概要
彼女の名はミドリ。その明晰すぎる頭脳が事件を呼ぶ、危険な小学四年生。
僕、秋津俊介は駆けだしの童話作家だ。ふとしたきっかけからミドリという名の少女と出会い、彼女が引きよせる事件に巻き込まれてゆく。
小学四年生でありながら頭脳明晰、冷静なミドリはいつも謎の言葉、謎の行動で僕をけむに巻く。ミドリと行動を共にするうち、僕は彼女の抱える闇とも向き合うことになる…
小学四年生でありながら頭脳明晰、冷静なミドリはいつも謎の言葉、謎の行動で僕をけむに巻く。ミドリと行動を共にするうち、僕は彼女の抱える闇とも向き合うことになる…
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!様々な思惑、事情が錯綜する、大人びた少女と作家のストーリー
主人公はある時、万引きしている人物を目撃する。それを追うと突然、少女に声をかけられる。その少女は万引き犯を見逃せといいーー
そんな衝撃的な出逢いから始まるミステリー小説ですが、小さな事件から大きな事件へとどんどん発展していき、事態は思わぬ方向に動き出します。登場人物の関係性もするすると後半に紐解かれ、私の大好きな「どんでん返し」がこれもかと言わんばかりに盛り込まれています。
二時間ドラマで映像化してもよいんじゃないかと思うほどに素晴らしい作品でした。
文章も読みやすく、また大人びた少女のミドリが可愛らしくアクセントを出していますので、文の量に圧倒されることなく是非とも読んでほしいです。
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