「樹にはこの服が似合うと思うんだよなー」

「いやこっちだよ！」

「こっち！」

「こっち！！」

珍しく2人が喧嘩している（俺のことで）久しぶりに見たような気がする。まぁ結局夏樹ちゃんが負けるんだけどな。やっぱ妹は1番強いこれは間違いないようだ。

「分かった分かったどっちも買おうそれでいいだろ？だから喧嘩するな」

「いや、これは夏樹とは決着をつけないといけない事案よ」

「望むところよ！」

それから2時間ほど俺は着せ替え人形ならなっていた。

「2人が喧嘩していたからもう3時になってるじゃないか」

「ごめんなさい」

「いや、怒ってるわけじゃないよで勝負はついたのか？」

「うん！私が勝ったわ！！」

やはり綾乃が勝ったようだ。なんとなくは予想できたのは言わないでおこう。

「それじゃー、帰るか？」

「待って！まだ行ってない所があるわ！」

「ゲームセンターか？」

「そうよ！せっかく来たんだし遊んで行こ！」

「じゃー、マ◯オカートで勝負するか。それでいいか？夏樹ちゃん」

「うん……今度こそ勝ってやる」

おー、夏樹ちゃんからとんでもない殺気が来たこれは本気だ本気でマ◯カをするつもりか。これは負けてられないな。

レース結果

一位綾乃

二位俺

三位夏樹

このようになった。

この後夏樹ちゃんは家に帰るまで無言であった。

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