第36話 話をしよう

月曜日俺はこの日が1番嫌いだ休日明けの朝学校ほど憂鬱なものは無いのだから。



「樹おはよう」


「あぁ、おはよう」


「樹お昼予定ある?」


「いや、ないぞ」


「じゃー昼ご飯一緒に食べよ…」


「あぁいいぞ」


俺たちはあんな事があってか、最近夏実はかなりよそよそしい流石に気にするなと言われても無理だろうな。それは時間をかけて解決するしかないしな。



キーンコーンカーンコーン


4限目が終わった

ガラガラガラ


「お兄ちゃんお昼ご飯一緒に食べよう!」


「すまんな綾乃先約があってまた明日な?」


「お兄ちゃん………」


「なんだ?」


「私たちもあの女と食べる!」


何を言いだすかと思えば……えーーー!あの綾乃が!


「お前夏実のこと嫌いじゃないのか?」


「勿論嫌い殺してやりたいくらいね」


「じゃーなんで」


「お兄ちゃん最近私たちと一緒に食べないじゃんもしかしてあの女と、付き合ってるの?なんで?私たちという存在がありながらそんな女と付き合って許さないお兄ちゃんとの関係を壊す奴は見過ごせない」


「待て待て待て!俺は夏実とは付き合ってない」


「お、おい夏実お前からも何か」


「へ?あ、そ、そうだね綾乃ちゃん私は樹が好き」


夏実?それは弁解じゃなくて告白だよ?頭打ったのかな?


「だから…今日こそはしっかりと話をしよ?」


「ッ!望むところよお前なんかにお兄ちゃんは渡さない絶対にだ」


とんでもないことになってしまったようだ。


「とりあえず屋上に行ってご飯を食べよっか」



そして俺たちは屋上に行きお昼ご飯(戦争)の火蓋が今切られるのだった。



因みに今回夏樹ちゃんは、いない委員会で昼休みは会議があるらしくそっちに行っている。

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