応援コメント

21 光秀の手番」への応援コメント

  • 私、この「本能寺の変」についての光秀の本心にとても興味があり、リサーチしたことあるんですね。義昭は扱いにくいし毛利が絡んでくるんでバツですよね。義栄の系列はどうなのでしょう。三好一族を追い出すことと義輝のサポートから考えると義栄の息子はどうなのか?と。私が一番光秀の動機で思ったのが朝廷と近衛前久です。こいつかなりうろちょろしてる公家でしかも頭いい。信長暗殺の後も秀吉に嫌疑をかけられてますよね。光秀の上にはオオギマチ天皇とこいつ、あと坊主がいたのではないかというのが
    私の推理なんですが、どうなんでしょうか?

    作者からの返信

    私の場合は、小説的にどのような動機が面白いかな、という視点で考えておりました。
    足利義昭については、そういう考察を見たことがありますので、書いても「それ、知ってる」と言われそうなのでやめました。
    一方で足利義栄(とその系列)については、あまりそういう説を見たことが無いので、こっちかな、と。

    朝廷と近衛前久、こういう「主犯」というのも面白いと思います。
    でも前久は信長のことを好きだったらしいので、その辺がネックかな、とも思います^^;

    ありがとうございました。

  • 光秀がちゃんとお爺ちゃんしてますねえ。
    六十過ぎだと実際、こんなものですよね。

    案の定というか、盟友たる細川は戦力として期待していますか。
    結末を知る身としては、後の展開を考えると、申し訳ないけど苦笑いが出てきます。
    でも担ぐ神輿をどうするのかも考えてて、歴戦の知恵者感があって良かったです。
    彼なりの天下図は確かにあったのでしょうね。

    そして、それを見抜くねね様流石です。
    京の事情にも精通しているとは、思慮深いと言いますか、情報通と言いますか。
    羽柴を支える賢母ですね。

    作者からの返信

    光秀、関西のやり手ジジイ、の印象で描いています(笑)
    よく笑い、笑いつつ寝技を決めるって感じの^^;

    光秀にとって、細川は長年の付き合い、縁戚、京畿にいるという地の利があるから、そりゃあ「こっち来い」と言いたくなるでしょう。
    たしかに後世のわれわれとしては、でも細川って関ヶ原の時も似たようなことしているよな、と思いますが(笑)
    そんな明智さん、もし彼にとって都合のいい神輿を担ぐとしたらどうするかと想像してみました^^;
    お褒めいただき恐縮です。

    ねねさまは、まあいわゆるチート設定を持たせております(笑)
    ミステリの名探偵のように、情報に詳しく、そこから推理して真相を見抜くことができる、というような。
    賢夫人として名高いからこそ、持たせることのできる設定です^^;

    ありがとうございました。

  • ホント、足利家は…

    関東でも関西でも…



    ただ、耄碌した光秀の描き方がすんばらしい。

    後、伊勢貞興は、関東の北条家とのつながりはどうなのかな?

    本能寺の変後の、北条氏の滝川に対する動きの良さの理由なのかな?

    作者からの返信

    「〇〇公方」の多さに、各地の諸侯や庶民も辟易していたのではないでしょうか(笑)
    鎌倉、関東、小弓、堺、平島……今思いついただけでもこれだけありますし^^;

    拙作の光秀、お楽しみいただけたようで何よりです。
    伊勢貞興さんは、関東の伊勢新九郎さんとつながりはあるかもしれませんが、おそらく希薄なものだと思います。
    強いつながりであれば、信長によって関東に向かわされているでしょうし。
    でも、言われてみると、本能寺の変のあとの、北条家への働きかけは、あったのかも^^;

    ありがとうございました。

  •  こんばんは、御作を読みました。
     なるほど、こう描かれると本能寺からの流れも明智さんなりの勝算があったんだなあと膝を打ちました。

     なんでねねさん見抜いているのΣ( ̄。 ̄ノ)ノ
     面白かったです。

    作者からの返信

    あの光秀が、何の勝算も無しに本能寺の変をやらないだろうと思い、もし何か勝算があるとしたら……と考えてみたのが、今回の話の肝でございます。
    膝を打っていただいて、やったぜというところです^^;

    ……これで希望の未来へレディゴーだったはずの光秀。
    しかし、それを見抜いていたねねさん(笑)
    これはもう、「ねねだから」というしかないのでは^^;

    ありがとうございました。

  • いよいよ来ましたね平島公方。
    旧時代的知識人であり、同時にリアリストでもある光秀らしい選択肢ですね。
    そして、それを読んでるねねも凄い。
    忙しかったので更新時に読めなかったのですが、そのおかげで逆に2話連続で読めるので、ねねの手番が楽しみです。

    作者からの返信

    ついに話題に上がりました、平島公方。
    とにかく将軍を上に立たせて、自らは管領代として権勢を……という未来予想図を描いていた、拙作の光秀。
    この辺りは元幕臣としては自然な考え方かな、と思って書いていました^^;
    これがうまくいけば第二の三好長慶とか大内義興とかになれたのかもしれません。

    でもそれを読み切っている人がいて……というのが拙作のミソです^^;
    史実を逸脱しつつ、逸脱しない方向へ持って行くところが苦労のしどころでした。

    ありがとうございました。

  • 光秀のセンスは悪くないですね。でも、追われる立場と守りの姿勢は、数多の盛者が並み居る時代には、相当なカウンターになるんだろうなぁと思わされました。結局は器なのでしょうかね。

    作者からの返信

    拙作の光秀は、前例を踏襲しつつ、明智家という大名家を構築する、という手段を取っています。
    嵌まればうまくいったかもしれません。
    でも、後世から見ると、ここで自らが立つぐらいのことをしておかないから……と思ってしまいます^^;

    そこら辺をうまく読んで立ち回ったのが羽柴秀吉で、そうすると「器」というところに、たしかに落ち着いて来ると思います^^;

    ありがとうございました。

  • なんだかこの光秀さんはちゃんとその先を色々と考えているし、尚且つ自分は老いぼれた老人だということも自覚しているしで勝つる!な気もしなくともないのですが……。

    いかんせん、相手があの藤吉郎あーんどねねさまだからやっぱり勝てそうもないところが、どうしようもなく光秀さんってかんじで好感度アップです(???)

    作者からの返信

    光秀はちゃんとベストの行動を取っているんですよ。
    それは山崎の戦いでの戦場設定とか、初手で高山右近をボコるあたりによく表れています。
    だから今後の構想もちゃんと考えていたと思います。
    ……ただ、相手が悪かったというだけで(笑)

    いやあ、おっしゃるとおり、秀吉が相手ですからね^^;
    しかも拙作ではねねさんも秀吉とタッグを組んでいる(笑)
    どうする光秀な感じで、たしかに好感度アップです^^;
    しかし拙作の光秀のこと、まああのテンションで突っ走ることでしょう(笑)

    ありがとうございました。

  • 拝読致しました。
    この蜘蛛の巣のような人間関係を頭にいれるだけでも尊敬の念でいっぱいです(^_^;)
    しかもその中から自勢力に有利な人材を発掘するとなると……Σ(゚Д゚;)
    本来、軍師というのはそういった人事や地理・地政、経済なんてのを全て頭に入れて、自勢力を勝利に導くような、とても地味な頭脳労働をする人なのでしょうが、ねねさんはこれをリアルタイム処理でしてしまうんですねぇ(^_^;)
    子育てしながらそんなことをしていたと思うと……

    作者からの返信

    織田家という、ある意味複雑極まりない家の下士の家で生まれ育ち、そしてその織田家が伸長していく過程で、最も伸びていった羽柴秀吉の女房――ねね。
    だからこそ、人間関係についても造詣が深かったのでは……という設定です。
    政治や軍事の関係は夫から聞いているし、女性ならではのネットワークで情報も仕入れているだろうし^^;
    子育てしながらというか、逆にママ友(?)のまつとか帰蝶さんからいろいろトークしたんでしょう。

    そんなわけで、今の光秀を、最も理解しているのは好敵手・秀吉の女房のねねです^^;
    そして秀吉もまた、光秀を理解することになります……。

    ありがとうございました。

  • 自分の都合のいい神輿を担ぐというのは、それこそ室町幕府が先にやってますからね。
    その模倣を子孫がやられるというのもまた歴史の流れでしょうか。

    安土を落して得意の絶頂の光秀。
    その策略を読んでいる人物が京にいるとは思いもしないんでしょうね。

    作者からの返信

    南北朝とか、もういい加減にしろと言いたくなるぐらい、お神輿大会でしたからね(笑)
    そんなことやっていたら、自分たちの子孫も何とか公方とかでいろいろと神輿にされる……たしかに皮肉な流れです^^;

    この安土陥落のあたりが、梟雄・光秀の頂点でしょう。
    これで中国大返しという空前絶後の強行軍をやる化け物がいなければ……(笑)
    そして拙作ではねねさんがその光秀の行動を見抜いているという設定なんで、そろそろ光秀も……^^;

    ありがとうございました。


  • 編集済

    信長は安土城の最上階には襖絵師しか入れなかったので、そこに金銀財宝が隠されていたのでは? という検証番組を観た記憶がありますが、みんなかっさらった光秀はどこへ隠したのでしょうか。

    鞆=足利義昭と即答する自分に満足を覚えました。(笑)

    光秀は、この年齢に至って、これからの明智のことを考えるようになっていた。
    ← 歴史もの、ことに戦国ものでは当該年齢がとてもモノを言うと思います。
      当時の六十代と言えば後期高齢者でしょうから、先は長くなく……。

    ねねは、どのような手段を使ったか不明だが、
    ← 妙なところでセンサーが反応し、池波正太郎さんの世界が思い浮かびました。

    作者からの返信

    安土城最上階ってそこまで厳重な場所だったんですか、知りませんでした^^;
    たしかに金銀財宝を隠すならそこかもしれません。
    でもあの光秀のこと、抜かりなく(笑)奪っていったというのが妥当かと思います^^;

    鞆=義昭、やっぱりそうですよね(笑)
    ひと頃は本能寺の変の主犯とか言われていましたし(光秀は従犯という^^;)。

    光秀高齢説を採用している拙作ですが、じゃあ光秀が将来についてどう考えていたのかは、難しいところです。
    いちおう、拙作としては、「本能寺の変」は反射的な自衛行動だったという解釈なので、「それ」をやってしまってから、はたと己の年齢を意識して……という感じで描いております。

    池波正太郎先生……「真田太平記」を読みふけっていた時期がありますので、それが遠因かもしれません^^;
    先に申し上げた渡辺勘兵衛の話も、池波先生の著作で知りましたし。

    ありがとうございました。