第13話約束

「お兄ちゃんからのキス気持ちよかったねー夏樹」


「うん、初めてにしてはうまかったよ樹君」


ボソ「俺の初めて…」


「なんか言った?お兄ちゃん」


「いいや、なんも言ってないよ」


まー夏休みずっと拘束されるよりはマシかな?てかそう思いたい!


「あ、そうだお兄ちゃんはい、スマホ」


「え!?返してくれるのか?」


「うん夏樹と相談してね、次はないよ?お兄ちゃん」


「あぁわかった」


早速ラインを開いた。お!?ミサのライン残ってる!!あいつら消し忘れたのか?やはり神は俺を見逃さなかったんだな!



樹:ミサちゃん、急にごめんね


ミサ:よかった夏休み入っても全然ラインしてくれ

なかったから嫌われたのかと思ってたよ


樹:そんなことないよちょっと事情があってライン出来なかっただけだから


ミサ:よかった、樹君もし良かったら今週の日曜日一緒にどこか行かない?


樹:も、もちろんいいよ!!今週の日曜ね


ミサ:よかったー、じゃまたラインするね


樹:わかった





この時の俺は分かっていなかった妹たちからはまだ外出権を返してもらっていないという事を

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る