第56話真田さん
「「「行ってきまーーす」」」
俺たちは今日も3人仲良く学校に行く。一つ変わったと思うのは………
「はーーいいってらっしゃい!」
母さんが家にいるということだ。どうやら母さんは前の仕事を辞めて新しく大手有名会社に勤めることになったらしい。10時出勤とかどんだけホワイトなんだよ。
「おーーい、樹ーーー!」
後ろからの声……この声は裕太だな。
あれ?俺裕太の紹介してなくね?今56話だよな?忘れてたよ。ごめん!じゃー改めて紹介しよう。彼の名前は橋本裕太という夏実と一緒で幼馴染だ。その容姿はかなりかっこよくサッカー部に入っている。勉強もかなり出来て言うなれば完璧イケメンというやつだな……クソが!!因みに綾乃と夏樹ちゃんのブラコンとヤンデレを知っている少ない1人だ。
「おはようございます裕太さん」
「おはよう裕太君」
「あぁおはよう!」
「すまねぇけど樹借りて行っていいか?」
「えぇいいですよそれじゃーお兄ちゃん先に行ってるからね」
「あぁごめんな綾乃、夏樹ちゃん」
そう言って2人と別れた。
「で?なんか会ったのか?お前が朝から俺を呼び止めるなんて」
「会ったもクソもお前知らないのか?」
「?何がだ?」
「あーその顔絶対知らないな今ラインでなお前と真田さんが付き合ってるなんて噂が流れてるんだよ」
「え!?なんだよその噂!」
「お前が真田さんの家に入っていくのを見たっていうクラスの女子が居たんだよ」
これあれだな間違いなく監禁された日だよな。
「そんでその件について今日お前から問い詰めてやるって言っていたからな俺は親友想いのやつだから忠告だけしとくぜ」
「親友想いなら庇ってくれよ…」
ため息をついた時だった
「おーーーい!樹くーーーん!!」
この会話から推測するに後ろからくる人は1人しかいない。
「おはよう真田さん」
「うん!おはよう!橋本君もおはよう」
「うんおはよう樹俺も先に行くわ要件も済んだしそれに俺がいると邪魔だろうしな」
「は!?ちょっ!待っ」
そう行って裕太は足早に行ってしまった。
「で?真田さん。俺になんか用?」
「ううん特に用事とかじゃなくてさ樹君と一緒に行こうかなと思ってさ」
クソッ美少女なだけあるぜ一つ一つの笑顔が眩しい。
「分かったよ……行こっか」
「うん!」
そうして真田さんと一緒に行くのはいいが何か忘れてるような………
この後クラスの男子にめたんこシゴかれたのは言うまでも無い。
俺の妹がヤンデレなんだが…………! レム @0127
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