第22話3人でお出かけ 前半
とうとう夏休みもあと一週間になってしまった。
あのプールでの事件以来ミサちゃんとは会っていなければメールのやり取りもしていない……いや、できないのである。出来ればもう一度謝りたいところなのだが………というかさっきから声が聞こえる
「……てー」
「……きてー」
「樹ー!早く起きてー、起きてってばーー」
「なんだ?どうした」
「どうしたもこうしたもないよ今日は3人でお出かけしよって約束したじゃん」
あ、忘れてたそう言えばしていたなそんな話
「分かったすぐ準備するから少し待ってて」
「「そのまえに」」
チュッ
おはようのキスは今も続いている。多分一生なくならなそうなので諦めた。だって断ったら多分今ある自由がなくなるのは目に見えているからな。
「お待たせ、すまん!今日忘れてた」
「やっぱ忘れてたんだ」
「ごめんって、その代わりクレープ買ってあげるからさ」
「なら許す」
こういうクレープが好きなところは可愛いんだがな〜、そんな話をしながら俺たちは、あのどデカイショッピングモールに向かっている。そういえばお昼ご飯まだだったなまぁー、俺が遅いせいだけど
「よし先に昼ごはんを食べてから見に行こうか」
因みに昼ごはんは
俺…ざるそば・エビ天・卵・レンコン揚げ
綾乃…カルボナーラ
夏樹…マルゲリータピザ
である。
「美味しかったな」
「そうだなー、やっぱ食べ比べたけどカルボナーラが1番だったかな」
「マルゲリータだよ!」
という回りから見ると可愛い言い争いをしながら俺たちは、フードコートを出た。
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