彷徨う海亀、死にたがりのマンボウ

工場で働く35歳の島田更紗は、出会いを求めて結婚相談所に登録するが出会いに恵まれなかった。
そんなある日、何の気なしにネットサーフィンしていたとき、とあるサイトへとたどり着く。
そこは小説を投稿するアマチュア作家たちの投稿サイト。
更紗はそのサイトの中で、不思議な小説を読み、引き込まれる。
やがてその作者にコメントを送ると、その作者から返信が返ってきた。

アマチュア作家と工員の、社会の枠のギリギリの位置で紡がれる「文字」

文章でのみの交流の中で、二人は愛を模索していく。