人生でどんなに『世の中最悪・クソたっれ!』と思っていても、必ず前を向いて生に執着できると信じられる!そう思える作品でした、ありがとうございました。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(53文字)
では、死なないと人生の価値がわからない生きものなのだろうか?そんなはずは…ないよね?足を止めて、ふとそう思いたくなるお話。
死を理解したからこそ生きられる。たくさんの作り手がさまざまなカタチで産み出し伝えようとする普遍のテーマを感じました。透明感がある水彩で描かれたような、身に沁みる過去を掘り出されるけれど痛くなく共感できました。一息に読んでしまいました。長助‥長助がもう‥でてくるたんびに、読んでるこちらの顔までほころびます。
生を求めることです。誰だって本当は生きたい。ですが、生きる術や楽しみが失くなれば自死を選びます。生きるのは辛いことなのです。特に世界の大部分の人にとっては苦難以外の何者でもないです。だからこそ寄る辺が必要なのです。人は支え合って生きるのです。
自殺を図ったあおいを待っていたものは?生きるとは何か? 自殺は悪か? 生と死とは?様々なことを考えさせられる作品です。ぜひ、ご一読あれ!
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