第40話 はじめてのさいかい
「……と、まあ、こんな具合に、話したら、古里君は、折れてくれたよ。」
こういう具合に、長ぁぁい説明を終えた親紅だった。
「つまり、文四郎の『離婚』と、れいとの『再婚』も、やり遂げるんだな。古里が。」
「その通りだよ、龍一君。」
「それで、7年前の『強制』に関しては、何か『罰則』があるのかい。」
「それは、不問にする。そう言っただろう。それに、7年も前の事だ。何があったとしても、『立証』は難しいし、過去に遡る事はできない。その上での最善手がこれだ。」
「……それも、そうか。」
「で、件の女性『れい』は、連れてきたんだな。龍一君。」
「そんなもの、『超俊足』があれば、楽勝だよ。」
等と言う無駄口を叩かない龍一だった。
「今、隣の部屋で文四郎と再会を喜んでるよ。」
「後は、古里が、しっかり仕事をしてくれる。それまで待つとしよう。龍一君。」
実際には、数日で手続きは終わり、魔鬼文四郎重良の禄高は、1千石になった。
* * *
シンケンショウブ 桃太郎 @MOMOTAROU_
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