概要
まさか、私の一番の恋敵が自分自身になるだなんて思いもしなかった。
長い年月に渡って片想いを続けてきた幼馴染み、〈柴原琴乃〉の死によって、深い絶望と自棄の底にいた高校二年生の〈小野寺亮介〉。彼の前に、突然一人の転校生が現れる。華やかな顔立ちをした彼女の名前は〈清川詩織〉。詩織は自身を琴乃の文通相手と説明し、琴乃が亮介をどう考えていたのかを知っていると言う。琴乃の気持ちを聞きたがる亮介に対して、詩織は一つの交換条件を提示する。
「私の友達になってくれたら、です」
そうして、特別な夏が始まる。
「私の友達になってくれたら、です」
そうして、特別な夏が始まる。
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