第51話調教

「お兄ちゃん……これはどういうこと?」


あ、綾乃さんゴミを見るような目ですね。


「綾乃これはだな文化祭の準備の買い出しで帰りに喉乾いたなという話になってだな…」


「違う違うそうじゃないよお兄ちゃん私が聞きたいのはなんでこの女と一緒なのかだよ」


「それはたまたま俺と夏実が作業が早く進んで余裕が出来ていたので買い出しに行って来いと言われてだな」


嘘で御座る


「へ〜〜そうなんだ〜お兄ちゃん癖出てるよ」


な!?なんで綾乃さんは俺の癖を知っているの?


「当たり前じゃんお兄ちゃんの妹だもん出来て当然だよね出来ないとか妹失格だもん」


とうとう心まで読むようになったよあとその発言全国の兄妹に縁を切れと言ってるようなもんだぞ


「まぁいいや今私たちも買い出しとかで長居はできいし夏樹もここにいないからさまた家でね♡」


そう言い綾乃は元いたメンバーの中に帰った。その後チラチラこちらを見る夏樹ちゃんと綾乃がいたとさ主に夏樹ちゃんからのエグい殺気が…


「な、夏実飲み終わったしそろそろ帰ろうぜ」


「う、うんそうだね行こっか」


俺と夏実は足早に店を出たそこからは寄り道をせず早歩きで学校に帰って作業をした。後から聞いたんだけど俺と夏実だけ作業ペースが異様に早かったそうです。







「夏樹様!綾乃様!今日のことは申し訳ございませんでした!!深く深ーく反省してますのでどうかキツイお仕置きだけは勘弁してください!」


俺は家に帰るなり先に帰っていた妹たちに土下座をした。その土下座には兄としてのプライドは一切なかった。


「「ダメに決まってるじゃん」」


「そんなーー」


「だってさお兄ちゃん私に嘘ついたじゃんその時点で情状酌量の余地はありませーーん」


綾乃は超絶笑顔で言うその姿は悪魔そのものだった。まぁ嘘ついた俺が悪いのだがな。


「じゃー夏樹からお仕置きの内容を言い渡し

ます!」


「とりあえず樹には痛ーいお仕置きを執行します!」


パチパチパチパチ


その横で綾乃が拍手をしていた。なんだろこの胸騒ぎ嫌な予感が


ガチャ!


え?………手足に手錠がかけられていた。


「明日から四連休に入るでしょ?だからねその時間を有効活用して樹を調教しようと思いまーーす」


ちょ!ちょっと!引っ張らないでーー!


俺は夏樹ちゃんの部屋に連れていかれた。


「綾乃!夏樹ちゃん!何して………」


そこには何か怪しい薬を持った綾乃と夏樹ちゃんがいた。



………俺どうなるんだろう



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る