第11話 夏祭り
待ち合わせのショッピングモールはその駐車場前の道路が歩行者天国の始まりになっているのもあって、まだ日も落ちきっていないというのに異様なまでの賑わいだった。休日やテスト週間など家にあまり居たく無いときにはしばしばフードコートを利用するが、今日の人混みはその比では無い。二階のフードコートは満員御礼、ゲームコーナーも中高生を中心に人で溢れかえっている。正面玄関前のマスコットキャラクターの人形のあたりに至っては待ち合わせの浴衣とTシャツが渦を巻き、もはやドラム式洗濯機の様相を呈していた。そんな有様を吹き抜けから見て、待ち合わせを三階にして本当に良かったと思う。この階は百均や小物店などが出店しているが時間を潰せる場所は限られていて、ゲームセンターのある一階やフードコートのある二階と比べて、夏祭りの訪客には盲点になっているのだ。実際、見渡してみてもこのフロアはそこそこ落ち着きがあって、ここら辺をぶらついている分には耳を擘くほどにやかましい群衆の話し声のことだって忘れることができた。僕は調理用品のコーナーの隣にある自動販売機で天然水を買って、ベンチに腰掛けながら詩織を待った。待ち合わせにはまだ少し、時間があった。そっと目蓋を落とし、最後に夏祭りに来たときのことを思い出す。あの夏は、これまで生きてきた中で一番暑い夏だった。梅雨明けが早かったのもありこの時期から毎日のように気温が三十度を上回り、寝苦しい夜と蒸し暑い朝が繰り返されていた。そんな時に催された夏祭りだ、祭囃子の中は熱帯夜の気温と頭がおかしくなるくらいの熱気に包まれていて、どれだけ汗をかいてもかきたりないくらいだった。それでもその夏祭りは思い出深いものになった。暴発しそうなドキドキを必死で抑え込んで琴乃の隣で歩く。同級生の誰にも見られたくなくて、いっそ誰かに見られてしまいたい。恋という気持ちと折り合いのついていない頃の瑞々しい思い出、あの夜のしょっぱい空気。
僕は口の中に滲んだ懐かしい感触を整頓するようにペットボトルの水を一思いに飲んだ。すっかりなくなって、自販機横のゴミ箱に勢いよく捨て去った。琴乃が隣にいた夏は、もう帰ってはこない。結局僕はこれほど長い間片想いに耽りながら、一度だって想いを伝えることも自分を好きになってもらうこともできなかった。でも、今となってはそれすらもいいと思える。遠巻きに恋をして、恋愛対象に見てもらえなくて、死別して。それでも詩織を通じて彼女の声を聞けたから、琴乃が僕を同じように大切に思っていたと知ることができたから、それで十分だった。絶対に琴乃のことを忘れないと、そう誓うことで、ほんの少し情けない自分も許せる。
ベンチの辺りに戻った僕は伸びをした。最近運動不足だな、筋肉の弛緩を感じそんなことを思っていると、高くなった視線の先に何か見えた。遠くの柱の物陰からこちらを伺う髪の毛の黒い女性。考えるより先に足が動いた。彼女は近づく僕に気がつきびっくりしたような表情を見せたが、観念したように柱の陰から全身を晒した。その長い髪の毛はうなじの上に簪で一つに纏められていて、華奢な身体を浴衣が包んでいる。藍地のその浴衣には白の菊が咲き乱れていて、遠慮がちな雰囲気では誤魔化せないほどに華やかで大人っぽい女性がそこにいた。
「こんにちは……」
その不安そうな俯き顔に僕は強い語調で言う。
「似合っているよ」
そうして詩織はやっと笑顔を見せてくれたのだった。それもとびきりに可愛い笑顔。
「えっと。今日はよろしくお願いします」
「こちらこそ」
お互いに久しぶりの夏祭りで緊張したのかもしれない。妙によそよそしくそんなふうに会話を交わし、ゆっくりと歩き出した。喧騒が近づき、人の熱の波が肌に触れ、自動ドアを抜けた先には夏祭りが広がっていた。
人混みも暑いのも好きじゃ無いけれど、夏祭りだけは昔から好きだった。琴乃と楽しむ一大イベントだったのもあるけれど、そうじゃなくとも僕は夏祭りが好きだったと思う。たとえ僕の人生に琴乃がいなくても(もっともそれを僕の人生と呼べるのかは微妙だが)、僕には夏祭りを好きでいるだけの理由があった。ハレに染まった商店街、雑多な空気、色とりどりの賑やかな装飾、有線放送を伝って流れる陽気な音楽。そんな非日常の空気を、覚えている限りで最初に味わったのは幼稚園の年長組にいた時だった。その年の夏祭りが当時働き盛りでいつも忙しかった父のたまの休みと重なって、心臓の病も落ち着きつつあった母と三人で訪れた。父の肩の上で楽しんだ夏祭りは夜の闇に馴染むばかりか暗がりを押し返さんとしていて、その見慣れない空気感に心が躍った。縁石に座って唐揚げやかき氷を食べる母の心底幸せそうな顔も、一匹も取れなかった涙目の僕に自分の掬った数匹の金魚の泳ぐ袋を持たせてくれた父の優しい笑顔も、僕の幸せな記憶の中に刻み込まれている。その夏祭りの帰り道が、家族三人で楽しく過ごした最後の時間だったことも。夏祭りの日から数日後、母は急死した。まだ鉢の中には祭りで持ち帰った金魚が二匹生きていた。泣きじゃくって遠くなる意識の中、幼い僕は楽しかった夏祭りの思い出を繰り返しなぞった。それは父も同じだったらしい。出棺の際、小さな僕を腕に包みながら「夏祭り、楽しかったな」と震える声で言っていた。おそらくその言葉は忙しくし過ぎた自らへの戒めのような意味合いや最愛の女性の喪失感の滲み出たものだったのだろう、実際それ以降父は継母と再婚してからも一度だって夏祭りに行っていないのだが。彼の言葉を額面通り受け取った僕は、家族三人の思い出としての夏祭りを大切にするようになっていた。雛鳥の刷り込みのようなもので、後に様々な理解や価値観の変化が追いついても一度好きになった夏祭りは僕の中で好きなもののカテゴリーにあり続けた。そしてその印象づけに琴乃と過ごした時間が一枚噛んでいることは疑う余地はない。僕は徒歩のペースで移ろう道の左右端を牛耳る出店を一つ一つ気に留め、それぞれに染み付いた琴乃との過去を金魚やスーパーボールのように掬い上げていく。小学校の六年分が、鮮やかに蘇る。
「なんだか、楽しそうですね」
テントに書かれたチョコバナナの文字を眺めていると、詩織が僕のTシャツの袖を掴んだ。
「今、琴乃さんのことを思い出していたんですよね」
その語調はいつも通り、でも目の奥の色がやけに黒い。琴乃との経験に照らし合わせれば、これは何かを咎められそうな感じだ。とはいえ嘘やごまかしが効く相手ではない。
「昔のことだよ。両想いになるかもしれなかった片想い時代のこと」
「そうですか」
詩織はなおも不機嫌そうだ。こんな様子を見るのは初めてのことだった。困惑し歩くスピードの緩む僕に、少し前を行った詩織が振り返る。雑踏の中詩織は微笑んだ。
「ねえ、亮介さん。いっそ、琴乃さんのことを考えるの、やめませんか」
一瞬聞き間違いかと自分の耳を疑った。でも、詩織の少し張った面持ちを見てそうではないのだとわかる。人々が歩みを止める僕らの方を気にかける中、僕は詩織の目だけを見て真剣に答えた。
「それは、無理だ」
「……そう、ですよね」
詩織はすぐに笑って見せたが、その一瞬前に静かな落胆があったように思える。僕はその要因を探した。もしかしたら詩織は僕がいつまでも琴乃の影を追っているのを、失恋のショックを受け入れられずにいると勘違いしているのかもしれない。だから、僕のことをこうして連れ出して、リフレッシュでもさせようとして、そんな考えがよぎる。そう邪推したら、もはやそうとしか思えなくなった。僕は詩織に一歩近づき、彼女の結ったお団子頭をぽんぽんと撫でて、できるだけの配慮を込めて言った。
「ありがとうな」
「え?」
「心配してくれたんだな、僕のこと」
詩織は伏せた睫毛を持ち上げきょとんと目を見開いた後、次には肩を揺らして風船が破裂したみたいに笑った。失敗したかと言葉をなくしていると、詩織は目尻に浮かんだ哄笑の結露を人差し指で拭いながら「亮介さんはなんでもお見通しなんですね」と漏らした。
「じゃあ、こういうのはどうですか?」
いつもの提案。今度ばかりは茶々を入れず、詩織の隣に追いつき黙って続きを待つ。
「この夏祭りだけ、私のことを考えてください」
僕は詩織を向き直す。詩織はそのまま続ける。
「だって、隣にこんなに可愛い子がいるのに別の子のことばかり考えるなんて、失礼ですから。お祭りが終わるまでは私とのデートだと思って楽しんでください」
そのカラッとした詩織の様子を見るに、先ほどの深読みはあながち無根拠な邪推でもなく、それなりに的を射た考えだったのかもしれない。夏祭りに連れてきたのも、くだらない冗談も、全ては僕を元気付けるためだろう。その心配は的外れではあるが、僕を心配するその気持ちは素直に嬉しかった。誰かにそうして深く想われるのすら久しぶりの感覚だった。だから僕は詩織の提案にできる限りの笑顔で応じる。
「わかった。祭り囃子が鳴り止むまでは、詩織のことだけを考える」
「やった」
詩織は歩きながら跳んで喜んだ。向かいからくる客が迷惑そうにこっちを見ていた。僕は詩織の姿を微笑ましく思いながら、邪魔になっては詩織の体裁も悪かろうと彼女をこちらに寄せようと手を掴んで。その瞬間に言葉にならないほどの懐かしく優しい感覚に包まれる。詩織の瞳の輝きが、僕の視線と衝突事故を起こす。一瞬メデゥーサの呪いにでもかかったみたいに固まって、すぐに僕は照れ臭くなって手を離した。詩織もほっぺたを真っ赤に染める。
「えっち」
僕は驚いて首を横に振った。
「馬鹿、僕はだな、詩織がすれ違う人の邪魔になってて、それで……」
自分でもしどろもどろになっているのがわかる。詩織はおかしそうにお腹を抱えた。
「あはは。行きましょう、えっちな亮介さん」
僕はむずむずしながら彼女を追いかけた。
久しぶりにこうして訪れた夏祭りは、やはり楽しかった。約束通り隣に並ぶ詩織のことだけを意識していると、不思議と琴乃という共通の話題がある普段より気楽に話ができた。そうして浮かれた心は熱の掃け口を探すみたいにいろいろなものに興味を持って、いろいろな出店に立ち寄った。射的の店で二人で合わせて二十発撃ったコルク弾は、結局なんの景品も落とさないまま終わった。でも、裸電球の甘い光に照らされながら片目を閉じて標的を狙う詩織の真剣な横顔を見ることができただけで、僕は十分だった。ヨーヨー釣りでは僕が大小カラフルな二つの水風船を釣って、詩織は一つも釣れなかった。終わった後で大きな方を詩織に手渡してやると彼女はうきうきしながら括り付けられた輪ゴムを中指に引っ掛け、手のひらに弾ませて遊んでいた。大人びたお団子の浴衣姿は、その時ばかりは夏祭りにはしゃぐ少女そのものだった。くじ引きでは二人してハズレを引いて、残念賞のしょぼいぬいぐるみをもらった。詩織がパンダで僕がペンギン、どちらもそこそこ愛くるしい見た目だった。
「腹減らないか?」
ちょうど例年の夏祭りの通りの半分くらいに到達した時に僕がそう言うと、詩織は思い出したように頷き、帯で抑えられたお腹をさすった。
「楽しすぎて忘れてました」
「ふふ。じゃあ、何か買おうか」
そこからは、腹のキャパシティも健康な食べ合わせも気にせずに目と鼻に留まったものを片っ端から買い漁った。螺旋階段のように串に巻き付けられたフライドポテト、オレンジと白の紙コップに溢れるほど入れられたサクサクの唐揚げ、それに加えて焼きそばにフランクフルトにりんご飴にチョコバナナ。そんな具合だ。チョコバナナを食べ切った時には二人ともげっそりしていた。もう固形のものは何も食べたくなくて、二人で一つのかき氷を買って休めるところを探した。しばらく満タンの腹を引きずりながら歩いた末に、祭りの終点である駅のロータリーに空いているベンチを一つ見つけた。これは相当に運がいい、僕と詩織は他に取られないようにすぐさま腰をかけ、二人の間にかき氷を置いた。店の前であーだこーだと揉めて、最後には「さっぱりしたい」という詩織の一言で選んだレモン味のかき氷。単に気が利かないのかそれとも変な気の利かせ方をしたのか、店のおっさんはプラスチックのスプーンを一つしかつけていなかった。気がついた詩織は頰を掻いた。
「あはは。どうしましょうか」
恥ずかしさにこちらをうまく見られない、そんな様子だ。僕は目の前のこの子がとても可愛く思えた。優しく髪の毛を撫でてやると、嬉しそうに僕の目を見る。
「詩織が食べな」
彼女は頷いて、少し溶けかけたレモンの味のかき氷を思い切って口に放った。すぐに額を手のひらで抑えて、痛そうに目を瞑る。開いた口から覗く舌が少し黄色くなっていた。
「ううっ。久しぶりに食べたんで、この痛みのこと忘れてました」
「そそっかしいな、全く」
僕は笑った。そんな僕を見て、わざとらしく頰を膨らませた詩織は「よくも笑ってくれしたね」と透明なスプーンにこれでもかとかき氷を乗せ、僕の顔に寄せる。
「こうなったら仕返しです。さ、口を開けて。」
いたずらっ子みたいに生き生きした表情。僕がベンチの上で背を反ってたじろぎながらも思わず口を半分ほど開けると、彼女は僕に覆いかぶさるような体勢で僕の口に自分の使ったスプーンを突っ込んでかき氷を強制的に食べさせた。僕はまさに目と鼻の先の詩織と見つめ合いながら、こわごわかき氷を飲み込む。きんと鋭い痛みに顔の筋肉が歪む感じを覚えた。僕の目の前で詩織は吹き出した。
「くくくくく」
堪えきれない、そんなふうに口元を押さえやっと姿勢を元に戻す。
「私を笑うからそんなことになるんですよ」
「はいはい。お手上げだ」
僕も少しほっとしながら額を抑え、座り直した。随分を羽目を外したけれど、周りの目なんて気にもならなかった。思えば、詩織といる時はずっとそうだった。人生でもこんなふうに我を忘れてはしゃげる相手なんて、母か琴乃くらいのものだった。そう思って僕は、不意に恐ろしい予感がよぎった。その予感は早まった帰納法に過ぎず、くだらない妄想と罵られても仕方のないものだったが。それでも僕は思い立った途端に、大きな不安に包まれた。
あるいは、すっかり祭りの熱に上せていたのかもしれない。祭りは切なくなるほど象徴的だ。囃子が始まれば賑やかしく盛り上がり非日常は明るく光るが、それが終われば誰も勝てないほど重たい夜の寂寞だけが残る。駅前、遠くに響く祭囃子を聴きながら湯冷めしたような心地になった僕は、冗談ぽくも不安を悟られないように詩織に尋ねてみる。
「詩織は僕の前から去らないでいてくれるか?」
永遠を期待したわけではない。からかってくれればそれでよかった。ただ、いつもの調子で「何をいっているんですか」と笑い飛ばしてくれれば、それか「大丈夫ですよ」だなんてシンプルな優しさでこの不安を吹き飛ばしてくれれば。僕はそれでよかった。
だから、まさかこの質問が二人の世界を変えてしまうだなんて思わなかった。
詩織はかき氷を食べる手を止め、静かに僕の目を見つめた。賑やかな周囲に音符はなく、ただあちこちで聞こえる楽しげな話し声がこの空間の静寂と摩擦を起こして燃え尽きていった。やがて詩織はまるでおまじないでもするみたいに目を瞑った。そうして口の動きだけで三つ数えた。僕が何も言えないでいると、澄んだ瞳を見せた詩織が、意を固めたように口を開いた。
「ううん。私は、いなくなります」
うまく息ができなかった。あまりに突然だった。
「は?」
たまらず聞き返す僕。
「今の私が、あなたに会えるのはこれが最後」
表情を変えない詩織は読み聞かせでもするみたいな丁寧さと残酷さで続きを紡ぐ。
「とても幸せでした」
最後に彼女はそう言った。そして一つ頭を下げ僕に背を見せると、ベンチから離れた。とっさに僕は「待て」と叫んで前のめりになって、彼女の手首を捕まえる。勢い余った彼女の細い身体が強く揺さぶられる。僕はすぐに申し訳なくなって詫びたが、その手を離すわけにはいかなかった。力は入れずに立ち上がって次の詩織の動きを待つ。詩織は軽く俯いて何かを呟いた。
「え」
次の瞬間、ロータリーの白熱灯の光をかき氷が乱反射する。砕けたダイヤモンドのような黄色の氷は夜に鮮やかに弾ける。詩織の手の中にあったはずのかき氷が宙に投げ出されたのだと僕がやっと認識した時には、もう詩織は僕の胸の中にいた。妖艶で切ない表情を浮かべる彼女は、まるで小慣れたあやとりでもするみたいな無駄のない滑らかな仕草のまま僕の唇に自らの唇を重ねた。着物に抑えられた彼女の女性的な身体が、すっかり僕に託された。そんな突然のことだというのに、僕はその瞬間の居心地だとか、二人でいる意味だとか、そんな全てを確かめようとしていた。何せ優しいキスだった。
そうして果てしなく長い一瞬のキスが終わると、詩織は唖然とする僕の頬にもう一度、今度は朝の冷たい水にそっと触れるかのような、透き通ったたおやかな口づけをして背を向けた。
「油断しすぎ、ですよ」
彼女はそう残し、逃げ出すように走り去った。
僕は足元に転がったかき氷のカップを拾って、中に残った氷を指で掬って食べた。冷たかったのに、頭は痛くならなかった。人生で二度目のキスを、唇だけは確かに覚えていた。
その日から夏休みが始まるまでの一週間、詩織が学校に来ることはなかった。
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