第6話 夢
夢
夢の中、私は、全力疾走していた。何から逃げているんだと後ろを振り返る。すると、スキンヘッドのヤクザが私を追いかけている。ヤクザは拳銃を手に取り、私に向けて発砲した。「パン。パン。」と乾いた音が鳴り響いた。私は、胴体と足を撃たれてしまった。しかし、なぜか死なない。そのまま全力疾走している。
はっと、目が覚めた。しかし何かが違う。目が覚めているはずなのに体が動かない。金縛りだ。金縛りは以前に経験したことがあったから、そこまで驚くことはなかった。その時は、体の上におっさんが馬乗りになって、身動きが取れなかった。今回はおっさんはいなかった。
しばらくすると、急に、バレーボール位の黒い球体が顔の上に現れた。早く終われよ〜。と心の中で思っていると、黒い球体が喋った。「舐めろ。」
はあ〜。と、今回も意味が分からん奴が出てきたなと、思った。すると、球体はどんどん私の顔に近づいてくる。唇の寸前まで来た。私は諦めて、その球体の言うことに従うことにした。球体は、ザラザラしていた。
それで私は開放された。体が、動くようになったのだ。カーテンを開けると、真夏の太陽が昇ろうとしていた。私の服は汗でびっしょりになっていた。2日目が始まる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます