興信所を営む五味民雄(通称『強請り屋』)は、人捜し目的で山奥の新興宗教総本山へ。しかし、宗教団体内部のゴタゴタに巻き込まれ、連続殺人事件に遭遇してしまう。あの強請り屋が帰ってきた!本作は、総本山から出られないクローズドサークルのため、前作『強請り屋 悪魔の羽根顛末』のほうが平常時の五味の活動を理解し易いとは思いますが、事件が独立なので本作から読んでも大丈夫です。とにかく判断基準が「金になるかならないか」なので、五味の物事を見る目が余計な物で曇らされることなく、現実的でシビアなのが良いです。面白かったです。
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