第20話

「「樹ー樹ーおーきーてー!」」



あれ?2人ともいつのまに俺のこと呼び捨てで呼んでるの。



「あ、あーおはようてか何で呼び捨て?」


「だってこれから私たちは樹の彼氏なんだしー彼氏のことお兄ちゃん(樹君)て呼ぶのはねー」



見てわかるように2人は俺にデレデレである。なんか凄い恥ずいな。て!ダメだダメだ俺はお兄ちゃんであり夏樹ちゃんはいいのかな?



「じゃー、「「樹」」おはようのチューしよ♡」


「……………」


出来ればしたくない………


「どうしたの?まさかしたくないとか言わないよね?」


「わかった!わかったからその手にあるスタンガンを下ろそうか!」


クッ!致し方ない


「チュッ…ん!?」


「おい綾乃!!いま舌入れて来たな!」


「えへへへへ入れちゃったテヘッ!」


「樹!私にも!!」


「ん!お、おい夏樹ちゃん、んん!」


最初からフルスロットルですか!


「あーーー!夏樹いいな〜」


「お兄ちゃん!もう一回!」


綾乃、呼び方治ってるぞ。付き合った次の日の朝からこうとは、先が思いやられるよ………。

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