第4話教室にて

ガラガラガラ


教室のドアを開ける。


「おはよう樹」


「あぁおはよう夏実」


彼女の名前は夏実俺とは幼馴染だな昔から仲良く遊んだりしている。おわかりだろうが妹は、夏実が大嫌いだ家に呼ぶたびいろいろ嫌がらせしてくる。


「昨日メール送ったけど無視したでしょー」


「すまん!昨日はスマホ見てなかった」


「そうだと思った。既読もついて無かったしさ」


言えない昨日妹にスマホを没収されていたとは、


「お兄ちゃん今日家に帰っている時他の女見ていたでしょ?お仕置きが必要だね?あとスマホ貸して」


「なんでだ!?」


「なんでって見せられない理由があるの?ねーお兄ちゃんこれ以上お仕置きしたくないんだよなー」


「はい!すぐにお渡しします!!」


うん、絶対言えない。そんなこと言ってみろ想像もしたくない。キーンコーンカーンコーンチャイムが鳴ったので自分の席に着いた。




  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る