第30話夏実の気持ち後半 修正後

「ちょ夏実!何して」


あぁダメだ夏実は興奮状態になっており話を聞けるような状態ではない。


「どうしたら……とりあえずパンツをおろすのは、やめーー」


俺は必死にパンツを抑えながら考える。

無理だ今の俺には解決策を考える余裕はない


ズバッ!

俺のパンツがとうとうずらされてしまった。


「ッ!樹のがこんなに起っきして…可愛い♡」

夏実は蕩けそうな顔でおれの息子を凝視する。

こんな時でも元気な息子。俺は心の中で溜息を吐きそうになった。それより


「ハァハァハァハァハァ」

ヤバイ!夏実の吐息が当たってこれ以上やられたら!


その時だった

ドタッ!


「あ、あれ?夏実?おい夏実!大丈夫か!」


突然倒れた夏実を心配し近いてみるとそこには顔が真っ赤になり鼻血を出した夏実が倒れていた。


「……助かったのか?」


とりあえず俺は気絶している夏実を背負い近くのベンチまで運んだ


「ん!ここは……」


「お、目覚めたか良かった大丈夫か?」


「来ないで!今、近ずいたら多分また襲っちゃうから」


「あ、あぁそうだなすまん」


そりゃそうだ今まで夏実はずっと我慢してきたんだもんな流石に今のは俺が悪い


「ごめん樹…私の事嫌いになったよね……」


その顔はとても暗く今にも泣きそうになっていた。


「そんな事ないぞ、それに俺は嬉しかったよそんなにも俺の事を思ってもらってさ」


「え!?」


夏実は呆気にとられていた。さっきまで襲っていたんだ絶交されても文句を言えない状況でだ。嬉しかったと言われたらそうなるのは当然のことだ。


「でも!あんなに酷い事したんだよ?気絶してなかったらあのまま樹を」


「最初はびっくりしたさ、でもな俺とお前は幼馴染もっと言えば腐れ縁だこんな事じゃ嫌いになんてならないよそれに夏実なら思いに気づいてやれなかった俺にも非がある」


だって妹たちに比べればこんなのまだ優しい方だしなそれに俺にも非が無かったとは言えない。


「なんで?なんでそんなに優しくして」


夏実は泣いてしまった。そんな夏実を俺はそっと抱く


「大丈夫だ俺はお前を嫌いになんてならない絶対だごめんな」


ダメだよ樹そんなに優しくしたらもう戻らなくなるよ


「泣き止んだか?なんか祭りて雰囲気じゃ無くなったな」


「樹」


「なんだ?」


「わがまま言っていい?」


「なんだ?言ってみろ」


「夏休み何にも思い出作れなかったからね花火一緒に見たいと思って……でもダメだよね」


「何言ってんだよ今更、いいに決まってるだろ」


「ッ!うん!ありがとう樹!」



あんなことがあったのに俺たちは花火が上がるまでいろんな屋台を回って楽しんだ。



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