第43話勝負
あのあと俺は無事家に着いた。妹たちに問い詰められたが俺は疲れていたのでベッドに行きすぐに眠りについた。
「…ンッ……」
「おはようお兄ちゃん♡」
「樹おはようよく眠れた?」
「あぁおはようよく眠れたよそれもいいけどとりあえず俺の上から退いてくれないか?」
「だーめ!昨日はなんで私たちに黙ってどこかに言っていたの?」
「いやちょっと気分の赴くままに歩いていたらこんな時間になってただけでだな」
「嘘!樹嘘つく時いつも鼻をかくもん!」
なんで俺の知らないことまで知ってるの?
俺は突っ込みたくなったがぐっと堪えて言い訳を考えた。
「綾乃、夏樹ちゃんとりあえずお腹すいたな」
これが俺の考えに考え抜いた策だった。ボキャ貧で考える脳が無いとか救いようが無いなー俺
「なんかはぐらかされた気がするけどまぁいいよ昨日夜ご飯も食べずに寝たもんねちょっと待ってて今
オムライス作ってくるから」
真田さんといい綾乃と夏樹ちゃんといいどうして俺の好物を知ってるんだ?言った覚えは無いんだ。
その後俺は綾乃夏樹ちゃん特製愛情たっぷりオムライスを食べた。店さながらの美味しさでフワトロだった。
「お兄ちゃん今暇でしょ?」
「あぁ暇だけどどしたの?」
「昨日私と夏樹ちゃんでさ新作のゲーム買ってきたからさ一緒にゲームしよ!」
「あぁいいよやろうか」
綾乃はマ◯オカートが大好きなのである。因みに俺も夏樹ちゃんも好きである綾乃が「やろやろ!」
と言ってくるで一緒にやっていて結構ハマってるのである。
いつもの成績は
1位 俺
2位 夏樹ちゃん
3位綾乃
と言った成績であるやった当初は綾乃が強かったが今では俺たちの方が上手くなっている。
「お兄ちゃんも夏樹も手加減してよ!」
「無理だ」
「夏樹は!?」
「ごめん」
案の定綾乃は最下位だった。
流石に可哀想かな
「じゃー俺に勝った奴は誰にも好きな事を叶えてやろう」
綾乃の目が変わった
「本当?」
「あぁもちろんそれでいい?夏樹ちゃん」
「うんいいよそれで行こう!」
夏樹ちゃんも相当楽しそうだな。俺たちはレインボーロードで決着をつけることにした。
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