概要
これは、少年が戦う理由を見付けるまでの物語。
大地に蔓延る機械の蟲。土煙を立て疾走する多脚機械。いつ終わるとも知れぬ生存競争。知恵持つ獣の砦階層都市。見も知らぬ世界に放り出され、命を預けたのは巨腕の機械。
ーー還るため、還すため、少年は戦う。
ーー還るため、還すため、少年は戦う。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!そして、少年は愛機の操縦桿を握る
ロボットモノというジャンルにおいて、少年の多くはパイロットとして操縦桿を握ってきた。
やむを得ない事情があったにせよ、運命的な巡り合わせがあったにせよ、少年が巨大な人型の操り手となり、力を奮って行く――――
ロボモノで王道とされる展開の一つには、確かにこういった構造がある。
だから、操縦桿を握るという行為は、ロボット・ドラマの点火始動を告げる儀式のようなものだと、自分は思う。
なら、アンダイナスはどうだろう?
アンダイナスに登場する主人公は、第一章の多くを通じて同乗者だ。パイロットと呼ぶには、技術も、動機も、必要性も、決して多くはなかった。
本来ならば第一話で消化されて然るべきような…続きを読む - ★★★ Excellent!!!掛け合い! SF! ロボ! ほのぼの! これヤバい!
のっけから主人公の“語り”で何事かと思わせてくれますが。
主人公、全く取り柄がないかに見えて……実は伸び代がものすごい。
まずツッコミ。ツンデレなヒロインとの掛け合いが見ていて何とも面白い。
かと思えばロボ。
これでもかってほどSFの醍醐味を味わわせてくれます。大丈夫、初心者からマニアまで守備範囲は広大です。
さらにアクション。
駆け引きまで含めた戦闘の妙。そう、こういうのが見たかった! という展開を見せてくれます。
ほのぼの。
一気に引き寄せられる引力です。これでぐっと引き寄せられ、離れられなくなったところへ――。
ヤバい展開。
これは、是非ともその眼でお確かめください。呆然とす…続きを読む