概要
輝かしい宝石に正しき道を刻み込め!
「ホント、バカなんだから」
瑪瑙(めのう)を名乗る種族――人間であるコウは、物語に出てくる騎士を夢見る少年。
姉弟同然の幼馴染ネフィーと、名前もない小さな村で平穏な日々を暮らしていた。
特筆した力はなく、それでも正しくありたいと願うコウ。
前を見る少年の背中を見て、過去の約束と今の想いを重ねるネフィー。
隣り合って歩いていく二人の想いは、お互いに正しく伝わらず、これまでを過ごしていた。
そんな二人の前に、ある日訪れる災厄。
村を襲う野盗たちの手によって、コウとネフィーの運命は歪み、絶望の闇へと落ちていく。
これは宝石の名を冠した種族が溢れる世界で、正しさに苦悩する少年の物語。
丁寧口調の少年とツンデレ幼馴染のヒロインによって、刻まれる日常はまさに王道的。
絶
瑪瑙(めのう)を名乗る種族――人間であるコウは、物語に出てくる騎士を夢見る少年。
姉弟同然の幼馴染ネフィーと、名前もない小さな村で平穏な日々を暮らしていた。
特筆した力はなく、それでも正しくありたいと願うコウ。
前を見る少年の背中を見て、過去の約束と今の想いを重ねるネフィー。
隣り合って歩いていく二人の想いは、お互いに正しく伝わらず、これまでを過ごしていた。
そんな二人の前に、ある日訪れる災厄。
村を襲う野盗たちの手によって、コウとネフィーの運命は歪み、絶望の闇へと落ちていく。
これは宝石の名を冠した種族が溢れる世界で、正しさに苦悩する少年の物語。
丁寧口調の少年とツンデレ幼馴染のヒロインによって、刻まれる日常はまさに王道的。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!宝石の名前の種族が闊歩する世界で、少年は騎士を目指す!
この世界には宝石の名を冠する種族が溢れています。世界を統括しているのは紅玉と呼ばれる龍。そんな世界で瑪瑙と称される種族――人間である主人公コウは、けして強い存在ではありません。それでも己の正義を胸に、少年は騎士を目指すわけです。
世界観の素晴らしさもさることながら、キャラクターの魅力も見事です。仲間も敵(?)も非常にキャラが立っています。私の推しは……選べないですが、やっぱり主人公の幼馴染ネフィーさんですかね。でも娘を攫われた黒い狼の獣人ローエンさんも元貴族令嬢の銃使いソフィアさんも好きです。もちろん主人公コウくんも。
これからも楽しみに読ませていただきます! - ★★★ Excellent!!!センスと重みのある高水準ファンタジー
テンプレや量産型と悪くも言われがちなネットファンタジー小説の中でしっかりと重みがあり、読み手に満足感を与える作品。
魅力は偏に作者様のセンス。たとえばこの作品ではスキルが出てくる。
テンプレじゃないかと思うのは早計である。この作品ではスキルを「定型魔法(スキル)」と表現している。読んでいるとそれだけで、「スキル」という典型的な言葉が作品独自のものに変わり、この世界に落とし込まれる。
「ファンタジーなのでよくある設定を使ってみました」ではない捻りに、作者様の書き手としての矜持を感じられた。
思いつかないと思わされたのは「技装」という定型魔法。スキルとして内容は珍しくないが、この…続きを読む