第30話 鷲

 俺は、空を鳥のように飛んで見たかった。

それで、俺は次に鷲に転生することにした。

 鷲になって、空から下界を眺める。最高じゃねーか。と初めは良かった。

 しかし、30分も飛び回っていると、飽きてしまった。俺は元々、飽きやすい性格で、仕事も1年続いた事はなかった。まあ、悪い転生ではなかった。このまま鷲になろうかとさえ思ってきた。しかし、何か物足りない。俺は、下界の奴らに何か仕掛けてやろうと思いついた。

 名付けて、「ウンコ大作戦」

 作戦は至ってシンプルだ。悪い奴を見つけたら、そいつにウンコをお見舞いしてやる。

まるで、小学生の発想だ。

そう思っていると、第一街人発見!歩きタバコをしてやがる。よーし。ウンコ投下!

 ベチャ!!

男は、叫んだ。「なんじゃこりゃ〜!」

これは面白いぞ。俺は次のターゲットを探し始めた。

 第二、第三街人発見!なんとまあ、恥ずかしげもなく、人前で、ディープキスをしてやがる。よーし!今度は2連続投下だ!

 ベチャ!ベチャ!!

ウンコは、二人の口元にジャストミート!

しかし、2発続けて打つのは、結構辛いな。

 第四街人発見!街なかで、爆音鳴らして、バイクを走らせているバカ者、いや、若者だ。よーし!狙いを定めて、、、

 ベチャ!!

 ズゴーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!

 ありゃ、骨折したかなwww

第五街人発見!立ちションしている親父発見!よし、投下!

 ベチャ!

親父のアソコにジャストミート!

親父は、奇声を上げた。

 「キエーーーーーーーーーーーー!!!!!!」

面白かった~~~~~~~~~~~~~~。

、、、、、、、、、、、、、、、、、、、

でも、なんか虚しい、、、、、、、、、。

もう、ウンコも底を尽きてしまった。しかも、ウンコしすぎて、ケツの穴が痛かった。

鷲も無しやな、、、、。

 俺は、天使を呼んだ。

「神の座へ、お願いします、、、。」

「りょ~か〜い♡次は何に転生するのかしら♡」

 気が付くと、俺は、再び、神の座へ来ていた。 


         別巻 ワシのウンコより

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人だからね(笑) 伯人 @Takashi2525

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