられ、
じっさいにこらえきれず、
最後は股肱の臣を失う。
負け戦、とはそういうものだが、信長なら、必ず生き残った。
(その際に戦死した重要な家臣は、名を残せなかった)
本当に、今考えても、なぜ、光秀に討たれたのか…
信長も、共に老いてしまったのかもしれないと、ふと考えざるを得なかった。
秀吉は、この時、戦場のケーススタディと、
死ぬならそれまで、負けるならそれまでの漢、
と割り切っていたのかもしれない。
目覚めた男に、運命は必ず微笑む。
作者からの返信
光秀は光秀なりにもがいていたと思うんですが、やはり秀吉の方が一枚上手だったんでしょう……。
こらえ性の無さとか、そういうのを読まれて布陣や作戦を組まれていますので、これはもう負けるべくして負けたと思われても仕方ないでしょう。
やっぱり光秀は守成の人で、どうしても保守的に考えてしまい、加えて歳が歳。
積極戦法が取れなかったのも原因かと思います。
秀吉は中国大返しという、積極性の極みを実行しているので、なおのことそれが際立ちます。
そしておっしゃるとおり、秀吉はここで終わるならそれまでという密かな覚悟があったのでしょう。
また、史実ではこの時、「ねねが死んでいるかもしれない」と感じているでしょうし、そういう意味でも「死んでも、かまうものか」の心境だったと思います。
ありがとうございました。
13 別離、密命、奮戦への応援コメント
ドラマなどでは福島正則らと対立してるせいかねねさんとも不仲のように感じていた三成が佐吉と幼名で呼ばれるのいいですね
作者からの返信
石田三成はねねさんには敬意を表していたと思います。
晩年期は敬遠になっていたかもしれませんが……^^;
いずれにしろ、この時期には敬愛する主(秀吉)の女房ですし、逆らうとか無く、佐吉って呼んでもらって、かなり嬉しがっているという設定です(笑)
ありがとうございました。
12 長浜の行く末はへの応援コメント
福島正則とねねさんの会話が楽しいです
緊迫してる状況なのに余裕が感じられるのはやはりねねさんの人徳でしょうか
京へ戻る!作戦がまったく読めません
作者からの返信
この二人は基本的に「親子」なので、遠慮のない会話をしています。
私も書いていて楽しかったです(笑)
ねねさんは客観的というか、物事を突き放して考える癖があるので、何かこういう浮世離れした言動を取っています。
そんなねねさんが「そうだ、京へ行こう」(笑)
まつ、さぞや「?」となったことでしょう^^;
ありがとうございました。
34 決戦への応援コメント
拝読致しました。
なるほど、敵陣にもぐり込んで渡河ポイントを調べ上げてきた。
うん、まさしく素波……いや、くノ一として恥じない功績(^_^;)
疲労困憊した兵を動かす(たぶん)唯一の方法は、味方の勝ち運に乗せることだと思いますが、まさに兵たちはアドレナリンが出まくっていたことでしょう!(*ノ・ω・)ノオリャー
そして勝負が極まり、大将の仕事は味方を逃がすこと、という潔さ。ここが読んでいてきもたよいですね(^^)
作者からの返信
藤堂高虎がエスケープは川で、というのを覚えていて、そういえばここから攻めればいいのではと思いついたっぽいです。
ねねさん、何というか「やっているうちに思いつく」タイプの人という設定ですので^^;
秀吉、本陣深くにかまえていましたが、機を見るや総攻撃の指揮を執ります。
おっしゃるとおり、疲労困憊の将兵だから、一回こっきりの攻撃しかできないだろうという目論見の上での、ここ一番の「攻め」です。
光秀、基本的には良将なので、撤退戦のしんがりを務めようとしますが、良将ゆえに部下が体を張ってくれるという、ホントもう泣くしかない展開でした。
お褒めいただき、ありがとうございます♪
ありがとうございました!
34 決戦への応援コメント
伊勢貞興若いなあ。
この歳で明智家中で重きを置かれていたことを考えると相当評価されていたんでしょうね。
まあ、名門なので足利幕府の旧人材の代表というポジションだったのかもしれませんが。
事が決して光秀の夢は破れました。
残兵700。
寂寥感が漂いますね。
作者からの返信
伊勢貞興、名門でもあるし、かなり「使える」人材だったようです。
足利義昭が鞆へ高飛び(?)するのに「ついていけない」と判じて、光秀に鞍替えしたっぽいです。
おっしゃるとおり、光秀にかなり高く買われていましたし、室町幕府の官僚たちを押さえる人材として有為だったのでしょう。
そして光秀、ついにその野望も果てました。
一瞬とはいえ天下人になった男が、従える兵は七百。
もうホント、限界まで来ちゃったんでしょうね。
史実における、このあとの光秀の行動から判ずるに。
ありがとうございました。
23 信長の思い描いた未来への応援コメント
物事は全てうまくいかないということをこの目で見た気がします😓
作者からの返信
このあたり、行き違いのせいでこんな風になったとしたら……という私の創作です^^;
信長にとっても、光秀にとっても「うまくいかない」展開になってしまいました。
ありがとうございました。
34 決戦への応援コメント
切り札が無かった光秀ですが、実はひとつ方法があったんですよね。
総大将が旗本を率いて前進する。絶対に討たれてはいけない総大将を切り札として戦線に投入する。
信長なら、やったでしょう。桶狭間のように。ほかでもやってますし。
そして、秀吉は勝ちが見えた瞬間にこれができるし、もし名人久太郎みたいな良い手札が無ければ、自分が行ってた可能性もあります。金ケ崎のように、ここぞという所では身を捨てて賭けられる。
毛利が来るとか、宇喜多が裏切るならそれでも構わんと姫路を空にできる。
条件が違いすぎるとはいっても、京を捨てられず、近江に秀満を置かざるをえなかった光秀の、そこが限界なのかなとも思いました。
作者からの返信
大将による「中入り」戦法ですね。
乾坤一擲の戦法ですが、かなりリスキーです。
信長の尾張統一時代は、まだ土豪というレベルですから、信長自身で出張る必要があったからというのもあるでしょう。
秀吉は秀吉で、信長に仕える一部将レベルだからできたという面もあると思います。
さてこの時の光秀にその戦法を採れというと、やはりやらないでしょうし、それが限界かと思います、おっしゃるとおり。
近江か丹波に引っ込めばという思考から逃れられなかったでしょうし、まだ細川か筒井が来てくれるかもという期待も捨てられなかったでしょうし。
……それでも実行したら討てたかというと、秀吉には七本槍のメンバーや、織田信孝、丹羽長秀とかもまで控えているから、難しかったと思います^^;
ありがとうございました。
編集済
34 決戦への応援コメント
譜代の臣下がいない秀吉には、ねね&子飼いの若者という最強の味方がいますね~。
「だから、京の前ではなく、後ろの近江にと……いや、今は詮無せんなきこと」
← そんなこと言っていましたっけ? 貴作の布石に気づきませんでした。
二十歳の若者が策を誤った高齢な主君のために戦死……不条理の極みですね。
たいていの歴史小説で山崎の戦は簡単な事実関係を並べて終わっていますが、貴作で初めて詳細を知りました。
作者からの返信
秀吉の前半生は「人」を得ることに必死でしたから、子飼いの「育て」には邁進していたと思います。
実際にはねねが大半を担っていたと思いますが^^;
斎藤利三が近江で迎撃しようと提案したのは、地の文でさらっと述べていたと思いますので、多分そのせいであまり印象に残っていないと思います^^;
伊勢貞興、この時二十歳なんですよね……。
されど、足利義昭なんていう、ついていけない公方よりも、明智光秀という「己を知る」君主に見出されたことを恩義に思っていたのではないでしょうか。
確かに不条理な死ですが、貞興としては光秀以外に仕える気が無かったので、こうなる定めだったのかもしれません……。
山崎の戦い、「秀吉が大軍で押して勝った」と言えばそれまでなんですが、調べてみるといろいろとあるもんだなぁ、と私も書いていて感じました(笑)
ありがとうございました。
33 乱戦への応援コメント
拝読致しました。
ねね先生のお講義ターイム!
「市松君、光秀さんは正面ストレートを止められて、右フックをかましたけれどこっちも止められて、仕方がないから左フックを仕掛けたんだよ!」
「すごいや、ねね先生!そしたら、左に合わせてクロスカウンターでヘッドショットですね!」
「オレもいるでぇ!とらとらとらぁ!」
「OH! リメンバーオケハザマ!うおおっ」
...ねね先生の講義、読者立場てきに、とっても分かりやすく、臨場感がありました(^^)
やはり、ボス:秀吉さん、左腕:秀長さん、右腕:ねねさん、この布陣にスキはない。
これがどこか欠けるとまずいのですがね、大事にしましょうタイコーさん(^^;)
作者からの返信
この辺、説明が難しかったんですよ^^;
図面を見ればわかる話だと思うんですが、やはり文章でそれを説明しないとアカンやろ……と思って、四苦八苦しました。
しかも説明台詞ばっかりだと、ダレるだろうから、その辺の塩梅も必死(笑)
……でも、いただいたコメントを拝見しますと、その辺、うまくやれたようで何よりです^^;
タイコーさん、そういえば晩年には弟いないし、官兵衛も遠ざけるし、ねねさんより茶々だし……こりゃアカンて!(笑)
ありがとうございました。
編集済
29 富田(とんだ)、秀吉への応援コメント
こんばんは、御作を読みました。
ああ、なるほど仮に秀吉が討たれても、織田の後継を継ぐ後継候補は他にいる。
でも、魔王光秀を倒した瞬間、当代の勇者こと織田の後継者は確定するわけで――。
光秀さんは、一敗すら許されないプレッシャーを背負うのか。
秀吉さんのラスボスムーブが今回も凄く、面白かったです。
作者からの返信
おっしゃるとおりだと思います。
秀吉など織田四天王の最弱に過ぎない、と言いそうな勝家がまだいますから(笑)
一方の光秀は、細川藤孝や筒井順慶といった人たちから「お前は……真の仲間ではない!」と言われて、パーティーを形成できませんでしたから(笑)
そんなわけで参謀や中ボスのいない魔王光秀、いきなり総勢オレ一名参陣状態です。
こうして考えると、むしろ光秀の方が勇者のような気がしないでもありません。
ラスボス・信長を倒したと思ったら、真のラスボス・秀吉を相手にしているし……^^;
ありがとうございました。
編集済
33 乱戦への応援コメント
結局のところ「中央突破」か「左右延翼しての包囲」なんですよね。
数が少ない方としては中央突破したかったところでしょうが、秀吉のところには堀秀政がいたのに、光秀には中央に投入できる後詰めが無かった。ここに1枚、切り札となり得る明智秀満とその部隊があれば、あるいは……。
作者からの返信
おっしゃるとおりだと思います。
後がないし、兵が少ない光秀は、中央突破で文字通り打開を図りました。
一方の秀吉は、人材と兵が豊富なので、そこで名人久太郎を出してバリアーを貼りました。
その隙に、いろいろと秀長・官兵衛と、池田勝入斎に動いてもらっています。
光秀に左馬助がいれば。
確かにその通りですね……でも、その後詰めを使っちゃったら、近江が完全にがら空きになっちゃうし、柴田勝家襲来への不安感が半端ないことになっちゃいますし……難しいところです。
このあたり、細川藤孝と筒井順慶を味方にできていなかったのが痛烈に響いていると思います。
ありがとうございました。
33 乱戦への応援コメント
猿面冠者の腰巾着たる秀長、かなりの戦上手だったのですね。
優秀な兄のかげに隠れて見えますが、もしや天下取りの素質?!
ねねは、両脇に福島正則と藤堂高虎を従え、恒興の隊の先頭にいた。
← なんと格好いい!!
光秀は、天王山の羽柴秀長と黒田官兵衛の軍は「どうせ攻めないやろ」と思い
← 光秀ほどの将でも、ちらっと都合のいい考えがよぎったりするんですね。
作者からの返信
名補佐役や裏方のイメージの強い秀長ですけど、ここで天王山を任されているあたりに、秀吉も一目置いていることがうかがえます。
天下盗りはどうかわかりませんが(笑)、かなりの名将だったと思います。
ねねさん、安全な本陣よりも、策の実行のために前線に出ました。
本陣の総指揮は秀吉がやるから、自分はこっちをやるかという気持ちなんでしょう。
危なっかしいんで、福島正則と藤堂高虎は、それぞれ秀吉と秀長から頼まれて(&自ら志願して)くっついてきました(笑)
この時の光秀は、少ない兵力しかないので、どうしても都合のいい考えというか、そういう目論見で動かざるを得なかったと思います。
ここで高山右近と中川清秀を叩くのは間違っていないので、なおさら……^^;
ありがとうございました。
32 開戦への応援コメント
拝読致しました。
ここで序文のシーンが来るわけですね!(・∀・)
勇将同士をぶつけて意識を正面にくぎづけにして、側面から横腹を食い破る。戦術レベルのオペレーション・双頭のヘビ……四谷軒様のオハコですな(^^;)
しかし本陣に秀吉さんとねねさん、天王山に秀長さんと黒官さんが陣取っている時点で、もはや負けが想像できません(・_・;)
作者からの返信
はい、クライマックスの合戦シーンをオープニングでちょい出ししておりました(笑)
そして光秀、さすがに織田家一の将だっただけあって、その攻撃は半端ないです(史実)。
明智の双璧、伊勢と斎藤に初手を打たせて派手に攻撃しておいて、横っ腹から……ですから。
双頭の蛇は、たぶんみんな有効だから使っていて、たまたま私がそういう合戦を書くことが多いという……^^;
それは置いといて(笑)、秀吉陣営は天王山に秀長と官兵衛がいて、隙の無い布陣となっております。
そしてさらに秀吉は仕掛けをしていて、それがこの戦いを制するのですが……。
ありがとうございました。
31 再会する人たちへの応援コメント
塩野七生さんが書いていましたが、
合戦って、双方がそろってすぐに始まるんじゃないそうですね。
ときに、何日も睨み合いだけ続け、双方陣を引く、
なんてこともあるようで。
そういう事例から考えると、やはり、思考力、
特に思考の粘り強さに衰えが出たのかと…
作者からの返信
にらみ合い。
ギリシャ・ローマだとそういう事例が多そうですね。
プレッシャーを与えたり、外交カードのひとつとしたり……ブツかるのは、どうしようもなくなった時なんでしょうね。
そして拙作の光秀は、年齢のせいか、状況のせいか、攻めに出ました。
ここで粘りつづけるくそ度胸でもあればよかったんですが……やっぱり、そこまで求めるのは無理というものでしょう^^;
ありがとうございました。
30 山崎にてへの応援コメント
光秀さん、ある気味、信長の朋友ということですね。
生死観を共にする、というほど、強い同士感はないでしょうから。
多分、光秀さんも ねね さんににづいていたけど、
見逃したのでは…
作者からの返信
光秀は主君(足利義昭)よりも信長を採ったわけですから、それなりの結びつきは構築されていたのでしょう。
だからこそ「もう辞めて」と言われそうになって、怒り狂ったのでは^^;
女足軽・ねね。
光秀はねね本人とまではいかなくても「只者ではない」と思ってます。
変に捕まえようとしても、藪に潜んだ福島正則と藤堂高虎が乱入してくるだろうし、一旦離れて手勢を連れて来ても、その時はもう逃げてるだろうし、じゃあ見逃すかというところでしょう^^;
ありがとうございました。
28 洞ヶ峠(ほらがとうげ)への応援コメント
こんばんは、御作を読みました。
全盛期足利軍ですら、京都で戦って守り切れた例はないですからね(⌒-⌒; )
かといって、じゃあ放置でなんて出来るはずもなく、なかなかに泣かせる立地です。
山﨑の合戦が近づき、ワクワクします。面白かったです。
作者からの返信
楠木正成も「そうだ、京都捨てよう」と言い出すほど酷い立地ですからね(笑)
そもそも各地や各所に開けて、通じているからこそ首都なワケだし……^^;
いずれにしろ、京都を戦場にしてもろくなことはないので、光秀は京の「前」に出ました。
「前」――山崎へ。
お楽しみいただければ幸いです。
ありがとうございました。
32 開戦への応援コメント
どうする家康で信玄公が、いくさは勝つと決まっているいくさしかしないみたいなことを言っていたのをふと思い出しました。
こうしてみると、秀吉と光秀にはいろんな差が見えてきますね。若さと老い、頼れる味方、先を見通す力。ワンチャンあるやも〜と思ったけれども、そうはいかない(そりゃそうだ)ねねと秀吉の術中に嵌った光秀さん。でもこの人、悪い人には思えなくてなんだか応援したくなっちゃうんですよね(苦笑)
作者からの返信
その信玄公の発言は、おそらく孫子の「彼を知り己を知れば百戦殆からず」を元にしての言葉では、と思います。
相手と自分のことをよく知っていれば負けない、みたいな意味です。
さてこの山崎の戦いの場合、それができているのが秀吉で、できていないのが光秀、みたいな感じになっています。
秀吉はこの時、一番脂が乗っている時期で、「かたき討ち」ということで、同輩やかつての上司も味方になるし、戦略・政略眼もある……つまり、絶対に相手にしてはいけない状態の秀吉です(笑)
対するや光秀は、年齢が年齢だし、信長を討ったから仲間外れだし、山崎に来たのも半ばやけくそだし……^^;
そんな光秀ですが、拙作ではパワハラにキレたのではないという設定で、何というか誤解で謀叛起こしてるので、その辺が同情を誘うのでは、と思います。
ありがとうございました。
編集済
32 開戦への応援コメント
ねねは、これから訪れる大いくさを、鼻で感じ取った。
← やっぱりね、🐕並みの感覚こそ味方ですよね~。名人久太郎も然り。
十日という時間が大地震の余震が収まる時間に重なり、暗喩的に思われます。
「神よ、ご照覧あれ!」
← キリスト教の精神に反しているようですが、大真面目でそう信じていたのですね。もっとも現代の侵略者も宗教が自分に味方すると思っての行為なのでしょうから、思えば宗教は古今東西において都合よく使われて来たのですね。
作者からの返信
何というか、「感づく」という演出には、やっぱり鼻がいいかな、と。
目や耳だと一瞬ですけど、鼻だと嗅ぐ、気づくという「間」がありますから。
十日間、中国大返しをめぐる一連の日数が十日と言われているので採用しましたが、暗喩といえばそうかもしれません。
この時代のキリシタンというか、この頃の西欧列強の布教活動って、どうも侵略的要素が漂いますし、そもそも十字軍なんて代物もありましたから……。
あと、高山右近って、恭謙なキリシタンのイメージがありますけど、いくさ人でもあるので、こういうイメージで描くと面白かなと思って、こう書きました^^;
ありがとうございました。
29 富田(とんだ)、秀吉への応援コメント
光秀さんは、
ランチェスターの法則通りに、
狭い面、を押し立てて。
慎重に、堅実に。
でも、多分、それが敗因につながったのでは、
と。
じっさいにあそこを国道2号線で通ると、
川の間とか、めちゃくちゃ狭い。
偽装後退して包囲戦すればよかったのに、
と考えてしまいますが、
心理的に追い込まれて入れ、考えつかなかったのかな?
秀吉は、勢いを保ちつつ、
仕留めるタイミングと場所を探る。
この2,3日、書き込みが増えすぎていて、
妻に浮気を疑われているので、今日はここまでで(笑)
作者からの返信
光秀が山崎を戦場に選んだのは悪くないと思います。
狭い戦場で、一定の兵力のみしか使えないのなら、兵数の多寡をカバーできると考えたのでしょう。
引きずり込んで……は余程統率力と士気が高くないとできないと思いますので、光秀は統率力はありますけど、兵の方が微妙ですね^^;
変に作戦のためと言って後退させたら、ホントに後退というか追い散らされてしまった……を警戒したのでは。
秀吉も、もし引きずり込まれたら、そこは乗って、食い破るつもりだったのかもしれません。
というか、自分が光秀を引きずり込むつもりでしたし(笑)
家内安全が第一ですね^^;
ありがとうございました。
28 洞ヶ峠(ほらがとうげ)への応援コメント
大阪営業所で営業をしていたころ、滋賀県と、京都府を担当していたので、、、
京都府、京都市の方も、頭に入っています。
懐かしい、地名ばかりです。(10年以上前ですが…)
名神走っていたら、山崎は巨大ジャンクション、
その土地の重要性がわかろうというものです。
古典に倣って、
風は山崎へ、
と言いたくなります(笑)
作者からの返信
私もこの辺を旅していたことがあるので、京阪電車とか懐かしいです。
山崎は阪急ですけど(笑)
車は使ってなかったので、ジャンクションについては知りませんでした^^;
しかし言われてみると、おっしゃるとおり、交通の要地と思い知らされます。
風は回廊へ……と書くと銀英伝になってしまいますが、たしかに言いたくなりますね(笑)
ありがとうございました。
27 光秀の出陣、秀吉の接近への応援コメント
秀吉がキリシタンの禁教を決めたのは、
九州平定後、でしたね。
今はまだ…
秀吉の人タラシ、の一面を
垣間見せつつ、将来の隙間の原因を
さりげなく忍ばせる。
あと、光秀の耄碌が進行しております(笑)
作者からの返信
光秀もキリシタンの伴天連に働きかけを要求していたみたいですし、使えるものは何でも使え、の方針で動いていたと思います。
何より高山右近を取り込んだ方が有利なんで、そこは秀吉も胸中の思いはともかく、グイグイ行ったのでしょう。
……官兵衛は真っ黒なくせに理想を追い求める癖があるので入信してしまいましたが、秀吉はそこに官兵衛のアキレス腱を見出したのかも^^;
そして光秀。
年齢もありますが、この頃になると秀吉の謀略にてんてこ舞いだったんじゃないでしょうか^^;
ありがとうございました。
31 再会する人たちへの応援コメント
拝読致しました。
なるほど、この大返しの末に来たのが我慢比べ(^_^;)
ここで四谷軒様が設定の「老人☆光秀」が光るという寸法ですねΣ(゚◇゚ノ)ノ
太閤秀吉さんまでランクアップすると減じてしまう忍耐力、ここでは遺憾なく発揮!
次回の戦闘シーンを楽しみにしています(^^)
作者からの返信
ここで一気呵成に攻め寄せると思いきや、じわりじわりと近づいて来る秀吉。
しかも直接的には攻めない。
これは厄介だし、怖いですね(笑)
そういう、我慢勝負になった時、光秀はせっかちなおじいさんという設定なので、「説明するのもめんどくせえ! オレは超・光秀だ!」とばかりに攻撃です(笑)
秀吉はほくそ笑んでますが、あの光秀の攻撃と采配、簡単に受けられるものではありません……^^;
お楽しみいただければ幸いです。
ありがとうございました。
31 再会する人たちへの応援コメント
お互いに戦いを急ぐ理由はあります。
ただ、明智には後がない。
一方の秀吉はここで単独で討てなくても勲功では第一ということは確保できている。
その差は大きいですね。
秀吉と光秀の年齢差というのも影響しているでしょう。
堪え性がなくなった。
老い先の短さがそうさせる面もあるのでしょうね。
作者からの返信
そうなんです。
ここで明智が細川藤孝と筒井順慶を従えていれば、もっとちがった局面だったかもしれませんが、ほぼ孤立無援。
一方で秀吉は、もう旧織田家重臣の中で図抜けているし、その他の重臣から援兵を出させることも可能です。
そして何より、秀吉はこの時まだ男盛りだし、まだ未来がある年齢です。
対するや光秀は後がない。
年齢で長滞陣もキツいし、何より後を任せる相手が若年の嫡男となると、もう……。
ありがとうございました。
27 光秀の出陣、秀吉の接近への応援コメント
こんばんは、四谷軒様。御作を読みました。
官兵衛さんも大概、真っ黒な参謀ムーブしてるなあ(≧∇≦)
秀吉さんと戦場でコンビ組むなら、彼尊敬するレベルの兵法の達人か、歩調を合わせられるだけの真っ黒くろすけでないと難しいのかも?
決戦が近づいて楽しみです。面白かったです。
作者からの返信
やっぱ官兵衛は黒くないと!(笑)
だってあの秀吉が「オレ以外で天下を取れるのは、アイツだし」と言うぐらいの男なんで、これぐらいのムーブはできるでしょう。
そんなわけで、魔王と魔軍司令のような秀吉と官兵衛を見ていると、何か光秀が勇者みたいに思えてきました(笑)
お楽しみいただければ幸いです。
ありがとうございました。
31 再会する人たちへの応援コメント
年寄りは短気になる。老いてしまうと、若い頃にできた我慢ができなくなる……。
このあと10年もたたずに秀吉が陥る罠に、光秀は既に陥ってしまったということでしょうか。
作者からの返信
年寄りには、せっかちな人が多い印象です。
若い頃はサクサクできていたことが、あまりできなくなって、余計にイライラしてしまうのではないでしょうか。
で、光秀は結構な年齢だという設定なので、この長丁場(?)に耐え切れずに先手を取ってしまいました。
そして、おっしゃるとおり、光秀が嵌まったこの陥穽に、のちの秀吉も嵌まる……因果は巡る、みたいな感じにしたかったんです^^;
ありがとうございました。
編集済
31 再会する人たちへの応援コメント
なるほどです~、持久戦はどちらの忍耐力が勝るか、ですものね。
我慢ができなくなった光秀が仕出かした本能寺の変を山崎でもう一度。
この夫婦の読みは天才的ですね~、っていうか、貴作における、ですが。(笑)
むかしの名前をちょい出しの戦法もお見事です。
「市松」なんて言われると、本当に大きな図体をした童子のように思われて、正則に愛着が湧きますもの。
作者からの返信
先に手を出した方が不利というにらみ合い。
そういう、ジッと待つという「戦い」をしのげるかとなると、本能寺の変をやってしまった光秀にはできないだろうという、秀吉の悪魔的な読みでした^^;
これは秀吉が本能寺から離れた中国にいたから読めた、という裏設定です。
ねねは本能寺にいた当事者だったから、逆に近すぎて読めなかった……というところです。
木藤=木下藤吉郎、明十=明智十兵衛はちょっと面白い呼び方だったんで、使いたかったんですよ(笑)
で、せっかくの機会なんで、ここだけ使わせていただきました^^;
市松=正則、私も好きです。
ありがとうございました。
編集済
26 京からへの応援コメント
秀吉が、語ったという話で…
五千の兵が千に減ったとき、蒲生氏郷は間違いなく戦死している。
しかし、信長は、間違いなく減った千の兵の方にいる…
儂が信長様に従う理由はそこよ、と。
こういう話が、行方不明になった際に活きてきますね。
(実際、金ケ崎の際も生死不明、となっていましたし)
さて、 ねね さん。自覚した秀吉を愛することが出来るのかな?
(史実では太閤になっても、ねねと秀吉は名古屋弁で大喧嘩していたらしいですが)
作者からの返信
信長はそういうサバイバルを生き抜く、というキャラですよね。
光秀という稀代の梟雄でもない限り、討てないぐらいに^^;
秀吉もそういう「キャラ」をうまく活用してきました。
そして金ケ崎、これは意識してませんでしたが、おっしゃるとおり、伏線として活きたと思います。
野心家と成った(堕ちた?)秀吉。
その伴侶、ねねは、秀吉とどう接していくのか。
山崎の戦いのあたりはタッグで戦っていくんでしょうが、その後は、どうなることやら……^^;
ありがとうございました。
25 秀吉の手番への応援コメント
耄碌の書き具合が、凄まじい。
自分も、こうなりたくはない…
秀吉の変貌ぶりも、先に頂いた、「目覚め」
からすると、こうなるのは必然ですね。
そして、光秀を引き出すのが、実に上手く描かれています。
後程出てくる山崎の合戦は、光秀の中途半端な用兵が敗因、
と思っていただけに、納得の展開です。
作者からの返信
光秀、「己の読み」をさらに深堀りしたり、疑ったりしないところが、年齢による限界かもしれません。
一方のねねは「己の読み」を妄想と言い切るぐらいは突き放しています。
まあでも、いろいろとしんどくなる年齢だと、深掘りしたくなくなっちゃうかもしれませんね^^;
そして秀吉。
光秀が「京が空白」、「信長ひとりだけ」という状況により謀叛へ走ったと言われていますが、この秀吉の方が「勝家たちがいなくて空白」、「光秀ひとりだけ」という状況により野心に走ったという感じがします(笑)
そんな秀吉が、光秀を討つという大功を樹てるために、ずるずる、ずるずると引きずり出そうとしています。
そんな両者がぶつかる、山崎。
果たしてどんな戦いになるのでしょうか……。
納得とのお言葉、感謝です!
ありがとうございました。
24 そして手番はこの者にへの応援コメント
自分が先に書いたコメントに、
(今、書かされた、とわかりました)
四谷軒さんの伏線に感服です。
うんお見事。
さて、正則君の実際家は=いくさ人(隆慶一郎より)の本領ですね。
そして最後の官兵衛のおこぼれにあやかる様。
この辺も、実に「らしい」。
作者からの返信
はい、おっしゃるとおりです^^;
明智光秀が本能寺の変を起こしたあと、それから「明智政権」をどう持って行くつもりだったのかな、と考えてみたのです。
で、「〇〇公方」の誰かを呼んで、三好長慶みたいな政権を構想したのかも……と思いついたのです。
お見事とのお言葉、ありがたい限りです。
そして福島正則、おっしゃるとおり、いくさ人です。
その槍の向かう先を真っ先に考えるさまは、まさに豊臣の槍というべき……という感じで書きました。
官兵衛は何か自然におこぼれにあやかってました(笑)
この人は勝手に動くんですけど、それが楽しいです。
「らしい」と言ってもらえて、嬉しい限りです!
ありがとうございました。
22 ねねの手番への応援コメント
やり方としては、足利義満に似ていますね…
義満は勘合貿易の「和王」となり、
朝廷の封建制度から脱する。
その上で、気に喰わない長男に将軍はくれてやり、
気に入った子供に「和王」を渡そうとする(逆説の日本史より)
その辺の内容を換骨奪胎すると…
とても素晴らしい!
作者からの返信
足利義満って、そんなことやっていたんですか。
そういえば明から和王と呼ばれていましたが、それをそんな風に……^^;
拙作の信長、たしかに官職につかず、息子を将軍にということを考えていました。
そこからさらに、既存の秩序から離れた存在になろうとしていた……と考えてみると、面白いですね。
素晴らしいとのお言葉、恐縮です。
ありがとうございました。
21 光秀の手番への応援コメント
ホント、足利家は…
関東でも関西でも…
ただ、耄碌した光秀の描き方がすんばらしい。
後、伊勢貞興は、関東の北条家とのつながりはどうなのかな?
本能寺の変後の、北条氏の滝川に対する動きの良さの理由なのかな?
作者からの返信
「〇〇公方」の多さに、各地の諸侯や庶民も辟易していたのではないでしょうか(笑)
鎌倉、関東、小弓、堺、平島……今思いついただけでもこれだけありますし^^;
拙作の光秀、お楽しみいただけたようで何よりです。
伊勢貞興さんは、関東の伊勢新九郎さんとつながりはあるかもしれませんが、おそらく希薄なものだと思います。
強いつながりであれば、信長によって関東に向かわされているでしょうし。
でも、言われてみると、本能寺の変のあとの、北条家への働きかけは、あったのかも^^;
ありがとうございました。
30 山崎にてへの応援コメント
拝読致しました。
ねねさん一党の珍道中もいよいよ佳境に差し掛かり、出会いましたるは敵の首魁。Σ(゚Д゚;)
やや、くノ一か?くらいに思っていたのか?(^_^;)
見逃していますが……あそこで敵対行動に出たら、光秀さんこそ返り討ちになった可能性も否定できず。機を見たのかな、と。
いよいよ、ねねさん帰陣。
さて、戦の行方やいかに……(^_^;)
作者からの返信
これが往時の少年漫画だと、たしかにラスボスとの緒戦になっちゃいそうな雰囲気です(笑)
しかし拙作のラスボスは秀吉だし(違
光秀としては、軍議に疲れたから中座していたら、何か女丈夫に会っちゃったなぁ、あれ逃げるの? いいよいいよ……みたいなところです。
そしておっしゃるとおり、猛者二人(福島正則と藤堂高虎)を相手にするのは骨だと思っています^^;
というか、そろそろ軍議に帰らないと伊勢貞興と斎藤利三に叱られるので、それがイヤだったのでしょう(笑)
というわけで、勇者ねねは帰還しました。
ついに最終決戦です!
ありがとうございました。
26 京からへの応援コメント
こんばんは、御作を読みました。
信長の首さえ取っておけば、こうはならなかった……。
のですから、本能寺ファイヤーが巡り巡って光秀さんの首を絞めるのか(^◇^;)
人間は感情の生き物ですから、冷徹な利害があっても、やはり大義名分は大切だなあと改めて思いました。
あと秀吉さんコワイヨー。面白かったです。
作者からの返信
ここで信長の首をちゃんと取れなかったことが、逆に本能寺の変が突発的行動であると証明しているような……。
十兵衛がちゃんと準備していたら、その辺抜かりないような気がしますし^^;
そしてそんな十兵衛さんに従うのはリスキーだなぁと諸侯も感じていたんじゃないでしょうか。
その心理を読んだ秀吉の「信長サバイブ説」。
……この男、ホントえげつないなぁと私も思います(笑)
ありがとうございました。
30 山崎にてへの応援コメント
山崎観光案内所(山崎私的観光案内)さんのサイトの地図で位置関係がよく分かりますね。
「〽死のふは一定」の老人、信長かと思いましたが、まさか光秀とは!!
なにゆえに戦いの直前にこんなところに現われたのでしょう、あるいは亡霊?
沼地での野戦とは双方にとって始末がわるいですね。
山と川に挟まれた狭隘な土地での戦、身震いします。
作者からの返信
このサイトはホント親切なんで、重宝しました。
特に合戦のあたりはこの図面とにらめっこして書いてました^^;
「死のふは一定」の老人は、はい、明智光秀でした(笑)
……きっと、軍議が実務的な話になって、眠くなって、「小便」といって出てきたと思います。
それで気晴らしに唄ってたら、ねねさんと出くわしたという次第です^^;
山崎はおっしゃるとおり、沼、山、川と足場が不安定です。
このような戦場で、光秀と秀吉はいかなる戦いを繰り広げるのでしょうか。
ありがとうございました。
編集済
20 大返し、始動への応援コメント
スミマセン、四谷軒さんの作品だと、つい書き込みが多くなってしまって…
お返事はゆっくり、マイペースで。むしろ返していただけるのがとても嬉しいです。
さて、、、
成程、信長を迎える準備=帰るときの補給線、
となるわけですね。
私は個人的には海運(塩飽水軍)も活用していたのではないかと思っています。
長浜という、琵琶湖での海運に目覚める土地を与えられ、瀬戸内海の海運に目をやれば、自然ととうなるかと。
むかし、武吉と秀吉、という能島武吉の歴史小説を読んだ際、
秀吉が山陽担当となった際に、
いち早く海賊衆を傘下に治めて、毛利に圧力をかけていた経緯がある
と知りました。
治安(通行料徴収)だけでなく、
物資&兵員の輸送にも、海賊衆は使われていた、と考えています。
作者からの返信
書き込みは大歓迎です。
お気になさらず。
ただ私が年頭で忙しいだけなので^^;
さて、水運の活用についてですが、お見込みの通りです。
本作を書くにあたって参考にした本にも、そのようなことが書いてありました。
じゃあなんで書いてないんだというと、やはり、陸路を突っ走る方が「らしい」演出だと思ったからです。
それと、海賊衆の話が出てくると、全体的に話が長くなっちゃうのと、ねねさんの活躍がその分薄くなるかな、と考えたからです。
……なかなか難しいところです^^;
この辺は書き手の匙加減の話になるので、ホント、水運については申し訳ないというところです^^;
ありがとうございました。
19 京を目指してへの応援コメント
死ぬことと見つけたり、という小説に、
「葉隠」の一説に「我人皆、生きることが好きなり。唯々死ぬ方をえらべば不思議の生を拾うこともあり(だったと思います)」
とのこと。
戦国に生きる武将は、多分皆そういう経験をしたからこそ、
面白そうな方、無謀な行動に賭けて、生を拾うことがあると、
感じ取っているのではないか、と思います。
作者からの返信
身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ、という言葉がございますし、おっしゃるとおり、戦国武将や武士は、そういう生き死にのはざまに身を置き、そのような感覚をつかみ取ったのではないかと思います。
藤堂高虎は、仕える主を何人も変えた男で、しかも転職(?)の際には命を狙われたりしています。
その辺の体験から、「面白いものがある」のを知る嗅覚を身に付けたのかもしれません。
拙作の裏設定としては、のちの名将にして政客・藤堂高虎は、この時のねねとの冒険によって開花した、としています。
そういう意味でも、自身が飛翔する可能性を見出して、チームねねに加わったかもしれませんね^^;
ありがとうございました。
16 長浜、そして京への応援コメント
私見ですが…
私は、細川忠興、黒田長政ら、二世武将たちが、
一文安い、と感じるのは、
このような状況で、主体的に動けないから、
と感じています。
親の意向を聞きつつ、家内を取りまとめは出来ても、
家の運命を自らしょって立つ、というイメージがわかないんですよね…
作者からの返信
もう守るべき「家」がありますからね……。
そしてそれを作った「親」がいる。
そういう条件で、アグレッシブに動けというのも無理な注文かもしれません。
真田家みたいな稀有なケースでない限り、ちょっと難しいと思います^^;
ありがとうございました。
23 信長の思い描いた未来への応援コメント
……え、え?
フィクションですよね? これ、フィクションですよね?
なんか、これが真実に思えてきた。
作者からの返信
伝えられていることをとっかかりにして、ここまで空想してみました^^;
そこまでおっしゃっていただいて、作者冥利に尽きます!
ありがとうございました。