概要
餌付けする吸血鬼と空腹おまじない少女、運命の出会い。
旅芸人の一座でお腹を空かせながら下働きをする少女タシャ。ある興行地で親切な旅の学者クロイに出会い初めて自由な暮らしを夢見るようになるが、彼女は実は――。
吸血鬼と空腹少女の奇妙な出会いの物語。
【直しを入れました】
・10万字に改稿したバージョンに差し替えます。→しました(20180804)
・変更点は、多過ぎたルビの削除、魔族名称などの固有名ルビの追加、多少のエピソード追加など。いずれも話の筋が変更を受けるものではありません。
【連載時の注意書きログ】
* 作者は異世界ものにカタカナ語等を使うことにはある程度抵抗がない方なので、すぐにスプーンとかベルとかリボンとか書きます
* 既に全部書き終わっているので完結します→しました(2018/07/13)
* 全体で約89000字を1
吸血鬼と空腹少女の奇妙な出会いの物語。
【直しを入れました】
・10万字に改稿したバージョンに差し替えます。→しました(20180804)
・変更点は、多過ぎたルビの削除、魔族名称などの固有名ルビの追加、多少のエピソード追加など。いずれも話の筋が変更を受けるものではありません。
【連載時の注意書きログ】
* 作者は異世界ものにカタカナ語等を使うことにはある程度抵抗がない方なので、すぐにスプーンとかベルとかリボンとか書きます
* 既に全部書き終わっているので完結します→しました(2018/07/13)
* 全体で約89000字を1
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!古びた物語本を開いたような、九日間の物語。
幾人もの登場人物の視点で描き出されるのは、タシャと呼ばれる少女がサーカスの下働きとして、餓死寸前の身の上で生きなければならなくなったその事情に至る出来事。
そして、彼女がなんなのかと、一人の吸血鬼が彼女に手を伸ばすまでの経緯です。
描き出される物語のイメージはおとぎ話のようながら、ひどくシビアでもあり。美しいばかりではなく陰惨で無慈悲な現実と、人ならぬものが息づく古い伝承のような世界が同じだけたっぷりと描き出されます。
綴られる顛末は少しだけ突き放すような静かさで淡々とした手触りではあるものの、目を覆いたくなるほど虐げられたタシャが初めて人として扱われたときの心の動きと、抑えた筆致ながら…続きを読む