【没版】この世界はきっと愛で出来ている!ー転生神様、ハピエンルート開拓中ー
茜野
0.人物/世界観設定
【人物設定】
⭐神村 一織(かむら いお) ♂
一人称:俺 二人称:お前、アンタ
192㎝ 86㎏ 22才 日本人
本作中においての主人公。
義理の母親が死んだ日に、事故で彼も命を落とす事となる…が、気付けば異世界転生なるものに巻き込まれてしまった。
喧騒や媚びへつらう事を嫌い、故に人との関わりを嫌って孤高を好む取っ付きにくい性格で、思ったことはハッキリと伝えたい質でもありそれもあってか友達も彼女も出来た試しはない。
しかし義母の死を切っ掛けに、自分を変えようと奮起することを決めた。
父親似の顔付きは悪くない面立ちをしているが目付きが鋭く、しかもしかめっ面が板についている為に殊更誤解されやすい。
その反面母親譲りの他人に頼られる事に弱い所は、なまじ人より多少有能な事もあってかよく利用されてしまい自他共に嫌悪する事がややありがち。
⭐アーサー・トライデン ♂
一人称:僕 二人称:君、貴方
174㎝ 64㎏ 19歳 ポニ人とイーリシュ人のハーフ(日/英)
本作中においてのもう一人の主人公であり、空想世界【箱庭】に現れた存在しない筈である勇者の二人目。
酷く臆病な性格で一見頼り無さげに見えるが、本来人間が持ち得ない筈の超常的な力を持つ異端の存在“勇者”として生まれ、それにより数あるループの中で何度も世界に破滅をもたらした人物の一人でもある。
⭐マーリン ♂️
一人称:ボク、このマーリン 二人称:キミ、オマエ
148㎝ 53㎏ 12歳くらいの見た目
ある日アーサーの前に現れた人ではなく、謎の“精霊”のような何か。
破天荒及びお調子者な性格で、見た目は小学生な女の子だが男である。
主人にはLIKEな熱烈好意を振り撒いては甘ったるい猫撫で声で媚びを売るらしいが、その他に対しては割と雑に振る舞う。
⭐神様 ♂
一人称:ボク 二人称:キミ、アンタ
147㎝ 52㎏ 11?歳 日本人
死んだ一織を異世界へと招き入れた“神様”を自称する少年。
その見た目は一織の幼少期の姿そのままであり、本人も同一人物である事を認めている謎の存在。
一織と違ってユーモア溢れるお調子者な性格で、楽しいことと面白いことを好む。
⭐ソロモン・デル・スケルトゥール(愛称:ソール) ♂
一人称:私 二人称:貴方、御前
173㎝ 65㎏ 20歳 イーリシュ人とゲルマニー人のハーフ(英/ゲルマン系)
帝国ではなく王国の都スケルトゥールで王位の座に就いた人物。
今までのループでは早期に病で命を落としていたが唯一最後のループでのみ何故か生き延び、結果幾つもの世界破滅の因子を打ち消している謎多き人物。
アーサーとは幼馴染みの親友といった関係である。
⭐アルクレス・フォン・スケルトゥール(愛称:アルク) ♂
一人称:俺 二人称:お前 イーリシュ人
スケルトゥール王国第二王子、ソロモンとは腹違いの兄弟であり三人兄妹では真ん中に位置する次男坊で、剣技の達人である“剣聖”とも呼ばれる。
かつての破滅した世界では帝国の第一皇子であったり皇帝として君臨して争いを引き起こしていたりと物事の渦中に存在する事が多い。
アーサーを酷く嫌悪し、何かと理由をつけて躾と称して暴行を加える為に彼の恐怖の象徴となっていた人物でもある。
⭐ミネルヴァ・フォン・スケルトゥール♀️(愛称:ミーニャ)
第一王女、王国三兄妹の末の妹。
アルクレスと同じくソロモンとは腹違いの兄妹であるが、実兄のアルクレスよりもソロモンを崇拝者の如く慕っている。
勇者の子孫であるからか魔力操作に長けており、魔学(魔法についての学問)に置いて右に出るものは居ないと言われている程研究を重ね続けた果てに、只の人の身のまま魔法すら使える様になった勇者以外では唯一公認されている“魔法使い”で付いた呼び名が“スケルトゥールの魔女”。
⭐アルモニア・ルーチェ ♂
一人称:私 二人称:君 出身不明
古の勇者であり、始まりの勇者の彼の存在を発端として本来魔王も勇者も存在しなかった筈の世界は狂い始める。
人類を心から愛し慈しむ博愛主義の人物であったが、魔王討伐の際に魔王側に加担したとして命を絶たれる事となる。
⭐ニエ(贄) ♂
一人称:おれ 二人称:君、お前
(生前)130㎝ 20㎏ 享年12歳 ポニ人(日)
(同化後)159㎝ 47㎏ 14~15歳程の肉体
既に死んだ人間であるが生まれつき生命力が異常なまでに強く、“死んだまま生き続ける”という特異な状態で存在する亡霊の少年。
その体質は生気を求める死霊を酷く惹き付け、消滅も叶わず長年過ごしていた所をロヴィオに弔われて、漸く成仏が叶ったと思いきや……?
飄々とした人物であるが、彼が要因となる破滅した世界では他のどれよりもずっと凄惨で残酷な結末を迎える、最悪の因果の一つ。
⭐天空竜 ロヴィオ・ヴォルグ 無性別(♂寄り)
一人称:私 二人称:御前、貴様
(獣姿)2m超の大型ライオンくらい
(人姿)205㎝ 115㎏ 見目の良い男性体、ドム系(ローマ)の顔付き
空想世界“箱庭”において人々に唯一広く認知されている神の一柱。
その姿は体毛と鱗に覆われた大きな狼姿の竜であり、頭に二本の角を持ち、そして背中にあるもう二つの角では魔力の膜を張り翼として空を駆ける。
使命が“弱き者を助ける”である事からか、面倒見がよく世話焼きで困っている者を放っておけない善良な質であり、ついうっかり亡霊の子供を拾ってしまう事となる。
⭐冥界竜 ??? 無性別(♀️寄り)
(獣姿)50m超の巨大な大蛇
エープースャン(エジプト)の砂漠の地中奥深くに存在する“地界の祠”にて冥界の門を守護する巨大な大蛇。
エメラルドグリーンが輝く水晶体の角を持ち、その巨躯には大地を纏うように苔や植物が緑豊かに点在する。
三対の神竜の一つであり、ループを引き起こした張本人であるが現在行方知れずである。
⭐綿津見竜 ??? 無性別(♀️寄り)
(獣姿)?
ポニの双子島(日本)付近のとある広い海原、深い海底に恐らく彼女はいるのだろう。
かつて魔族を造り出した賢者達に力を貸したと片割れであるロヴィオは認識しているが、それは三対の竜の一つである彼女も他の魔族同様であるという事に矛盾を感じられる謎の多い存在。
世界の核にいる賢者達を見張っているというのがロヴィオの見解であるが、果たしてその目的と魂胆とは?
⭐賢者達
神様が余所の崩壊間近にあった異世界から利用する為に拾い上げた双子の人外と五つの翼を持った人型生物の男達。
死を望まなかった彼等は自らを救った神様に感謝し、忠誠を誓って想像世界“箱庭”に多くの幻想生物である魔族を創り、送り込んだ。
神の存在となった訳ではないものの、今も尚世界の核の中に存在し神様の力になるべく与えられた使命を果たさんと奮闘して……いるのかもしれない。
*****
【世界観設定】
⭐空想世界“箱庭”
一織が飛ばされた先の異世界。
幼少期のままの彼である“神様”が海や森、川などの景色を自らが考え配置して回り創った星の模型であり、そこに他の異世界より連れてきた生物作成に長けた“賢者”達と共に幾つもの様々生命を送り込んで出来た、正に惑星規模のミニチュアではない箱庭である。
そこで生きる者達の歴史、行く先を見て楽しむだけの神様の箱庭には、本来世界を陥れる魔王やそれに対抗する勇者の存在はない筈だったのが突然湧いて出た魔王の噂と勇者の出現により、その観賞用である世界の運命は大きく変わる事となった。
⭐イーリシュやポニと呼ばれる地域。
“箱庭”は神様の故郷である地球の規模を小さくした模型である。
所々細かい場所は元とは違った地形をしている所もあるものの大体は差程変わらない。
神様により訳も解らず送り込まれた人間達は彼と故郷を同じとしている者である為に、自らの知識や故郷に似たそれに同じ名を付けて暮らしてきたのが代が変わるに連れて訛り呼び名が変わっていった。
ポニの双子島は日本列島に近しい島々であり過酷な自然に囲まれている為に港付近にのみ、人口が少ないものの暮らす人々は和装の出で立ちで、スケルトゥール王国がある反対側の地域は王都があるのがイーリシュ島、そしてエウロパ大陸と呼ばれる地域にも広く傘下に取り込み、他にも小さな国が各地に点在する。
“箱庭”の世界地図をみた一織曰く「イギリスが戦争に勝って大国になってたら、うちの世界もこうなっていたんだろうなぁ」と、スケルトゥール王国の国境の広さを見て思うのだった。
⭐人間達の系譜
上記の通り“箱庭”の人間達の先祖は元々、神様や一織と同じ地球から来た外来種とも呼べる種族である。
死んで行き場を失った人間達をまんべんなく取り込んだ為に其々の生まれ育った年代や出身地も様々で、彼等が名乗った出身地を元に後世にも伝わっていった結果、人間達は自らを証明するのに生まれ育った地域と共に先祖の系譜を名乗るようになった。
尚、多少発音に変わりはあるものの、彼等が使う言語の名称も系譜と同じものである。
広い範囲で使われているのはスケルトゥール王国を始めとするイーリシュ語である英語を元にしたもの。
⭐魔力無種族と魔力有種族
魔力無種族とは地球から転移された外来種たる人間やただの犬・猫・鹿などの動物の、魔力保有を生命活動に必要としていないもの。
それ以外の魔力を取り込み扱うことを可能とする在来種の“魔族”の魔物や魔物と人類の混血種である亜人(魔人)も含め、それらを魔力有種族とする。
これは近年とある人物が定めた、単純に魔力を保有出来るかどうかの区別である。
例外に勇者とされる人間は唯一魔力保有を可能とし、特殊人種と定義し、在来種と人種のハーフ達とは全く違う存在とする。
蛇足だが在来種と人間が交わって生まれた子孫達である亜人は、果たして人類に含むかは未だ偏見と差別を理由に議論の最中である。
⭐人間が使う魔術と魔族が使う魔法
元来人間は魔法を扱うどころか魔力を保有する事も出来ない。
しかし実体のない概念たる精霊と契約し双方の魔力と生命力のパイプ線を繋げる事によって魔力を扱う術を人類は得る事が叶った。
結果、精霊と契約を果たした人間は借りた魔力で物理学や化学反応に基づいて物質を操作し発現しえる“魔術”なる技法を編み出す。
魔力有種族が魔力を扱い行う事は“魔法”と呼ばれ原理を解明するのが難しく、森羅万象の事象を理解して初めて発動させる魔術とは別個の魔力操作法であり人間には扱えない。
例えばの話であるが、魔術は正しい知識によって魔力で物を動かしたり組み換え/組み立てていくものであり、必要材料必要量が足りなければ完成しないが必要最低限の魔力量で扱える。
魔法は魔力そのものを別物質に変化させる為、魔力保有量によっては出来ることと出来ない事がある。
⭐精霊とよばれるもの
魔力の煮凝りとも言える生物と無機物の境目にある物体。
人類はこれと契約し使役する事で超常の力を使うことが出来るが、様々な理由があって契約すれば全員が使えるようになる訳ではない。
精霊には二種類有り、もう一つを“大精霊”と呼ぶ。
精霊の更に上の存在である彼等はより魔力の扱いに長け、誰と契約するまでもなく自らの自我すら持ち得ている。
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