細川家は中世的な室町幕府将軍家執事から脱して戦国大名に変貌してますね。
私は彼らが熊本で、明治まで生き残ったしぶとさをこの時代に作ったと思い
ます。藤孝が偉い、忠興は二世議員的。ガラシャの監禁も息子と妻の
合意の上でしょう。ー今のご当主も公方さまやめてからも
画家として高名だし、シブトイ。笑。
作者からの返信
事実上、細川藤孝が興した戦国大名と言っても差し支えないと思います。
彼、細川本家から外れた位置からスタートしてますし。
それからこの乱世を生き抜いて、ついには肥後に至った図太さ――たしかに「今」に至るまで、彼らの遺伝子に刻み付けられているかもしれませんね(笑)
そんなわけで細川家はガラシャ方面も含めて「ポーズ」に徹します。
筒井順慶が洞ヶ峠と揶揄されてますけど、細川藤孝も同じ目に遭ってもいいと思います(笑)
ありがとうございました。
私見ですが…
私は、細川忠興、黒田長政ら、二世武将たちが、
一文安い、と感じるのは、
このような状況で、主体的に動けないから、
と感じています。
親の意向を聞きつつ、家内を取りまとめは出来ても、
家の運命を自らしょって立つ、というイメージがわかないんですよね…
作者からの返信
もう守るべき「家」がありますからね……。
そしてそれを作った「親」がいる。
そういう条件で、アグレッシブに動けというのも無理な注文かもしれません。
真田家みたいな稀有なケースでない限り、ちょっと難しいと思います^^;
ありがとうございました。
明智光秀は三日天下だの十日天下だの言われてますが、この短い期間に本当に策略渦巻きドラマあり、あったんだなあ、と思いました。光秀もただ調子に乗ってただけじゃないみたいですね。
福島正則はもう西洋中世の騎士みたいに格好いいですね!
作者からの返信
短期間で終わってしまったんで、よくわからない明智の天下。
それを自分なりに調べて想像してみました^^;
光秀は光秀なりに、何とか生き延びようと必死でした。
……ただ、秀吉という化け物が相手だったのが不幸ですね^^;
福島正則、猪武者呼ばわりされている彼ですが、そういう彼こそかっこよく描いてみたくなりまして……^^;
お褒めいただき恐縮です。
ありがとうございました!
こんばんは、御作を読みました。
武士の世は、「家のためなら、お前もお前も皆んな死ね」が美談とされていた時期ですからね(ーー;)
柳生宗矩が活人剣という思想で一石投じて、徳川綱吉が社会福祉を充実させようとして盛大に花火を打ち上げて、吉宗がスポーツ風にマイルド化させて……命が命の価値になるまで遠い。
そういう意味で、御作の明智さんは時代に望まれた男のように描かれていて、実に怖い。動機に野心と愛情はあっても、私利私欲ではないものなあ。面白かったです。
作者からの返信
河越夜戦の時、描写してませんけど、北条氏康も今川とのケジメで一族を自害させてますし、結構、そういう時代だったと思います。
柳生の活人剣ってそういう意味合いもあるんですね。
綱吉も吉宗も頑張ったのは認めますけど……^^;
さて、拙作の明智光秀、「明智家」が生き残るためには、津田信澄とその妻を見捨てます。
史実の光秀も信澄を救ってないし、つまりはそういうことなんだろうなぁと思って、この辺は書きました。
……逆に言うと、私利私欲ではないからこそ、こういう非情な判断も下せられたと思います。
お前を見捨てるのは正しいことだから許せ、みたいな。
うん、怖いですね……^^;
ありがとうございました。
拝読致しました。
光秀さん、ボケ爺かと思いきや完全に全開ですねΣ(゚Д゚;)
それは追い込まれて衝動的に反旗を翻した男などではなく、清濁を超えて主の喉元に喰らいつくいくさびと。
ブラック光秀さん・完全体の爆誕ですね!(^_^;)
西の方では闇に目覚めたダーク秀吉さんが。
ブラック光秀対ダーク秀吉の闇の戦いが……
うん、やっぱりこの話にはねねさんが必要ですね!(*‘ω‘ *)
作者からの返信
やっぱり光秀は野望が良く似合うと思うんですよ(笑)
今でこそ波平みたいですけど、若い頃はベジータみたいに野望全開だったのでは(笑)
そんなわけで、額に「M」が入った破壊王子のごとく、光秀、フルパワーで荒らし回ります^^;
そんでもって秀吉。
秀吉もサイヤ人としての宿命(?)に目覚めたのか、この国で一番強え奴と戦いたいのか、伝説の超サイヤ人のように、天下一を求めて駆け出します(笑)
ねねさん?
やはり最強は超サイヤ人の嫁だったというアレなのでは……^^;
ありがとうございました。
他家に嫁に出したらもう他人。
冷たいようですが、この時代の感覚としては一般的かも。
一寸先は闇ですからね。
自家の存続第一というのも分かります。
明智側も腹心と悪だくみに余念がないところの対比が面白いです。
作者からの返信
たとえば帰蝶とか小松姫とか、完璧に夫の側に立って行動していますし、もうそういう時代であり、そういう感覚だったのかもしれません。
ここでへたに親心を出して津田信澄とその妻を守っても、明智家にとってはあまりメリットが無さそうですし、史実の光秀が信澄を助けに行っていないことが、まあ、明智家としての「答え」だったんでしょう。
光秀の腹心、伊勢貞興。
この人あまり注目されていないけど、けっこう凄い人なんで、スポット当ててます^^;
この人と光秀との「掛け合い」、楽しんでいただけて何よりです。
ありがとうございました。
伝えられるところによれば
← こういう書き方、いいですね。
各将、とりわけ光秀の心の動きが面白かったです。
おのれの勝利のためなら女婿を撃つもやぶさかでない。
大河ドラマで、泣いて家康に縋り、大坂城の千姫のために鉄砲を使うなと縋る秀忠の小物ぶりに違和感を持ちましたが、乱世の漢と、平穏を与えられた時代の漢の器の差ということでしょうか。
それにしても、まるで当時の重要人物のひとりであったかのような緻密な筆の運びに息を呑みます。
作者からの返信
伝えられるところによれば。
司馬遼先生の作品とかでお見かけしたような……なんとなく、かっこいいので、使ってみたくなりまして^^;
光秀、前作の短編のとおり、嫡子が心配で動いているわけで……。
じゃあ他の子どもはどうかというと、切り捨ててもやむなしと判断します。
このあたり、明智という「群れ」を生かすためにはやむを得ないと思っているのでしょう。
残酷ですが、光秀もまた乱世の梟雄、「群れ」を生かすために必死ということで^^;
秀忠、そんな役回りだったんですか。
わりと従来の創作物に見られる「秀忠」だったんですね。
家康を際立たせるための演出かもしれません。
今回の中国大返しの話は、特に私の想像の占める割合が高い歴史ものです。
そのため、なんというか、臨場感みたいなものがあるのでは、と思います^^;
ありがとうございました。
後にお玉が自害してしまうのもわかるような気がしました
戦国の習わしとはいえ親子で争い命を奪い合うこともある
厭世観に囚われそうですよね
作者からの返信
親子兄弟でも争うのが戦国の世の常。
そもそも応仁の乱でも、将軍家同士が争っているのに、というところでしょう。
お玉は、おっしゃるとおり、津田信澄に嫁いだきょうだいのことや、父のことを考えると、関ヶ原寸前のあの状況では、ああするしかないと思ったのかもしれません……。
ありがとうございました。